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2022年6月19日 (日)

急行「花たび そうや」その2(稚内→音威子府)

 下りの「花たび そうや」号で稚内に着いて1泊した私は、風の強い曇り空の朝、また稚内駅に来ました。上りの急行「花たび そうや」号は0834発です。朝からホーム上には観光協会の方が横断幕を持って見送りに出ていました。私の席は1号車の「紫水」です。あいにく山側ですが、この天気では利尻富士を望むことは絶対にできません。宗谷線で海が見えるのは南稚内~抜海間の一瞬ですので、右側でも左側でも大差ないです。

2022_05290141(稚内にて)
 列車は満席ですが、私のボックスはもう1人いただけでした。増1号車のフリースペースに陣取っている人もいます。1ボックス4人で、2両定員が実際は3両あるので、単純計算で1ボックスあたり、4×(3分の2)=平均2.6人、ロング部分にいる人や、3人以上いるボックスもあるので、1ボックス2人が相場です。キハ40のボックスに4人詰め込まれたら窮屈なので、これくらいがちょうど良いです。

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2022_05290144(1号車のサボ)
 南稚内から少し乗車して、アルプスの牧場が鳴ると、車掌氏が長い放送を始めました。稚内観光ボランティアの方が豊富まで乗車していて、観光放送をしています。宗谷丘陵は、明治期の山火事で森林が焼け、熊笹の原野になったというのは知りませんでした。周氷河地形が日本で唯一見られるところというのは知っていましたが、前から熊笹原野だと思っていました。

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 抜海付近で徐行運転をしましたが、海上には当然何も見えませんでした。事前に「今日は利尻富士は見えません」と予告があったので、見えないことを確認しただけです。

 エゾシカの飛び出しによる急停車をして、豊富に到着です。ちなみに、車内を歩いてみた感想として、パックツアー等の一般観光客はほぼいませんでした。要するにオタク輸送列車です。豊富で、

2022_05290157(豊富にて)
2019_07280408(3年前の「風っこ そうや」号)
 「風っこ そうや」号の時と同じアングルで写真を撮っていました。そのときも今日も曇り空です。初めて稚内に来た9年前は抜けるような青空で、海上の利尻富士を見た記憶があります。

 10分ほど走って幌延です。ホームで幌延観光協会の物産販売があります。私はここで弁当を受け取りました。「花たび そうや」号と公式にタイアップした弁当は名寄駅で売っていますが、事前予約で売り切れだったので、音威子府村や幌延町がやっていた弁当予約を使いました。Twitterかなにかで存在を知りました。幌延受け取りの秘境牛ハンバーグ弁当(幌延町のトナカイ牧場レストランが作っています)や、天塩中川受け取りの音威子府そばとかに飯弁当などがありました。

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2022_05290161(幌延)
 幌延を出てしばらくすると、雄信内で対向列車待ちです。見ていると、北海道警察のパトカーが駅前に入ってきました。撮り鉄でも線路内に侵入したのか、と思っていたら、なんのことはなく、警察官も列車に手を振っていました。

 天塩川と接近し、川を渡らない橋として著名な問平陸橋を渡ります。天塩川は雨で茶色く濁っています。対岸に砂の川原があり、3年前、ここから「風っこ そうや」号を撮影していた人がいました。道路はなさそうで、岸は森です。カヌーが見えたので、おそらく上流からカヌーを漕いできたのだと思われました。今日はそんな執念の人もいません。

2022_05290175(問平陸橋を渡る)
 問寒別橋梁の撮影隊を横目に、市街地に入りました。河岸には今日も北海道警察がいました。いわゆる追っかけのスピード違反取締のためか、この先も列車に並走する警察車両を何回か目にしました。

 天塩中川では17分停車です。私のきっぷは、ここから指定券が変わります。といっても、席は同じです。この先も、音威子府、美深、名寄と指定券が切り替わります。計5分割です。ただし、席が変わるのは音威子府と名寄の2回だけです。

 発売日の1週間前に、気合を入れて有休をとり、1400に、まず全区間、次に区間を適当に区切って、いろんな区間で事前予約を上限の10件仕込みました。事前予約だけでは信用できないので、発売日、実家から、えきねっとにアクセスしました。

 全区間は当然満席で、まず、稚内から音威子府、これもダメ、次、天塩中川、△だ、確保、そしたら次は天塩中川から音威子府、あ、これもある、確保。この段階で予約を一旦確認すると、事前予約で名寄→旭川だけ取れていました。よって、あとは音威子府から名寄です。着駅、旭川、×、次、名寄、×、美深、△、確保。ラスト、美深→名寄、△、確保。そういうわけで、なんとか全区間確保しました。天塩中川と美深は結果として区切らなくても取れたのですが、適当に検索をして、見つけた区間は即確保という方針で取ったので、5分割されました。通しで買えば1850円ですが、合計5730円もかかりました。急行料金の遠距離逓減が受けられないのと、毎回530円の指定席料金がかかるのが理由です。窓口へ持っていけば、通しの料金にできはしますが、めんどくさいので止めました。

 話を戻します、天塩中川の物販は一番気合が入っていて、9月で廃業する音威子府村の畠山製麺の黒い音威子府蕎麦も売っていました。1人1束で、限定25束です。高齢化が理由で廃業するそうですが、門外不出の製麺法で、もう二度と黒い蕎麦は食べられなくなります。これからこういう事例が各地で更に増えそうですが、どうにかならないものなんですかね。

 宗谷線活性化協議会のグッズ販売などもあったので少し貢献してきました。

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2022_05290187(天塩中川)
 佐久~筬島間では、天塩川の対岸に「北海道命名の地」が見えます。音威子府村の殻が幟を振っています。幕末の探検家松浦武四郎がこの地で、「北加伊道」という名称を考案し、明治政府が北海道と名付けたそうです。

2022_05290193(北海道命名の地)
 筬島を通過するとまもなく音威子府です。私は座席移動をしなければなりません。なぜか音威子府は3分停車です。車掌氏も、「音威子府はお客様の乗降が済み次第すぐの発車です。また、駅のみどりの窓口は日曜日のため休業しています。駅舎へ走っても、入場券はお買い求めいただけません」と言っていました。

 音威子府からは、また次回に続きます。

 

 

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