幾寅駅常備券
根室本線の東鹿越~新得間は、2016年8月の台風で被害を受け、それ以降バス代行が続いています。十勝管内から上川管内へ抜ける丁度境目の区間で利用者も少ないので、復旧させる費用対効果が薄く、実質的に放置されており、この区間の代行バスも今は1日4往復に減便されています。
鉄道時代に乗ったことはありますが、バス代行になってから先日初めてこの区間に足を踏み入れました。帯広から旭川へ行くときに便利な路線でしたが、代行バスになってからは使いにくくなり、都市間バスを使うようになりました。
一日散歩きっぷを持って、新得駅の駅前バス乗り場から代行バスに乗ります。時刻表には載っていませんが、代行バスは、スキー場のサホロリゾートに寄ります。新得駅からサホロリゾートまでは、サホロリゾートの無料送迎バスという扱いだそうです。落合方面から乗った場合の運賃はどうなるのか気になりますが、おそらく新得までの運賃だと思います。
少し話が逸れましたが、狩勝峠を超えて、バスは上川管内に入ります。十勝峠から見る十勝方面の景色は圧巻です。落合で少々時間調整をしたあと、幾寅に着きました。あくまで代行バスなので、国道上ではなく、駅前に停留所があります。幾寅駅は、映画「ぽっぽや」のロケ地で、キハ22風に改造されたキハ40やら映画のセットが保存されていますが、とりあえず先を急ぎます。
幾寅駅では、北の大地の入場券と、幾寅→富良野の普通乗車券、富良野⇔札幌間の「富良野札幌往復きっぷ」が発売されています。駅の観光案内所で売っていますが、ここは土休日は休みです。休みのときは、道の駅南ふらので買えますが、この道の駅は、駅から1100m離れています。
(幾寅駅と「ぽっぽや」セット)
私は、1456着のバスを降り、代行バスが東鹿越まで行って折り返してくるまでの25分間で、この道の駅まで往復しようとしていました。普通に歩けば、分速80m計算で、片道13分かかります。ですので、行きは走りました。走ったら5分掛かりませんでしたが、これは毎朝1時間のジョギングと週1回のトレーニングで、それなりに足腰を鍛えている私のスピードですので、あまり参考にしない方がいいと思います。
(道の駅南ふらの)
道の駅の売店で、入場券と富良野までの乗車券を買いました。日付は今日でいいですか?と聞かれました。いわゆる「から通」の印が最初から押してあります。ここできっぷを買う人はほぼ100%趣味目的でしょうから、券番から察するに、それなりの収入になっているようです。富良野札幌往復きっぷもありますが、これは高額なので、さすがに買えませんでした。使う予定でもあればいいのですが、、。
(帰りのバス)
道の駅スタンプを押して、帰りは速足で駅に戻ると、もう1519でした。1521の定刻にバスが来て、新得へ折り返しました。「ぽっぽや」の映画セットを見学する暇もなかったです。
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