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2021年2月の4件の記事

2021年2月23日 (火)

青梅線臨時快速

 最近、青梅線で指定席の付いた臨時快速がよく走っています。青梅線の青梅~奥多摩間に「東京アドベンチャーライン」なる愛称を付けるなど、八王子支社では、青梅線の活性化に取り組んでいます。

 この区間は、もともと私鉄だった区間で駅数が多く、その辺のローカル線も顔負けの山岳路線のため、急曲線の連続で、距離の割に時間がかかります。沿線には、御嶽山や奥多摩湖など、都民が気軽に出かける観光地が点在しています。

 臨時快速は、立川、又は川崎、三鷹等から奥多摩まで走っています。車両は、豊田常駐のE257系5両が多いですが、時折、「リゾートやまどり」やお座敷電車「華」も来ます。

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 家から近いので、ときどき夕方の上り列車に乗りに出かけています。E257系の「青梅奥多摩新緑号」や、「やまどり青梅奥多摩号」「お座敷青梅 奥多摩号」などに乗りました。

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 いつ乗っても、車内は空いています。「リゾートやまどり」の時は、列車目的の人が結構いましたが、レジャーの人がいつも少ないのは気になります。今期も「青梅奥多摩梅の里号」が走っています。

 ちなみに、いつも御嶽から立川までしか乗っていません。この区間の乗車券は、480円ですので、指定席券やグリーン券の方が高いです。

 

 

2021年2月21日 (日)

AIRDOひがし北海道フリーパスSP

 JR北海道では、北海道の翼AIRDOと共同で道北方面、及び道東方面のフリーきっぷを発売しています。ただし発売条件があり、エリア内の空港までAIRDO便に搭乗し、当該便の搭乗案内券を指定の発売箇所で提示することが必要となります。AIRDOとANAはコードシェアをしていますが、ANA便名で搭乗した場合は対象外です。

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 このフリーきっぷ自体は2018年下期から発売されています(以前の記事)が、今年は新型コロナの影響による需要減退のため、「AIRDOきた/ひがし北海道フリーパスSP」として、25歳以下でも誰でも9800円という「スペシャル」版が発売されています。発売期間は、とりあえず今年の3月末までとされていますが、個人的には延長されると読んでいます。

 先週、新千歳空港にAIRDO便で降り立った私は、「AIRDOひがし北海道フリーパスSP」を買いました。道東方面の特急列車自由席に5日間乗り放題で9800円というのは破格です。きっぷの券面としては、「AIRDO」の文字が全角になっていて読みやすくなったかな、という感じです。

 道内の観光客は以前の絶望的な閑散ぶりから少しはましになってはいますが、全く戻っておらず、正確には旅行客の大半が、普段から旅行しているような人、という印象で、釧路から帯広まで乗った特急おおぞらの自由席はほぼ全員フリーパスの一人客でした。

2021_02140078 (「流氷物語号」北浜にて)
 流氷観光を主目的にしていた私は、釧網線の「流氷物語号」に乗り、そのまま根室に行って、レンタカーを借りました。標津町に2泊して、知床羅臼に行ったり、凍てついた道東の町(個人的には、最高気温が氷点下で、快晴の夕方のなんとも言えない空気が好きです)を歩いたりしていました。流氷はまだ羅臼まで来ておらず、知床ネイチャークルーズという観光船に乗って、シャチやらオジロワシやらの北の生き物を見て、ひたすら観光していました。

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2021_02140333 (羅臼沖にて)
2021_02140427 (標津町。奥に見えるのは国後島)
 年末年始にかけて大寒波が来ていて、今年はオホーツク海もびっしり凍るかと思いきや、2月中旬になって暖かくなり、このときも根室の昼で2℃、帯広に至っては6℃まで上がるなど異常な温かさになってしまいました。また再来週、今度は紋別、網走と観光船に乗るつもりですが、海上保安庁の海氷速報を見る限り、流氷ははるか沖に流されてしまっているようで、どうなることやら。

 

 

2021年2月 9日 (火)

谷川岳紅葉号

2020_10170005 (新潟にて)
 昨年10月に、新潟~水上間で、快速「谷川岳紅葉号」が運転されました。紅葉を見に行く列車にしては、車両は115系3両編成です。新潟支社は、115系使用の臨時快速をよく走らせていて、これは面白そうだな、と思ったので乗りに行くことにしました。指定は、えきねっと事前予約で普通に取れました。全車指定席ですが、ボックスシート部分のみ発売していたようです。

 新潟の発車が7時台と早いので、前日の金曜日、仕事を終えてから上越新幹線で新潟入りしていました。当日の天候は雨です。高架化された新潟駅には、明るい水色と白色の「三次新潟色」をまとった115系がいました。ちゃんと「指定席」と号車のサボも入っています。えきねっとでの指定発売状況は、「満席」でしたが、新潟から乗っていたのは、1ボックスに1~2人です。

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 特急並みの停車駅で長岡まで走り、長岡はすぐに発車し、なぜか宮内で10分ほど停まっていました。長岡では、東京発の新幹線から乗り換えてきたと思われる人がちらほら乗ってきましたが、宮内停車時点でも乗車率に変化はありません。ちなみに、乗客ほぼ全員が鉄道マニアで、谷川岳に紅葉を見に行きそうな人はほぼ乗っていませんでした。私は見に行くつもりでしたが、ロープウェイが、先日の大雨による停電の影響で運休したことを車内で知ったので、止めにしました。ツアーが設定されていたとしたら、中止になったのかもしれません。それだと指定券発売状況と一致しませんが、、。宮内停車中に乗務員が話しているのが聞こえました。曰く「満席のはずなんですけどね」「新潟の車掌も、新潟からずっとこんなんだった、って言ってましたし」「どういうことなんでしょうね」と。

 上越線に入ってからは、土樽で長時間停車があります。近くに石積みの「毛渡沢橋梁」があり、そこまで歩いて見学に行けるようになっています。停車時間は25分ほどで、片道徒歩10分なので、「見学したらすぐ戻ってください」とパンフレットにも書いてありました。

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2020_10170093 (土樽にて)
 雨なのでどうしようか、と思っていましたが、車掌氏から放送が入り、「新潟県から、熊警戒特別警報が発令されています。先日このあたりでも熊の出没が確認されており、お客様の安全が確保できないため、毛渡沢橋梁の見学には行かないでください」と言われました。結構な山中ですので、確かに熊は出てきそうです。雨はともかく熊は御免被りたいので、大人しくしていることにしました。

 土樽に到着すると、橋梁まで引率するはずだったと思しき新潟支社の職員が3人おり、「行かないでください」と言っていました。することがないので撮影会が始まり、気を利かせた運転士が、幕回しを始めました。「通勤快速」とかありました。側面方向幕にカメラを向けて、1枚ずつシャッター音がするのには苦笑しました。

 上越国境を抜けて土合でも少し停まり、水上に着きました。ロープウェイも運休しているので、私はそのまま上越線に乗って東京方面へ向かいました。

 今年の春臨でも115系使用の列車が1本走るようで、もっと面白いのがGV-E400系のロングシート指定席「只見線新緑満喫号」ですが、去年は全て中止になっていて、今年はどうなるでしょうか。

 

 

2021年2月 7日 (日)

普通列車用グリーン券で乗る特急「みどり」号

 平成30年3月のダイヤ改正時から、特急「みどり」の早岐佐世保間は、乗車券のみで自由席に乗れるようになりました。これは佐世保線の普通列車を早岐発着にした救済措置と思われます。特急列車の自由席に乗車券のみで乗車できる区間は、北海道内の石勝線、新夕張新得間、奥羽本線の新青森青森間などが既にあるりますが、これらの区間とは少し様相が異なります。これらの区間では、あくまでも乗車できるのは普通車の自由席のみで、指定席やグリーン車に乗車する場合は、運賃のほかに、特急券も必要です。

 その一方で、早岐佐世保間は、指定席に乗車する場合は、520円、グリーン車は770円(いずれも当時の価格)を別途支払えば、特急料金を収受されることなく乗車できます。これはJR九州のダイヤ改正告知時のPDFに明記してありました。

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 価格からしてこれは、指定席券、普通列車用グリーン券(Bグリーン券)の価格です。以前から気になってはいましたが、先日佐世保へ行った際、実際に試してみることにしました。上が実際のきっぷ券面です。

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 まず、JR九州ネット予約では、早岐佐世保間のみの予約はできませんでした。次に、えきねっとで試してみました。すると、普通に表示され、予約までできました。ちなみに、自由席は「あり」となっていますが、このまま予約を進めようとすると、エラーになり、「列車をご確認ください。」と表示されました。

2021_01240032(佐世保にて)
 結果として、普通列車用グリーン券をえきねっと発券し、佐世保から早岐まで、9分間のグリーン車を堪能してきました。早岐から先は、「みんなの九州きっぷ」の指定席利用でしたので、方向転換の停車時間の間に、普通車指定席へ移動しました。ちなみに、「みどり」は、783系専用編成の印象が強いですが、通勤通学輸送のためか、この「みどり6号」は、787系7両編成の輸送力列車でした。次の8号も783系8両編成のようでした。

 ここからは規則関係の話になります。早岐佐世保間、自由席は乗車券のみで、指定席、グリーン車はそれぞれ、指定席券、又はBグリーン券で乗車できる根拠はどこにあるのか旅客営業規則を参照してみました。

 すると、57条(急行券の発売)9項が該当でした。当該条項は、「急行列車と普通列車とが直通して運転する列車又は次の各号に掲げる一部区間を普通列車として運転する急行列車の指定席に、急行列車と普通列車を相互に連続して乗車する場合は、1個の列車とみなして、1枚の急行券を発売することがある。」との条文で、要するに、急行列車(特急列車)が、途中から普通列車として運転する場合、普通列車区間の指定席料金、グリーン料金は収受しない旨を定めたものです。

 本項4号において、特急「みどり」号が言及されています。引用すると、

 「早岐・佐世保間を普通列車として運転する特別急行列車みどり号。」

 と規定されています。

 ここまで条文を見たところで、今度は時刻表を開いてみます。交通新聞社のJR時刻表によると、特急「みどり」号は全て、早岐佐世保間も赤字、つまり特急列車として掲載されています。上の条文は、あくまでも、当該区間を「普通列車」として運転する特急「みどり」号についての規定ですので、時刻表上、早岐佐世保間を普通列車として運転する特別急行列車みどり号、というものは存在しないことになります。なお、この規定をもって、当該区間の特急「みどり」号が全て普通列車である、という命題は真にはなりえません。

 ちなみに、他号規定の、例えば、吉松人吉間「いさぶろう・しんぺい」号、博多吉塚間「かもめ」号は、、いずれも時刻表上においても、普通列車として掲載されています。「みどり」号と、宮崎宮崎空港間の「にちりん」号等が、よくわからない状態になっています。

 旅客の見られない内規で、当該区間を走行するこれらの特急列車は普通列車とみなす、という規定があるのだと思っていますので、この部分についての考察はここまでにしておきます。要するに、早岐佐世保間の特急「みどり」号は、普通列車扱いですので、指定席、グリーン車に乗車する場合は、指定席券、Bグリーン券が必要、ということです。   

 

 もう1つ、787系には、DXグリーンと、グリーン個室があります。グリーン車に乗れるのであれば、DXグリーンに乗りたくなりました。そこで規定類をもう一度見てみます。

 仮に乗れるとすれば、普通列車グリーン券でDXグリーンに乗れるのか、ということになりますが、グリーン車とDXグリーンは、料金が異なります。さて、どうなるのか。

 この論点は案外簡単に解決しました。結論から言うと、乗れません。理由は、普通列車のDXグリーン料金、という概念が存在しないからです。

 普通列車用グリーン料金(Bグリーン料金)は、130条2項に定められています。同条は、グリーン「料金」に関する規定ですが、急行列車の場合は、Aグリーン料金、普通列車はBグリーン料金が必要とする旨は、別途58条に規定があります。ここで重要なのは、Aグリーン料金は、急行列車にのみ通用するグリーン料金である、という点です。

 DXグリーン料金は、130条1項のAグリーン料金の中の1つとして定められています。具体的には、ニ号の「c DXグリーンに対して適用する特別車両料金(A)」として規定されています。同条2項のBグリーン券規定に、例えば、「DXグリーンに対して適用する特別車両料金(B)」というようなものはありません。

 つまり、DXグリーン料金は、Aグリーン料金しかありません。よって、急行列車に乗車する場合にしか適用できない料金で、普通列車のDXグリーン料金という概念は存在しないことが立証できました。

 ちなみに、グリーン個室も同様です。

 よって、早岐佐世保間を普通列車として運転する特別急行列車「みどり」号のDXグリーンには乗れないことになります。では、特急料金を払えば乗れるのか、とも思いましたが、当該区間はあくまで普通列車ですので、これまた特急料金という概念が存在しません。ですので、どうがんばっても早岐佐世保間のみで、DXグリーンには乗れませんでした。

 

 

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