指定席券売機でのICチャージ
北海道の指定席券売機には、他社に先駆けて、近距離のエド券を発券する機能が付加されています。札幌都市圏の中規模駅に次々と指定席券売機が導入され、その多くは既存の近距離券売機を置き換えたものですので、その代替機能として付加されています。
さて、先月末から、北海道に滞在していた私は、最終日、桑園で降り、駅前のがらがらなイオンで夕食を済ませました。例の疫病により、不要不急の外出は控えるように、との北海道知事の通達があったからです。
桑園駅も列車毎の改札で、乗客はみな目的の列車が改札中になるまで、自動改札の外側で待っています。私も待っていました。暇なので、ふと指定席券売機(アシストマルス)を見ていると、「ICカードチャージ」というメニューを見つけました。
(桑園駅のアシストマルス)
近距離券売機の代替であれば、チャージができても不思議はないのですが、これは今のところ、他社にはない機能です。
クレジット一体型Kitacaであれば、クレジットチャージもできるようですが、あいにくSuicaしかなかったので、千円を入れて、チャージしてみました。「領収書」のボタンを押すと、当たり前ですが、領収書が出てきました。それ以外には何も出てきません。これは近距離券売機と同じです。
領収書はマルス券です。購入商品は「チャージ」だそうです。券番をみると、60055となっており、購入商品下の(50054)は、「チャージ」という「発券」をした、という連番だと思います。
その前に購入した普通のマルス乗車券は、30052です。そうすると、このチャージ機能は、近距離きっぷを発売する機能ではなく、マルス機能の一つだと考えられます。近距離券を購入した際の番号は、全く別のものが振られるからです。参考までに、苗穂で買った近距離券を載せておきます。こちらの券番は、0115で、領収書は0116です。マルス機能の番号とは全く別です。
また、JR北海道の一部駅では、みどりの窓口のマルス端末でチャージができるところもあるそうです。北海道は、なかなか先進的な取り組みをすることが多いところですので、まだなにか新機能が出てくるかもしれません。
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