浦河駅
(浦河駅舎)
日高本線の不通区間にある浦河駅は、浦河町の中心駅です。浦河町は、日高総合振興局庁舎もある街です。静内駅のある新ひだか町の方が栄えているような気はしますが。
北海道&東日本パスで苫小牧から、日高本線に乗って、鵡川から代行バスに乗継ぎ、浦河駅前でバスを降りました。バスは国道上に停まり、駅舎の前には行きません。多くの駅がそうで、駅前まで入るのは鵡川と静内くらいの印象です。
(列車の来なくなった線路)
跨線橋を渡るとそこはいきなりホームでした。主要駅のようでありながら、1面1線です。駅舎があり、中は椅子があるだけでがらんとしています。一見無人駅のようで、実際無人の時間の方が長いのですが、れっきとしたみどりの窓口設置駅で、時刻表にも緑の印があります。
ただし、営業時間はかなり短いです。
毎週、水曜、土曜と、第2、第4月曜日の12時から16時のみです。
(みどりの窓口)
きちんと調べたわけではありませんが、全国のみどりの窓口設置駅の中で最短ではないかと思っています。
私が訪れたのは8月10日(月)で、丁度第2月曜日でした。この営業時間の短さなので、あまり期待はしていませんでしたが、ふらっと駅舎に入ってみて、窓口が営業しているのを見つけました。
初老の係員氏に、入場券と、絵笛までの片道券をお願いしました。同じバスから降りた先客が、下車印と入鋏をお願いしていましたが、そういうのは置いてないそうです。列車が走っていたときから、改札業務はやってなかった、と言っていました。
(浦河市街)
この係員氏は、恐らく静内から出張してきているのだと思います。駅前には何もなく、市街地は、駅を出て徒歩5、6分離れた国道沿いです。北の大地の入場券も、駅ではなく、市街地にある観光協会で販売しています。
日高本線は、来年3月での不通区間廃止がほぼ確定のようで、私がこの駅できっぷを買うのは最初で最後になるような気がします。
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