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2022年6月の3件の記事

2022年6月27日 (月)

えきねっとの東海管内受取

「花たび そうや号」は1回休みです。
 今日は、えきねっとの話題です。これまで新えきねっとについて、いろいろと書いてきました。
 過去回はこちらです。

  新えきねっと攻略(基本編)

  新えきねっと攻略(応用編)

  新えきねっと攻略(その後)

今年の4月1日から、受取箇所がJR東海管内に拡大されました。新大阪や京都、名古屋といった新幹線主要各駅には、「えきねっとは取り扱えません」と大きく掲示されていて、利用者、係員双方にとって不都合だったので、大きく改善されました。

ただし、指定席券売機のみで、「JR全線きっぷうりば」は対象外です。e5489のように、JR東海管内が含まれる予約であること、また、えきねっとを北海道内で受け取るときはJR東海管内を含まないことといった、エリアによる制約はありませんが、一部の予約については取り扱えません。取り扱えないものは、次の通りです。(えきねっとのプレスリリース(2022年2月22日付)より抜粋)

○ チケットレス商品
 ・新幹線 e チケットサービス
(「えきねっとトクだ値」「往復割引」「大人の休日倶楽部割引」「株主優待割引」「JRE POINT 特典チケット」「JRE POINT アップグレード」を含む)
 ・えきねっとチケットレスサービス(「JRE POINT 特典チケット」を含む)
 ・えきねっとチケットレス座席指定券
 ・えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)

○ 紙のきっぷ
 ・えきねっとトクだ値
 ・大人の休日倶楽部割引
 ・株主優待割引

○ おトクなきっぷ 

 要するに、JR東日本、及びJR北海道完結の割引商品、ということです。JR東海管内で受け取れなくても、特に困らなさそうなものばかりです。境界駅の券売機等で受け取れますので。

 また、受け取れるのは指定席券売機のみで、設置されている駅は、今年4月1日時点で次の画像の通りです。(上記プレスリリースより抜粋)クリックすると拡大します。
Photo_20220627161401
東日本管内であれば、主要駅と、首都圏各駅にはほぼ指定席券売機が設置されているので、これを見た感想としては案外少ないんだな、というところです。

 さっそく沼津駅で受け取ってきました。事前決済だと、(2-タ)になるのは、北海道で受け取ったときと同じです。駅支払いにすれば、(3-タ)になります。
11100114

 個人的に、えきねっと事前決済をすれば乗車券だろうが自由席特急券だろうがビューカードのポイントが3%溜まるので、積極的に、えきねっとで乗車券を買っていますので、東海管内や関西圏へ出かけるときには、これから重宝しそうです。JR西日本も、北陸エリアだけと言わず、大阪や三ノ宮でも受け取れるようにしてもらえるとよいのですが。

 

 

2022年6月19日 (日)

急行「花たび そうや」その2(稚内→音威子府)

 下りの「花たび そうや」号で稚内に着いて1泊した私は、風の強い曇り空の朝、また稚内駅に来ました。上りの急行「花たび そうや」号は0834発です。朝からホーム上には観光協会の方が横断幕を持って見送りに出ていました。私の席は1号車の「紫水」です。あいにく山側ですが、この天気では利尻富士を望むことは絶対にできません。宗谷線で海が見えるのは南稚内~抜海間の一瞬ですので、右側でも左側でも大差ないです。

2022_05290141(稚内にて)
 列車は満席ですが、私のボックスはもう1人いただけでした。増1号車のフリースペースに陣取っている人もいます。1ボックス4人で、2両定員が実際は3両あるので、単純計算で1ボックスあたり、4×(3分の2)=平均2.6人、ロング部分にいる人や、3人以上いるボックスもあるので、1ボックス2人が相場です。キハ40のボックスに4人詰め込まれたら窮屈なので、これくらいがちょうど良いです。

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2022_05290144(1号車のサボ)
 南稚内から少し乗車して、アルプスの牧場が鳴ると、車掌氏が長い放送を始めました。稚内観光ボランティアの方が豊富まで乗車していて、観光放送をしています。宗谷丘陵は、明治期の山火事で森林が焼け、熊笹の原野になったというのは知りませんでした。周氷河地形が日本で唯一見られるところというのは知っていましたが、前から熊笹原野だと思っていました。

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 抜海付近で徐行運転をしましたが、海上には当然何も見えませんでした。事前に「今日は利尻富士は見えません」と予告があったので、見えないことを確認しただけです。

 エゾシカの飛び出しによる急停車をして、豊富に到着です。ちなみに、車内を歩いてみた感想として、パックツアー等の一般観光客はほぼいませんでした。要するにオタク輸送列車です。豊富で、

2022_05290157(豊富にて)
2019_07280408(3年前の「風っこ そうや」号)
 「風っこ そうや」号の時と同じアングルで写真を撮っていました。そのときも今日も曇り空です。初めて稚内に来た9年前は抜けるような青空で、海上の利尻富士を見た記憶があります。

 10分ほど走って幌延です。ホームで幌延観光協会の物産販売があります。私はここで弁当を受け取りました。「花たび そうや」号と公式にタイアップした弁当は名寄駅で売っていますが、事前予約で売り切れだったので、音威子府村や幌延町がやっていた弁当予約を使いました。Twitterかなにかで存在を知りました。幌延受け取りの秘境牛ハンバーグ弁当(幌延町のトナカイ牧場レストランが作っています)や、天塩中川受け取りの音威子府そばとかに飯弁当などがありました。

2022_05290166
2022_05290161(幌延)
 幌延を出てしばらくすると、雄信内で対向列車待ちです。見ていると、北海道警察のパトカーが駅前に入ってきました。撮り鉄でも線路内に侵入したのか、と思っていたら、なんのことはなく、警察官も列車に手を振っていました。

 天塩川と接近し、川を渡らない橋として著名な問平陸橋を渡ります。天塩川は雨で茶色く濁っています。対岸に砂の川原があり、3年前、ここから「風っこ そうや」号を撮影していた人がいました。道路はなさそうで、岸は森です。カヌーが見えたので、おそらく上流からカヌーを漕いできたのだと思われました。今日はそんな執念の人もいません。

2022_05290175(問平陸橋を渡る)
 問寒別橋梁の撮影隊を横目に、市街地に入りました。河岸には今日も北海道警察がいました。いわゆる追っかけのスピード違反取締のためか、この先も列車に並走する警察車両を何回か目にしました。

 天塩中川では17分停車です。私のきっぷは、ここから指定券が変わります。といっても、席は同じです。この先も、音威子府、美深、名寄と指定券が切り替わります。計5分割です。ただし、席が変わるのは音威子府と名寄の2回だけです。

 発売日の1週間前に、気合を入れて有休をとり、1400に、まず全区間、次に区間を適当に区切って、いろんな区間で事前予約を上限の10件仕込みました。事前予約だけでは信用できないので、発売日、実家から、えきねっとにアクセスしました。

 全区間は当然満席で、まず、稚内から音威子府、これもダメ、次、天塩中川、△だ、確保、そしたら次は天塩中川から音威子府、あ、これもある、確保。この段階で予約を一旦確認すると、事前予約で名寄→旭川だけ取れていました。よって、あとは音威子府から名寄です。着駅、旭川、×、次、名寄、×、美深、△、確保。ラスト、美深→名寄、△、確保。そういうわけで、なんとか全区間確保しました。天塩中川と美深は結果として区切らなくても取れたのですが、適当に検索をして、見つけた区間は即確保という方針で取ったので、5分割されました。通しで買えば1850円ですが、合計5730円もかかりました。急行料金の遠距離逓減が受けられないのと、毎回530円の指定席料金がかかるのが理由です。窓口へ持っていけば、通しの料金にできはしますが、めんどくさいので止めました。

 話を戻します、天塩中川の物販は一番気合が入っていて、9月で廃業する音威子府村の畠山製麺の黒い音威子府蕎麦も売っていました。1人1束で、限定25束です。高齢化が理由で廃業するそうですが、門外不出の製麺法で、もう二度と黒い蕎麦は食べられなくなります。これからこういう事例が各地で更に増えそうですが、どうにかならないものなんですかね。

 宗谷線活性化協議会のグッズ販売などもあったので少し貢献してきました。

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2022_05290187(天塩中川)
 佐久~筬島間では、天塩川の対岸に「北海道命名の地」が見えます。音威子府村の殻が幟を振っています。幕末の探検家松浦武四郎がこの地で、「北加伊道」という名称を考案し、明治政府が北海道と名付けたそうです。

2022_05290193(北海道命名の地)
 筬島を通過するとまもなく音威子府です。私は座席移動をしなければなりません。なぜか音威子府は3分停車です。車掌氏も、「音威子府はお客様の乗降が済み次第すぐの発車です。また、駅のみどりの窓口は日曜日のため休業しています。駅舎へ走っても、入場券はお買い求めいただけません」と言っていました。

 音威子府からは、また次回に続きます。

 

 

2022年6月13日 (月)

急行「花たび そうや」その1(幌延→稚内)

 お久しぶりです。北海道ばかり行っていたり、少し忙しかったりで更新が途絶えていました。

 さて、一昨年に初めて企画されるも、緊急事態宣言(懐かしい響きがしますね…)の発出により運転取り消しとなり、昨年こそは、と指定券の発売がされるも、またもや緊急事態宣言の発出により、運転開始前日の夜20時に突如運転中止が発表された宗谷本線の観光列車、急行「花たび そうや」号が、今年も設定されることになりました。ちなみに去年は、指定券を10時打ちしてもらって取れたものの、3か月くらいしてから払い戻しています。

 運転区間は昨年企画分と同じく、旭川~稚内の全区間、土曜日に下り稚内行き、日曜日に上り旭川行き、運転期間は、5月14日~6月5日の合計8日間、上下各4本です。指定券は昨年同様、熾烈な争奪戦が想定されました。JR北海道も、緊急事態宣言が出される度に観光列車を運転中止にしていたのでは各方面から反感を買う、と気づいたのか、昨年秋ごろから、車内イベント一部中止にするくらいで運転自体は継続していたので、今年は運転されるだろうと予想ができました。

 初日の発売日は参戦せず様子見をしていて、当落がTwitterで出るだろうと思っていましたが、情報がほとんど上がってきませんでした。2年連続運転中止になっていたので、敬遠されたのかと思いました。翌週は予備で参戦するつもりで、えきねっと事前予約の待機をしていましたが、丁度この日は、えきねっとがサーバー落ちしたのか、まったく繋がらない状況でしたので不戦敗です。

 駅で10時打ちした人の情報を見ていると、上りの名寄~旭川間で、60/80席が団体枠になっているとかいう噂がありました。マルスで座席選択画面を見れば、団体枠分は、〇でも×でもなく、団体と表示されるので、見ればわかります。真偽のほどはともかく、(限りなく真に近いとは思いましたが)、結構厳しい戦いだなと思いました。

 本命の5月28日発売分は事前予約を打ちましたが、敗れました。しかし、会社で夕方何気なく、えきねっとを見ると、乗車予定区間の幌延→稚内は、△が出ていました。すかさず確保です。通路側でしたが、まあそこはいいです。翌日29日は、稚内→旭川の全区間乗車しようとしていたので、事前予約を打つために有給休暇を取りました。その顚末はまた次回にします。

 そういうわけで、下りは乗れることが確定しました。「今年こそ、行けSOYA」というキャッチコピーで無事に運転が開始されました。ただ、私のフォロワーさんの範囲では、乗車ツイートはおろか、リツイートでさえ回ってこなかったので、事前情報通り、団体枠が多かったことが推測されます。

 こういう観光列車は、運転を企画しても、指定券は歴戦のオタクにより発売開始とともに、1、2秒で瞬殺され、本来想定していた顧客の一般観光客が複数名で乗ろうとしても、まず指定券が取れない、空きが出ても1席だけ、それもすぐ取られる、という状況になるのが常で、乗車すると、観光なんかしなさそうな、終着駅に着いたらすぐ折り返していくオタクばかり、ということがままあります。それを回避するために旅行社のパックツアーに取り込んで、団体枠設定で予め席を抜いておく、ということがよくあります。それ自体は企画目的に沿ったものですので、私は賛成ですが、4分の3を抜くとかそういうのはどうかな、とは思います。

 それはともかく、Twitterで観測している限りではあまり話題になっていませんでしたが、5月26日夜のAIRDO便で私は千歳に飛びました。最初の予定通り、翌日は羽幌線沿いのオロロンラインを沿岸バスで北上し、初山別村で1泊しました。星が綺麗な天文台のある村で、前浜でとれた魚介類が美味しい温泉宿があるので個人的に気に入っていて、よく来ます。朝、千歳のホテルで思いっきり寝過ごし、フロントの電話で起こされるという失態を犯しましたが、夕方には初山別に着きました。ただ天気がダメで、留萌についたときには折り畳みは役に立たない大雨で傘を買いました。

2022_05290030(初山別村の朝)

2022_05290034(みさき台公園。すぐ曇り)

2022_05290055(バスが来る頃には、雨)
 海の幸と温泉を堪能して、翌朝目が覚めると、外は青空が広がっていました。これは期待できるかと思いきや下り坂の天気で、初山別を沿岸バスで出発するころにはまた雨になりました。この頃には、「花たび そうや」号は旭川を出発しています。フォロワーさんが大勢乗車しているのが観測されました。1号車はオタク、2号車は団体の一般観光客という棲み分けで出発したようです。

 さて、バスで幌延に着きました。駅舎は、「花たび そうや」の歓迎ムードです。観光協会の方が大勢現れましたが、乗客は見えませんでした。幌延から乗るのは私一人のようです。
2022_05290076(幌延駅)
2022_05290112(幌延町のゆるキャラ「ホロベー」)

 列車は「紫水」を先頭に入線してきました。編成は前から、「紫水」、「道北流氷の恵み」、「山明」の3両編成で、1号車、増結1号車、2号車の順です。増結1号車はフリースペース扱いです。

2022_05290080(「花たび そうや」号が入線)
2022_05290109(幌延にて)
21300002
 私の席は2号車の通路側でしたが、同じボックスの反対側が空いていたので、そちらに座りました。2号車の一般観光客はどこかで降りたようで、オタクしかいませんでした。この「山紫水明」シリーズは、普通のキハ40を観光改造したもので、座席配置などはそのままですが、モケットや内装に手が入っています。

2022_05290104
2022_05290094(ヘッドマーク)
 前後でヘッドマークのデザインが異なっていて、稚内方の「紫水」は、利尻富士と原生花園、旭川方の「山明」は、塩狩峠の桜をイメージしているようです。道北の原生花園は、サロベツ原生花園が著名ですが、花の最盛期は、6月初旬から中旬です。オレンジ色のエゾカンゾウが咲きます。この日、私は遠別町の金浦原生花園というところで途中下車しようと思っていましたが、まだ咲いてませんでした。去年は6月初旬で満開になっていたので期待していたのですが。
2021_06070142_20220613144101(参考:昨年の遠別町金浦原生花園)

 幕は「急行」、サボも「急行|指定席」が差してあります。フリースペース扱いの増結1号車は「急行」だけでした。

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2022_05290096(2号車のサボ)
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2022_05290114(増結1号車のサボ)

 列車は宗谷丘陵を走り、豊富で停車します。豊富町の物産販売は中止になったそうで、誰もいませんでしたが、駅隣接の観光案内所は営業していて、北の大地の入場券やら、北の駅訪問証やらが飛ぶように売れていました。この列車には乗務員のほかに旭川支社営業グループの名札を付けた職員氏も数名乗車していて、乗り遅れがないか確認していました。

 豊富を出て抜海を通過すると、晴れていれば利尻富士の見えるところで徐行します。そういえば徐行区間以外は、80~90km/hくらいで快走していました。この天気なので、当然利尻富士は見えませんでした。

 丘陵地帯の原野から、いきなり住宅と舗装道路が現れ、稚内市街に入ります。熊笹の茂る原野に突如として直線の道路が現れ、その道路の下をくぐると、いきなり大都会になる、稚内のこの瞬間は好きです。北海道の都市は大体どこもこんな感じで、いきなり大都会に入りますが、ここ稚内は最果ての人口3万人の大都会で、余計にいいです。

 市街に入ると、、すぐ南稚内です。稚内市の中心部はここですが、ほぼ降りませんでした。余談ですが、稚内は市内線のバスが15分に1本走っていて、市内移動は結構便利です。

高架線を上がり、すぐ終着の稚内、1643着です。私は幌延からの約1時間でしたので、すぐ着いた、という印象ですが、旭川からは長かったと思います。この日は稚内駅から徒歩5分くらいの波止場に近いホテルに泊まり、夜は、名物の蛸しゃぶを食べに行きました。

 翌朝は7時過ぎに起きて、また小雨の中を稚内駅へ向かいました。出発は0834です。また次回に続きます。

 

 

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