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2021年11月11日 (木)

新えきねっと攻略(応用編)

前回の基本編に続き、今回は応用編です。

 

*2022年1月2日追記*
この記事を書いたあと、2021年12月から、一部を除き、連絡乗車券は発券できなくなりました。

記事中の連絡乗車券は、えきねっとでの購入ができなくなっていますのでご注意ください。
詳しくは、新えきねっと攻略(その後)をご覧ください。

次は連絡乗車券です。
現物はこういうきっぷです。これが出てきたとき、ネットでも連絡乗車券が買えるようになったのか、と少し感動しました。
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新えきねっとでは、連絡乗車券が買えるようだ、ということはわかりました。では、どの区間が買えて、どこが買えないのか、これはいろいろと試した結果、次の結論に至りました。

 

・連絡運輸範囲内(*1)

・マルスに運賃登録のある区間(*2)

・JR東日本と連絡運輸のある社線(*3)

これらの条件をすべて満たす場合に予約発券ができるようです。一部例外もあるとは思いますが、すべての接続駅、区間で試したわけではない、そもそもマルスに運賃登録のある区間がどこなのかは経験則でしかわかっていないので、なんとも言えません。

ちなみに、すべての条件に米印が付いているのは、例外やエラーが多々あるからです。追って解説していきます。

 まず、*1についてです。連絡運輸範囲内でなければ、いくらマルスに運賃登録があっても発券できない(してはならない)のは当然です。ちなみに、マルス上は、連絡運輸範囲外であっても、運賃登録のある区間では、経路検索機能で簡単に発券できてしまいます。マルスで発券できるから発売できる(してよい)のか、というのはよく議論に上がるところですが、規則上、明らかな誤りです。

これまでの考察で、新えきねっとは、基本的にマルスの機能をそのまま踏襲しているのだろうと思っていました。そこで、いきなり連絡運輸範囲外の区間を指定してみることにしました。
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山形鉄道の荒砥まで、東京から検索してみます。荒砥を着駅に入れると、候補駅が出ませんが、無視して進みます。ちなみに、山形鉄道は連絡運輸範囲が縮小され、東京都区内は少し前に外されています。

結果は、申込不可でした。連絡運輸範囲外である、という理由以外に、不可の理由は見当たりません。他の区間も試しましたが、連絡運輸範囲はしっかりとチェックされているようです。マルスではチェックできないことから、新えきねっと用に、おそらくは手入力で設定したのだと思います。

では、また遊びます。

まず、発着駅は、連絡運輸範囲内にあるが、経路が、範囲外に出る場合です。規則上、発売可能か不可能かの議論があり、明確な条文が無い論点です。連絡運輸の趣旨から外れた利用なので、発売不可という解釈も妥当だと思いますし、一方で、当該社線と連絡運輸のあるJR各社の路線内に収まっているのであれば、発売しても、明確に規則違反とまではいえないという解釈もできます。私は後者の立場です。

連絡運輸範囲までしっかり設定された新えきねっとの結論はどうでしょうか。

柏から、中央林間(小田急)までの経路を入力します。ちなみに、社線の駅は、2社以上が乗り入れている駅を指定したい場合、駅名だけ入れて候補が出ればそれを選択し、出なければ、()で会社名を入れれば出ます。会社名は登録に少し癖があります。例えば、金沢八景を入力したい場合、駅名だけではダメ、「(京浜急行)」でもダメですが、「(京急)」なら行けます。ここは試行錯誤が必要です。

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話がそれましたが、経由駅に「日立」「仙台」「白石蔵王」と入れます。想定経路は、柏→(常磐線)→岩沼→(東北本線)→仙台→(新幹線)→大宮→(東北本線・赤羽線・山手線)→新宿→(小田急線)→中央林間です。

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検索すると、想定通りの経路が表示され、乗車券を購入することができます。
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経由が連絡運輸範囲外であっても、少なくとも連絡運輸範囲内にある社線なら購入できるということがわかりました。

では、連絡運輸のないJR会社線を経由する場合は予約できるのでしょうか。これは連絡運輸規則に反しています。発売してはなりません。

やってみましょう。東京から、新富士、静岡、身延経由で河口湖までです。富士急行はJR東海との連絡運輸がないので、この経路は規則上、発売できません。
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結果、予約できてしまいます。
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このことから、新えきねっとでは、連絡乗車券については、発着駅が連絡運輸範囲内にあるかどうか、合わせて*3の考察から、JR東日本と連絡運輸の設定がある社線かどうかしか見ていないということがわかります。

次に*2についてです。マルスに運賃登録のある区間であれば発売できそうだ、ということはこれまでの実験でわかっていますが、これをはっきりさせるために、千鳥でしか登録のない路線で試してみます。例にするのは相鉄です。相鉄は、接続駅(横浜)から、同一運賃帯の最遠にある駅しか登録されていません。

ではまず、湘南台までで検索してみます。これは予約できます。
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次に、1つ手前のゆめが丘まででやってみます。これはダメでした。運賃登録がないからです


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ちなみに、同様の登録方法は東急東横線でも採用されていますが、同線は、どの駅を入れても予約に進めませんでした。運賃登録があれば何でもかんでも予約ができるわけではないようです。京急本線も同様でした。予約可能な駅があるのかもしれませんが、どういう理由で塞いでいるのかはよくわかりません。競合路線とかなのでしょうか。

*3についてです。運賃登録のある区間、かつJR東日本と連絡運輸のない社線、といえば、真っ先に思いつくのは、JR東海管内の社線です。名古屋から、長良川鉄道の郡上八幡とかでやろうとしましたが、そもそも着駅が出ませんでした。こういうのは当然無理なようです。

 

余談ですが、柏から中央林間までのところで、発駅を東京にしてみると、面白いことになりました。乗車券の経路については、東京(単駅)→常磐線・東北本線→仙台→新幹線→大宮→東北本線・赤羽線・山手線→新宿→小田急線→中央林間です。東京が単駅指定になるのがミソです。

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これで経路結果を表示させ、その先予約しようとすると、「ご指定いただいた設備の組み合わせでは特急券を取り扱いしておりません。別の設備を云々」というエラーがでます。設備を選択していないので、特急券がどうのこうのは関係ないはずです。試しに、東京→仙台→大宮で「ひたち」と東北新幹線を乗り継いでみると、普通に予約できます。このエラーの表示は適当だとして、単駅指定ができないのだろうか?という疑問がわき、調べてみました。
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区間は、梅小路京都西から草津(経由:山陰、福知山線、東海道)です。発駅は京都市内ではなく、梅小路京都西単駅でなければなりません。これでも普通に予約できました。
このことから、おそらく、社線連絡券かつ、接続駅と同一の特定都区市内の単駅指定という組み合わせは予約できないのだろうと推測ができます。


 もっと遊びます。

連絡乗車券にも往復、連続が発券できる社線もあります。連絡運輸規則の別表において、どの路線はできて、どこができないのか、また接続駅によって異なっていたりもするので、これはいちいちカバーしていないだろうと思っていましたが、そうでもなかったです。連続の連絡乗車券というものも上手く経路を出せば予約できます。連続の設定がない千代田線区間などは予約ができませんでしたので、一つ一つチェックしているようです。新えきねっとは、力を入れるところが間違っているように思います。力を入れるのは、そこではないです。

区間は、連続乗車券の設定がある小田急でやってみます。代々木上原→国立で、想定経路は、代々木上原→新宿→立川(折り返し)→国立です。
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これでやってみると、予約発券ができます。出てきたのが下のきっぷです。
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ちなみにですが、社線発の連絡乗車券は、発券NGでは?という論点があります。これに関しては、旅客連絡運輸規則14条において、社線発の乗車券が発売できる場合が列挙されていて、一部の社線を除き、原則として指定券等と同時購入の場合に限る、とされている一方で、15条において準用されている旅客営業規則21条の2第3項には、「発売区間については、・・・旅客の希望する区間の乗車券類を発売する」とされており、必ずしも社線発の連絡乗車券を発売することが規則に反するかと言われれば、そうとは言い切れないです。

 

ここからは番外編です。

まず、新千歳空港から千歳までの乗車券を購入しようとします。まず普通に検索して、快速エアポートの自由席を選択し、乗車券ありにします。すると、料金券不要の列車を指定していますとのエラーが出て進めず、乗車券のみ購入から進むよう言われます。

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では、乗車券のみ購入にチェックを入れて、それ以外のチェックは外します。すると、「経路がありません」??言われた通りやっただけですが。。意味がわかりません。
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結論として、在来線特急利用のチェックを維持したまま検索すると、快速エアポートが出てきて、無事乗車券のみ購入できます。快速エアポートは、在来線特急ではありませんが?

 

千代田線の西日暮里接続は、北千住までを通過連絡として、常磐線に直通する乗車券と、綾瀬までの連絡乗車券の2種類があります。通過連絡の方は運賃登録がないので、予約は当然できませんが、綾瀬着のものは、登録があります。当初は、この区間を含む乗車券も予約できそうに見えていました。金額も出ます。しかしながら、決済画面まで進むと、エラーが出て再考させられていました。

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それが今見ると、取り扱いできません、ということで選択できなくなっていました。ちなみに、「東京メトロ千代田線(○○行き)」とはつまり、通過連絡扱いで、「メトロ千代田線普通」が北千住綾瀬間をメトロ線とみなす連絡乗車券扱いのものです。

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次は、えちごトキめき鉄道です。

直江津から先は、トキ鉄ですが、検索結果には一部「信越本線」と表示されるものがあります。十日町(北急)から妙高高原で、発着駅のいずれもがJR以外なので、予約はできませんが、なんでしょうか、これは?
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調べてみると、柿崎発妙高高原行の列車でした。そういう表示になるんですね。

まだいろいろとネタはありますが、それそろ疲れたので、それはまた気が向いたときに書きます。長々とお付き合いありがとうございました。

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