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2021年1月の5件の記事

2021年1月31日 (日)

みんなの九州きっぷ

 JR九州では、昨年7月11日から、連続する土休日2日間、北部九州(豊肥本線、三角線以北)、又は九州全線が乗り放題となる「みんなの九州きっぷ」を発売しています。発売は、ネット限定で、3日前までに予約をする必要があります。当初は9月末まででしたが、12月までに延長されました。12月で終わりかと思いきや、12月17日になって、1月以降も発売されることが告知されました。ただし、1月以降の発売分は、価格が若干上がっています。価格が上がったとはいえ、元々、北部九州は5000円、九州全線は10000円の破格で、それが6000円、12000円と、1割の値上げに留まっています。どう考えても採算度外視の破格です。

 しかもこの値段で、特急自由席はもちろん、新幹線を含めた指定席を6回まで無料で利用できます。参考までに、ネット早特系の値段を見てみると、博多~熊本間で2500円、博多~鹿児島中央間が7500円(JQ限定早特)ほどですので、いかに安いきっぷかがわかります。

 さらにきっぷ利用者の特典があります。私は8月と、先日の2回北部九州版を使いましたが、8月のときと1月とでは特典が若干変わっていました。8月は、アミュプラザ博多で500円分の金券に引き換えられたので、また引き換えて「通りもん」を買おうとしたら、特典の内容が変わったんですよ、と言われました。いつの時点で変わったのかはよくわかりませんが、おそらく値上げとともに見直されたのだと思います。

31100020 (昨年のもの)
311000211 (今年のもの)
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 指定席が6回まで使えるのですが、そこまで使いませんでした。ちなみに指定席の予約はネットではできず、窓口か券売機で取る必要があります。指定券の発券は、JR九州管内は、窓口と券売機、JR西日本管内でもできますが、こちらは券売機限定です。発券すると、★が付きます。JR九州ネット予約は、えきねっとのように、指のみ発券機能が無いので、指定だけ押さえておく、といった使い方もできません。

 8月は、大村→佐世保→博多→熊本→阿蘇→荒尾、1月は、佐世保→佐賀、三角→博多と使いました。1月はこれでも元が取れたはずです。

 昨今の需要減退で、JR各社はあれやこれやの企画きっぷを出していますが、個人的に今のところ最強のきっぷだと思っています。九州全線版を使う機会がないのですが、、、

 

 

2021年1月17日 (日)

時代の夜明けものがたり 立志の抄

2020_12120028 (高知にて)
 JR四国の観光列車「志国高知 時代の夜明けものがたり」は、去年の7月4日から、高知~窪川間で運行されています。坂本龍馬が土佐を脱藩したルートを走ることから、こう命名されたそうです。当初予定では、4月運行開始でしたが、緊急事態宣言の発出等による旅客減少が見込まれたこと等から、7月まで運休とされていました。

 車両はキハ185系2両編成で、2両ともグリーン車指定席扱いです。窪川方の1号車は「KUROHUNE」の愛称が付けられ、青を基調としたデザイン、2号車「SORAHUNE」は、白を基調としたデザインです。1号車の車両も内装は、幕末の蒸気船、2号車は、宇宙船をイメージしたものとなっています。窪川行きは、「立志の抄」、高知行きは、「開花の抄」という列車名です。

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 JR四国の他の観光列車同様、車内で食事をいただくことができます。窪川行きは、高知県の皿鉢料理をイメージし、高知行きは、木箱のお弁当です。

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 昨年12月に窪川行きに乗りました。指定券は、ネット予約非対応だったので、また実家の母に頼んで、10時打ちに参戦してもらいました。すぐに満席になったそうです。食事予約券は、東日本の窓口で買いました。イベント券扱いのようです。窓口氏が、2人で珍しそうに発券してくれました。

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2020_12120075 (2号車車内)
 食事を楽しむことが主目的の1つの列車ですので、高知の発車は、1204と遅めです。朝起きて、暇だったので、とさでんで伊野に行ったりしていました。
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 昨今の状勢を受けて、乗車前に検温と消毒をしてから車内に入ります。私の席は2号車です。車内のイメージ画像を見たとき、2号車の方が好みだな、と思っていました。席は窓向きに固定されています。構造を見た限り、テーブルを中央に寄せて、対面にもできそうです。席は山側でしたが、土讃線のこの区間は、須崎と安和駅付近の一部を除いて海は見えないので、どちらでもいいです。

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2020_12120060 (皿鉢料理)
 発車してしばらくすると、食事予約券を回収され、ほどなく、皿鉢料理が届きました。5000円と少しお高い気もしますが、内容は満足です。フォカッチャと珈琲が付いています。

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2020_12120087 (安和にて)
 伊野など、交換待ちやらで結構な数の運転停車がありますが、ドアは開きません。地元の方が出迎えに来てくれていたりするので、ドアを開けて物産展でもやればいいのに、と思っていました太平洋に近い安和駅ではドアが開き、駅前の広場で物産展をやっています。スタンプもありました。

 列車は土佐久礼と窪川でのみ降車できます。私は窪川まで行きました

 

 

 

2021年1月13日 (水)

アンパンマントロッコ四国一周 高松・観音寺

2020_09280056 (伊予土居にて)
 アンパンマンの原作者が高知県出身であることにちなみ、JR四国各線にアンパンマン列車が走っていますが、2000年に登場して以来、昨年で20周年だったそうです。最初に登場したのは、土讃線の2000系気動車で、特急「南風」等で運用されていました。その後、8000系の「しおかぜ」、キクハ32形の「アンパンマントロッコ」などが登場し、今に至っています。

 20周年を記念して、普段は、瀬戸大橋を往復している「アンパンマントロッコ」が、四国をぐるりと一周する企画が実施されました。昨年の9月28日からおよそ1週間かけて、高松→松山→宇和島→高知→阿波池田→徳島→鳴門→阿南→徳島→高松、とほぼ四国全線を走りました。

 驚いたことに、旅行商品だけでなく、一般発売がされました。ただし、運転区間が細切れに設定されており、例えば、予土線区間だけでも、宇和島、松丸、江川崎、窪川で区切られ、都合3列車の扱いになっています。通しにすると、全区間で指定を取られ、乗車できる人数が結果として減ってしまうためだと思われます。それに、アンパンマン列車は、小学生以下(かどうかは知りませんが。)の小さな子供を対象にした列車(←ここ重要です)ですので、そんなに長時間乗ってられない、ということも理由だと思います。

 昨年の9月末から10月初旬にかけて、長期休暇で実家に帰っていた私は、ふと時刻表を見ていて、この一連の列車の運転を知りました。平日が多いですが、休みなので、あまり関係ありません。あまり深入りすると、神戸から日帰りできなくなるので、香川県、愛媛県内の手頃な区間で乗ることにしました。問題は指定が取れるかどうかでしたが、インターネット予約非対応だったため、とりあえず激戦が予想された高松→観音寺は避けて、次の、観音寺→新居浜で、JR西日本の電話予約センターに聞いてみました。すると、どこがいいですか?などと言っていて、楽に取れました。

 そうすると、高松から乗りたくなったので、豊田駅の窓口へ行き、空席を照会してみると、これまた窓側通路側どこがいいですか、とマルス画面をこちらに向けてくれました。ボックス1つ空いているところがあったので、そこにしました。今出川さん によると 、高松発は、発売後瞬殺されたようですが、直前のこの日に見た限り、10席ほど空いてました。ツアーの戻しかもしれません。

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2020_09280013 (高松にて)
 当日、快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡り、高松に来ました。「アンパンマントロッコ」のキクハ32形、キハ185系の2両に加え、通常四国色のキハ185系が空転防止兼職員控車両として増結され、計3両編成で入線してきました。ヘッドマークも「四国一周号」専用mのものが用意されています。

 JR四国の職員も横断幕を持ってホームに登場し、テレビカメラも入っています。…ところが、肝心のお子様が全くいません。いるのは、大きなカメラを持ったマニアばかりです。テレビ局も職員も手持ち無沙汰にしていました。。。そんな中、1組だけ、子供を連れたご夫婦が来ました。横断幕を持って駆け寄り、テレビカメラとリポーターが必死に取材交渉をしています。OKが出たようで、トロッコ車両の前に移動して、インタビュー開始。これ以降、子供が来ることはありませんでした。帰りに小豆島のフェリー待合室で見たテレビには、この子供連れがきっちり映っていました。

 トロッコ乗車区間は宇多津からなので、キハ185系に乗ります。車内は当然アンパンマン一色で、放送もアンパンマンの担当ですが、乗っているのはもちろん、マニアばかりです。なんとか系がどうのこうの、とか、新居浜今治間だけ指定取れなかったから、しおかぜ何号で先回りして今治からまた乗る、と言っているバースデーきっぷ旅行者とか、そういう会話が聞こえてきます。添乗職員と、唯一の子供連れが、結構引いてました。。

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2020_09280030 (車内)
 それはともかく、私は、新居浜まで乗り通します。トロッコ乗車区間は、宇多津から新居浜です。今日は天気も良いので、観音寺までは、瀬戸内海がよく見えました。観音寺で、列車名が変わります。マニア御一行は、半分ほどが降り、本来のお客様が乗ってきました。

2020_09280028 (晴れの瀬戸内海)
 時刻表上では、新居浜まで無停車ですが、伊予土居で運転停車したときは、ドアが開き、ホームに降りられました。他の運転停車駅でもドアを開けている駅がいくつかありました。伊予土居の次の関川でも対向の普通列車と交換待ちで停車しましたが、副本線にしかホームがなく、こちらは本線で停車し、もちろんドアは開きませんでしたが、近くの幼稚園(保育園かもしれません)の子どもが先生に連れられて、ホームで見学していました。

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 新居浜到着後は、9分後の特急「しおかぜ」で折り返しました。で、きっぷですが、列車名が「アンパンマントロッコ四国一周〇〇」(〇〇は始発駅名)と長いので、券面は、「アンパンマン高松」「アンパンマン観音寺」と略されています。高松から新居浜まで偶然同じ席でした。

 

 

2021年1月 3日 (日)

はやとの風

2020_01270029 (嘉例川にて)
 肥薩線の観光特急「はやとの風」は、九州新幹線の新八代~鹿児島中央間が先行開業した2004(平成16)年3月13日に登場しました。車両は、キハ140系の改造で、車体は、ロイヤルブラックのシックな塗装とされ、内装も、観光特急らしくリクライニングシートが並びます。

 登場当初は、鹿児島中央~吉松間運転の臨時列で、「人吉はやとの風」として、人吉まで延長運転を行なっていたこともあったようです。予備車の登場により一時は定期列車とされていたこともありますが、2018(平成30)年3月17日以降は、ほぼ毎日運転の臨時列車に戻っています。現在は、新型コロナ感染拡大による旅客減少の影響で、長期運休中です。

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 肥薩線の吉松以北、特に人吉~八代間は、昨年の豪雨の影響で、ほぼ復旧不可能な状態にまで寸断され、同区間を運行していた「かわせみやませみ」「いさぶろう・しんぺい」車両は、博多~門司港間で併結運転していますが、「はやとの風」については、そういったこともなく、ただ運休とされています。個人的には、普通列車仕様の「いさぶろう・しんぺい」はどこかで快速列車として運転し、「はやとの風」と「かわせみやませみ」を併結運転すればよいと思うのですが。


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2020_01270008 (嘉例川駅)
 肥薩線は、東シナ海に沿って進む現行鹿児島本線(肥薩おれんじ鉄道)が開業するまで、鹿児島本線でした。艦砲射撃による被害を懸念した海軍の反対により、山沿いに建設されたと言われています。現行の鹿児島本線が開通すると、肥薩線区間は、ローカル線となり、駅舎の改築などもなされなかった結果、嘉例川駅など、開業当初古い駅舎が数多く残っています。

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 「はやとの風」は、観光列車ですので、こういった古い駅にこまめに停まって、観光時間が取られています。車内では、駅弁も売られています。

 私は栗野で降りました。栗野駅は簡易委託駅で、香ばしいきっぷをいろいろと売っています。これはそのうち記事にします。降りたのは私一人でした。

 

 

2021年1月 1日 (金)

TOHOKU EMOTION(東北レストラン鉄道)

 新年明けましておめでとうございます。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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 八戸線に平成25年に登場したキハ110系の観光列車「TOHOKU EMOTION」は、東北レストラン鉄道と銘打っていて、その名の通り、車内で調理した食事を楽しめる列車です。列車は、キハ110系3両編成で、両端2両はテーブル席、中間1両は、全室オープンキッチンの食堂車です。座席は、1号車が4人用コンパートメント、3号車が2名掛けと4名掛けのテーブル席です。中間車は、「キクシ112」という国鉄時代を含めて初登場の形式が起こされています。

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 列車は団体臨時列車扱いで、びゅう商品として発売されています。そのため、旅行商品のみでの発売で、きっぷ単体では乗れません。2名以上でしか申し込めないのがネックになり、今までずっと乗れませんでしたが、昨年11月に乗ってきました。

2020_11080035(オープンキッチン)
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 運行区間は、八戸~久慈間の往復で、往路はランチ、復路はデザートビュッフェです。片道ずつでも乗れます。びゅう商品は、四半期ごとに一斉発売で、発売日はとうに過ぎていたので、往復乗車できる日程限定の縛りは付けたものの、11月の土日どこでも可、1号車、3号車いずれでも可、という乱暴な申込みをしました。ちなみに、3名以下でコンパートメントを利用する場合は、追加料金がかかります。そうすると、1日だけ予約ができる、という回答が返ってきたので、即時予約をしました。なお、旅行商品なので、観光庁のGoToトラベル事業の補助が適用され、1人あたり8000円ほどで乗れ、地域共通クーポン2000円が付きました。

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 八戸駅では、2号車からのみ乗車でき、乗降口には、赤絨毯が敷かれていました。オープンキッチンでは、前菜の盛り付けがされており、スープが火にかかっていました。
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 指定された席に着き、発車すると、ウェルカムドリンクが運ばれてきました。前菜に始まり、サラダ、スープ、メインディッシュ、プティフールのコースです。ランチなので、フルコースではありませんが、かなりのボリュームがあります。

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 メニューは、3か月に一度変わり、担当するシェフは、半年に一度変わるようで、この時は、秋メニューでした。きのことフォアグラのスープが個人的に気に入りました。イクラのはらこ飯風がこの日のメインです。完全な洋食ではなく、和洋折衷にしているようです。

 2人掛け席は山側ですが、途中の海岸で、地元の人が大漁旗を振っていたり、景観徐行をしたりしていました。運転停車もなく、終点の久慈まで約2時間、どこにも停まりませんでした。ちなみに八戸線はこの列車の運行開始にあたって、徹底的に軌道改良を行なったらしく、ローカル線特融の揺れはほぼありませんでした。

2020_11080056(種差海岸)
 久慈到着後は、一旦改札の外に出る必要があります。とは言うものの折返し時間は1時間しかないので、道の駅まで行って帰ってきただけでした。

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 復路は、ホテルメトロポリタン盛岡監修のデザートビュッフェです。最初に、季節のデザートプレートが運ばれてきます。これは、乗車したとき、キッチンで並べられていました。栗のケーキがお気に入りです。

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 ビュッフェは、これまでオープンキッチンにホールのケーキなどを並べていたようですが、新型コロナ対策で、注文をして席まで持ってきてもらう方式になっていました。

 復路は、種差海岸や鮫など主要駅に停まります。降りることもできますが、終点の八戸まで乗り通しました。

 八戸の発車が11時頃、到着が16時頃なので、この日はこの列車に乗って、青い森鉄道で青森に移動して終わりましたが、是非また乗りたい列車でした。

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 最後に、きっぷの話題です。「TOHOKU EMOTION」は旅行商品専用列車なので、きっぷは、契約乗車票となりますが、指定券のあった「フルーティアふくしま」と異なり、バウチャー券のみです。乗車時にこれを提示します。回収されると思っていましたが、確認するだけでした。ちなみに、往復乗車の旅客は把握しているようで、久慈で降りるとき、「お帰りもお待ちしております」と言われました。

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 令和3年となり、新型コロナの影響が長続きする中、今年はどんな年になるのかよくわかりませんが、少なくとも、今まで通り、旅には出かける、いや、政府のGoToトラベル事業継続が決定したこともあり、むしろ頻度が上がると思います。今年も良い年になることを切に願いつつ。。

 

 

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