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2022年6月13日 (月)

急行「花たび そうや」その1(幌延→稚内)

 お久しぶりです。北海道ばかり行っていたり、少し忙しかったりで更新が途絶えていました。

 さて、一昨年に初めて企画されるも、緊急事態宣言(懐かしい響きがしますね…)の発出により運転取り消しとなり、昨年こそは、と指定券の発売がされるも、またもや緊急事態宣言の発出により、運転開始前日の夜20時に突如運転中止が発表された宗谷本線の観光列車、急行「花たび そうや」号が、今年も設定されることになりました。ちなみに去年は、指定券を10時打ちしてもらって取れたものの、3か月くらいしてから払い戻しています。

 運転区間は昨年企画分と同じく、旭川~稚内の全区間、土曜日に下り稚内行き、日曜日に上り旭川行き、運転期間は、5月14日~6月5日の合計8日間、上下各4本です。指定券は昨年同様、熾烈な争奪戦が想定されました。JR北海道も、緊急事態宣言が出される度に観光列車を運転中止にしていたのでは各方面から反感を買う、と気づいたのか、昨年秋ごろから、車内イベント一部中止にするくらいで運転自体は継続していたので、今年は運転されるだろうと予想ができました。

 初日の発売日は参戦せず様子見をしていて、当落がTwitterで出るだろうと思っていましたが、情報がほとんど上がってきませんでした。2年連続運転中止になっていたので、敬遠されたのかと思いました。翌週は予備で参戦するつもりで、えきねっと事前予約の待機をしていましたが、丁度この日は、えきねっとがサーバー落ちしたのか、まったく繋がらない状況でしたので不戦敗です。

 駅で10時打ちした人の情報を見ていると、上りの名寄~旭川間で、60/80席が団体枠になっているとかいう噂がありました。マルスで座席選択画面を見れば、団体枠分は、〇でも×でもなく、団体と表示されるので、見ればわかります。真偽のほどはともかく、(限りなく真に近いとは思いましたが)、結構厳しい戦いだなと思いました。

 本命の5月28日発売分は事前予約を打ちましたが、敗れました。しかし、会社で夕方何気なく、えきねっとを見ると、乗車予定区間の幌延→稚内は、△が出ていました。すかさず確保です。通路側でしたが、まあそこはいいです。翌日29日は、稚内→旭川の全区間乗車しようとしていたので、事前予約を打つために有給休暇を取りました。その顚末はまた次回にします。

 そういうわけで、下りは乗れることが確定しました。「今年こそ、行けSOYA」というキャッチコピーで無事に運転が開始されました。ただ、私のフォロワーさんの範囲では、乗車ツイートはおろか、リツイートでさえ回ってこなかったので、事前情報通り、団体枠が多かったことが推測されます。

 こういう観光列車は、運転を企画しても、指定券は歴戦のオタクにより発売開始とともに、1、2秒で瞬殺され、本来想定していた顧客の一般観光客が複数名で乗ろうとしても、まず指定券が取れない、空きが出ても1席だけ、それもすぐ取られる、という状況になるのが常で、乗車すると、観光なんかしなさそうな、終着駅に着いたらすぐ折り返していくオタクばかり、ということがままあります。それを回避するために旅行社のパックツアーに取り込んで、団体枠設定で予め席を抜いておく、ということがよくあります。それ自体は企画目的に沿ったものですので、私は賛成ですが、4分の3を抜くとかそういうのはどうかな、とは思います。

 それはともかく、Twitterで観測している限りではあまり話題になっていませんでしたが、5月26日夜のAIRDO便で私は千歳に飛びました。最初の予定通り、翌日は羽幌線沿いのオロロンラインを沿岸バスで北上し、初山別村で1泊しました。星が綺麗な天文台のある村で、前浜でとれた魚介類が美味しい温泉宿があるので個人的に気に入っていて、よく来ます。朝、千歳のホテルで思いっきり寝過ごし、フロントの電話で起こされるという失態を犯しましたが、夕方には初山別に着きました。ただ天気がダメで、留萌についたときには折り畳みは役に立たない大雨で傘を買いました。

2022_05290030(初山別村の朝)

2022_05290034(みさき台公園。すぐ曇り)

2022_05290055(バスが来る頃には、雨)
 海の幸と温泉を堪能して、翌朝目が覚めると、外は青空が広がっていました。これは期待できるかと思いきや下り坂の天気で、初山別を沿岸バスで出発するころにはまた雨になりました。この頃には、「花たび そうや」号は旭川を出発しています。フォロワーさんが大勢乗車しているのが観測されました。1号車はオタク、2号車は団体の一般観光客という棲み分けで出発したようです。

 さて、バスで幌延に着きました。駅舎は、「花たび そうや」の歓迎ムードです。観光協会の方が大勢現れましたが、乗客は見えませんでした。幌延から乗るのは私一人のようです。
2022_05290076(幌延駅)
2022_05290112(幌延町のゆるキャラ「ホロベー」)

 列車は「紫水」を先頭に入線してきました。編成は前から、「紫水」、「道北流氷の恵み」、「山明」の3両編成で、1号車、増結1号車、2号車の順です。増結1号車はフリースペース扱いです。

2022_05290080(「花たび そうや」号が入線)
2022_05290109(幌延にて)
21300002
 私の席は2号車の通路側でしたが、同じボックスの反対側が空いていたので、そちらに座りました。2号車の一般観光客はどこかで降りたようで、オタクしかいませんでした。この「山紫水明」シリーズは、普通のキハ40を観光改造したもので、座席配置などはそのままですが、モケットや内装に手が入っています。

2022_05290104
2022_05290094(ヘッドマーク)
 前後でヘッドマークのデザインが異なっていて、稚内方の「紫水」は、利尻富士と原生花園、旭川方の「山明」は、塩狩峠の桜をイメージしているようです。道北の原生花園は、サロベツ原生花園が著名ですが、花の最盛期は、6月初旬から中旬です。オレンジ色のエゾカンゾウが咲きます。この日、私は遠別町の金浦原生花園というところで途中下車しようと思っていましたが、まだ咲いてませんでした。去年は6月初旬で満開になっていたので期待していたのですが。
2021_06070142_20220613144101(参考:昨年の遠別町金浦原生花園)

 幕は「急行」、サボも「急行|指定席」が差してあります。フリースペース扱いの増結1号車は「急行」だけでした。

2022_05290098
2022_05290096(2号車のサボ)
2022_05290117
2022_05290114(増結1号車のサボ)

 列車は宗谷丘陵を走り、豊富で停車します。豊富町の物産販売は中止になったそうで、誰もいませんでしたが、駅隣接の観光案内所は営業していて、北の大地の入場券やら、北の駅訪問証やらが飛ぶように売れていました。この列車には乗務員のほかに旭川支社営業グループの名札を付けた職員氏も数名乗車していて、乗り遅れがないか確認していました。

 豊富を出て抜海を通過すると、晴れていれば利尻富士の見えるところで徐行します。そういえば徐行区間以外は、80~90km/hくらいで快走していました。この天気なので、当然利尻富士は見えませんでした。

 丘陵地帯の原野から、いきなり住宅と舗装道路が現れ、稚内市街に入ります。熊笹の茂る原野に突如として直線の道路が現れ、その道路の下をくぐると、いきなり大都会になる、稚内のこの瞬間は好きです。北海道の都市は大体どこもこんな感じで、いきなり大都会に入りますが、ここ稚内は最果ての人口3万人の大都会で、余計にいいです。

 市街に入ると、、すぐ南稚内です。稚内市の中心部はここですが、ほぼ降りませんでした。余談ですが、稚内は市内線のバスが15分に1本走っていて、市内移動は結構便利です。

高架線を上がり、すぐ終着の稚内、1643着です。私は幌延からの約1時間でしたので、すぐ着いた、という印象ですが、旭川からは長かったと思います。この日は稚内駅から徒歩5分くらいの波止場に近いホテルに泊まり、夜は、名物の蛸しゃぶを食べに行きました。

 翌朝は7時過ぎに起きて、また小雨の中を稚内駅へ向かいました。出発は0834です。また次回に続きます。

 

 

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