特急とき
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
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昨年11月に、上野~新潟間で、「特急とき」が運転されました。在来線の臨時特急です。上越新幹線の開業とともに運行を終了した特急「とき」号ですが、幕張の183系や、上沼垂の485系等を使って、時々リバイバル運転がされていました。
今はもう183系も485系も消えてしまっているので、国鉄風色に塗り替えられた勝田のE653系7両編成で運転されました。(個人的には、485系なぞ、いくらでも走っている、というイメージしかないので、形式消滅というのは信じられませんが…)よって、リバイバル感はありませんが、E653系で新潟から上野まで乗りとおせるのは面白そうだな、と思って、乗ってきました。指定券は、えきねっと事前予約で普通に取れました。
(新潟にて)
新潟を12時半過ぎに出て、上野には17時半頃の到着です。観光列車ではないので、途中停車駅でのバカ停はありません。新津、東三条、長岡、浦佐、越後湯沢、水上、高崎のみ停車します。大宮は通過です。恐らく首都圏での短区間乗車を排除するためだと思います。
秋晴れの新潟駅から、職員による盛大な見送りを受けて発車しました。特急列車ですので、乗車には当然特急券が必要です。快速指定券のように安くはないので、指定席の売れ行き通りの乗車率でした。所々空席もありましたが、ほぼ満席です。
(上越線内にて)
信越本線も上越線も制限速度上限で走っているようで、また各駅の停車時間もわずかなので、臨時列車とは思えない俊足でした。六日町手前で、ほくほく線と並走しましたがこちらは六日町通過なので、すぐに追い越し、上越国境に差し掛かると、紅葉が見事でした。新前橋で時間調整のため数分停車しました。放送で「時間調整」と言っていましたが、あまりに速く走りすぎて、早着したのでしょうか。所定ダイヤ通りだったのかはよくわかりません。
大宮を通過すると、「特急とき号のご紹介をいたします。録音される方はご準備をお願いいたします」と前置きが入り、車内が苦笑に包まれたあと、とき号の歴史紹介がありました。観光放送等の一切なく、淡々と停車駅を告げるだけで、ほぼ定期列車でしたので、この放送が唯一臨時列車を感じられる要素でした。
終着の上野には数分遅れて到着しました。所要時間は5時間ほどでしたが、E653系は快適でした。またこういう臨時列車にありがちな挙動不審なオタクもおらず、車内も実に静かなものでした。
東日本管内の各種臨時列車が次々と特急化されており、一部不満の声も聞こえますが、定期特急と遜色ない車内設備で、車内の治安もよくなるので、私はどんどん特急にすればいいと思っています。
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