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2021年2月 9日 (火)

谷川岳紅葉号

2020_10170005 (新潟にて)
 昨年10月に、新潟~水上間で、快速「谷川岳紅葉号」が運転されました。紅葉を見に行く列車にしては、車両は115系3両編成です。新潟支社は、115系使用の臨時快速をよく走らせていて、これは面白そうだな、と思ったので乗りに行くことにしました。指定は、えきねっと事前予約で普通に取れました。全車指定席ですが、ボックスシート部分のみ発売していたようです。

 新潟の発車が7時台と早いので、前日の金曜日、仕事を終えてから上越新幹線で新潟入りしていました。当日の天候は雨です。高架化された新潟駅には、明るい水色と白色の「三次新潟色」をまとった115系がいました。ちゃんと「指定席」と号車のサボも入っています。えきねっとでの指定発売状況は、「満席」でしたが、新潟から乗っていたのは、1ボックスに1~2人です。

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 特急並みの停車駅で長岡まで走り、長岡はすぐに発車し、なぜか宮内で10分ほど停まっていました。長岡では、東京発の新幹線から乗り換えてきたと思われる人がちらほら乗ってきましたが、宮内停車時点でも乗車率に変化はありません。ちなみに、乗客ほぼ全員が鉄道マニアで、谷川岳に紅葉を見に行きそうな人はほぼ乗っていませんでした。私は見に行くつもりでしたが、ロープウェイが、先日の大雨による停電の影響で運休したことを車内で知ったので、止めにしました。ツアーが設定されていたとしたら、中止になったのかもしれません。それだと指定券発売状況と一致しませんが、、。宮内停車中に乗務員が話しているのが聞こえました。曰く「満席のはずなんですけどね」「新潟の車掌も、新潟からずっとこんなんだった、って言ってましたし」「どういうことなんでしょうね」と。

 上越線に入ってからは、土樽で長時間停車があります。近くに石積みの「毛渡沢橋梁」があり、そこまで歩いて見学に行けるようになっています。停車時間は25分ほどで、片道徒歩10分なので、「見学したらすぐ戻ってください」とパンフレットにも書いてありました。

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2020_10170093 (土樽にて)
 雨なのでどうしようか、と思っていましたが、車掌氏から放送が入り、「新潟県から、熊警戒特別警報が発令されています。先日このあたりでも熊の出没が確認されており、お客様の安全が確保できないため、毛渡沢橋梁の見学には行かないでください」と言われました。結構な山中ですので、確かに熊は出てきそうです。雨はともかく熊は御免被りたいので、大人しくしていることにしました。

 土樽に到着すると、橋梁まで引率するはずだったと思しき新潟支社の職員が3人おり、「行かないでください」と言っていました。することがないので撮影会が始まり、気を利かせた運転士が、幕回しを始めました。「通勤快速」とかありました。側面方向幕にカメラを向けて、1枚ずつシャッター音がするのには苦笑しました。

 上越国境を抜けて土合でも少し停まり、水上に着きました。ロープウェイも運休しているので、私はそのまま上越線に乗って東京方面へ向かいました。

 今年の春臨でも115系使用の列車が1本走るようで、もっと面白いのがGV-E400系のロングシート指定席「只見線新緑満喫号」ですが、去年は全て中止になっていて、今年はどうなるでしょうか。

 

 

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