前郷から秋田ゆき
(前郷にて)
由利高原鉄道は、旧国鉄矢島線を第三セクターに転換した鉄道で、「鳥海山ろく線」という愛称がついています。羽後本庄~矢島間23kmの路線です。列車は昼間に2時間ほど空く時間帯があるほかは、概ね1時間に1本の運転で、片道の所要時間は、約40分です。そうすると、途中駅で上下列車が交換しなければなりませんが、全線の丁度中間にあたる前郷駅で交換しています。
由利高原鉄道は、自動化がなされておらず、前郷~矢島間がタブレット閉塞、前郷~羽後本荘間がスタフ閉塞です。よって、前郷駅では、いわゆる「タブレット交換」が見られます。
(タブレット交換)
そういうわけで前郷駅は有人駅で、きっぷも販売しています。ちなみに、「前郷」は、「まえごう」と読みます。時折吹雪く2月の寒い日に、上り列車から降りて、駅舎の窓口で、「秋田ゆき」のJR連絡硬券を買いました。この列車に乗る前、矢島駅で、いろいろときっぷを買っていたら、駅員氏に「前郷でも買えるよ」と言われ、つい買ってしまった次第です。片道1150円もします。実際に使ったので、ハサミを入れてもらいました。「本当に入れていいの?」と聞かれました。列車から降りてきて、きっぷを買うのは明らかに収集目的ですので。。
平日は高校生が乗っているのでしょうが、休日午後の列車に乗っている人は誰もいませんでした。途中の駅で1人か2人乗ってきたような気がしますが。
« 札沼線③ラストラン | トップページ | 阪急交通社 福岡日帰り »
「社線連絡券」カテゴリの記事
- IRいしかわ鉄道車補(2024.01.01)
- 肥薩おれんじ鉄道通過連絡(2022.09.16)
- 4線連絡乗車券その2(2021.09.12)
- 会津野岩線3社連絡券(2020.06.04)
- 前郷から秋田ゆき(2020.05.09)
コメント