« 2020年4月 | トップページ | 2020年6月 »

2020年5月の8件の記事

2020年5月31日 (日)

修善寺踊り子グリーン乗継

 3月改正より、E257系2000番台の特急「踊り子」が運転を開始しました。「あずさ」「かいじ」用の0番台を改造した車両です。個人的に0番台には中央快速線の通勤特急としてほぼ毎日お世話になっていました。

 それはともかく、185系「踊り子」の余命もあとわずかになりました。今も、10両基本編成に5両付属編成を併結した最長15両編成で走っています。このうち伊豆急行線内に乗り入れられるのは10両の基本編成までで、付属の5両は熱海回転か、又は伊豆箱根鉄道に乗り入れて修善寺まで行きます。

 ここからが本題です。修善寺行きの「踊り子」(「修善寺踊り子」とします)にはグリーン車がありません。グリーン車が付いているのは伊豆急下田行きの編成(「下田踊り子」とします)のみです。修善寺踊り子と下田踊り子は、熱海まで同一列車です。

同一列車内での設備変更(例えば、普通車指定席からグリーン車など)の場合、特急料金は設備変更の前後を通算して計算することとされています。これは規則上、明確に規定したものはありませんが、旅客営業規則(以下「規則」といいます)57条本文において、「急行列車ごとに」特別急行券…を発売する、と規定しており、同58条において、特別車両に乗車する「列車ごとに」、特別車両券を発売する、と定めていることから、同一列車であれば、特別急行券(特急券)は1枚でよく、グリーン車乗車区間に対しては、当該列車の特別車両券を付加する、という解釈するのが自然です。

 さて、本件の場合、修善寺踊り子と下田踊り子は、号数は同一であるものの、熱海から先は明らかに別の列車です。この場合にも上述の料金通算が適用できるのかについて、これは明文の規定があります。

 まず、規則57条6項において、「2個以上の急行列車が一部区間を併結運転する場合の当該急行列車…は、1個の急行列車とみなして1枚の急行券を発売する」と定められており、本条文は、旅客営業取扱基準規程(以下「規程」といいます)101条2項において、「(規則)第57条第6項の規定により1個の急行列車とみなして急行券を発売する場合に限って」、「2個以上の急行列車が一部区間を併結運転する場合の当該急行列車の2個以上の特別車両にまたがって乗車するときは」「1個の急行列車の特別車両に乗車するものとみなして特別車両券(A)を発売することができる」と定めらており、特別車両券の場合に、規則57条6項の実質的な準用を認めています。

 ただし、この準用は、規程101条2項の末尾にもある通り、「できる」に留まり、必ずしなければならないものではありません。

 踊り子号の場合は、これが適用され、下田踊り子のグリーン車から、修善寺踊り子の普通車に乗り換える場合であっても、特急料金は通算で計算することができます。

 随分と前のことにはなりますが、東京駅丸の内地下中央改札口を出たところにあるみどりの窓口でこの乗り継ぎグリーン券をお願いしました。ちなみに、ここの窓口は、東日本管内でも、かなり優秀な人が揃っていて、変なものを求めても、大体きちんと対応してくれます。

 まず窓口氏はマルス端末の「任意乗継」画面から入りました。新幹線の、いわゆる「ラッチ内乗継」などで使う画面です。しかしながら、東京~熱海、設備「グリーン」、熱海~伊豆長岡、設備「普通」で要求すると、エラーで弾かれました。似たような例で、今はありませんが、和倉温泉直通の特急「はくたか」というのがあり、金沢でグリーン車が切り離されるので、越後湯沢~金沢「グリーン」、金沢~和倉温泉「普通」と言うのがありましたが、こちらはこの設定で普通に発券できていたようです。

 マルスではできず、しかしながら規則上は通算できる、ということで料金補充券での発券と相成りました。窓口氏も料金通算、というのは当然のこととしてわかっていたようでした。ネット上では、「できない」と打ち切り計算された例もあるようですが、前述のとおり、あくまでも「できる」だけなので、しなかったとしても規則上は問題ありません。

25100006
 出来上がったのがこの補充券です。なぜマルスではできないのかはよくわかりませんが、伊豆箱根鉄道という社線が関係しているのではないかと思っています。マルス対応させるのはさほど難しい話ではないと思うのですが。

 下田踊り子のグリーン車は、4号車と5号車で、修善寺踊り子の指定席は、13号車より後ろです。窓口氏は、熱海での乗り換えが近くなるように、一番歩く距離の短い号車同士にしてあります、と仰っていたのを覚えています。

 実際、歩いて乗り換えましたが、5号車後ろから、13号車最前列まででも、7両分140mもあります。走れば20秒ほどですが、あまりのんびり歩いていると乗り遅れる可能性すらあります。しかも、車内からの通り抜けはできません。こんな酔狂なことをする人は、ほぼいないと考えていいと思います。

 踊り子号は、全列車がE257系に置き換えられる予定で、今のところ、基本編成のみの改造に留まっていますが、伊豆箱根線内の変電所設備の改良やら、三島駅のホーム切り欠きの測量をしていたとか、いろいろとE257系付属編成が修善寺へ乗り入れると思しき布石はあります。公式の発表はありませんが。房総特急の減便で余剰気味の幕張E257系が入るのだと思いますが。そうすると、このグリーン車問題もそのまま引き継がれることになります。E257系になれば車内通り抜けはできるようになりますが、いつまでも補充券で発売するかどうかは微妙なところだと思っています。

 

 

 

2020年5月25日 (月)

高輪ゲートウェイ駅開業記念都区内パス

 品川~田町間に、3月14日に開業した「高輪ゲートウェイ」駅ですが、当駅の開業を記念して、都区内パスに記念文字を入れたものが発売されています。当初の予定では、5月6日までの期間限定でしたが、特措法に基づく緊急事態宣言の発令を受けて、今年9月30日まで延長されています。

311000141
311000142
 都区内パスに記念の文字を入れるのは、昨年の改元時にも行われており、東京支社の記念きっぷとして、それなりの地位を得ていそうです。指定席券売機や窓口で、いつでも誰でも買えるので、大行列に並ぶことなく、かつ、枚数無制限で発売できるので、JR、利用者の双方にとってメリットがあると思っています。

 さて、この都区内パスを買って、会社の帰りに、出来立ての高輪ゲートウェイ駅へ行ってきました。駅のレポートはそのうちすることにします。

 

 

2020年5月16日 (土)

諏訪しなの

 2年前の夏に開催された信州DCでは、中央西線と中央東線をまたいで運転する列車がいくつか設定されたことで話題になりました。長野189系の「木曽あずさ号」など、今では設定不可能な列車もありました。

 「木曽あずさ号」は、新宿から木曽路を目指す列車ですが、名古屋から、八ヶ岳方面を目指す列車として、特急「諏訪しなの号」が設定されました。こちらは383系使用です。

 プレDCの時からアフターDCまで、3年連続で設定されていますが、運転区間、編成が全て異なります。

 平成29年(プレDC) 名古屋~茅野 付属4+2連
 平成30年(DC本番) 名古屋~小淵沢 付属4連
 令和元年(アフターDC) 名古屋~富士見 基本6連

2018_09170068
2018_09170075 (小淵沢にて)
 いずれの年もグリーン車はついていますが、見事にバラバラです。平成30(2019)年の列車に、多治見から、小淵沢まで乗りました。この日は生憎の雨でした。多治見発車時点で乗車率は5~6割程度です。

 JR東海管内で、記念乗車証の配布がありましたが、上りと下りを間違えて積み込んでいたため、この列車は下りですが、とりあえず上り列車用のを配布し、希望者にはあとで正しいものを郵送する、という措置を取っていたのを覚えています。記念乗車証類は、あればもらう、という程度なので、郵送依頼はしませんでしたが。

21100027
 塩尻で座席回転の儀を行ない、中央東線に入りました。蓼科高原などの玄関口である茅野でもさほど降りず、ほとんどが終点の小淵沢まで乗っていました。383系が小淵沢まで営業運転で入線するのは今回が初めてです。

 私はこのあと、小海線に乗り継ぎましたが、「諏訪しなの号」からと思しき乗客が大勢乗っていました。今年は信州DCも終わっていますし、夏臨どころの状況ではないので、設定されることはないと思っています。

 

 

 

2020年5月13日 (水)

阪急交通社 福岡日帰り

 阪急交通社では、新大阪(大阪市内)から、博多(福岡市内)まで日帰り往復、かつ、少々のクーポン券が付いて10000円前後、というパックツアーを恒常的に販売しています。この区間の片道正規料金は、自由席でも14750円ですから、破格の値段です。しかも、格安プランにありがちな「こだま」限定の縛りもありません。

 ただし、このプランにはいろいろと制約があります。

1 指定列車以外には乗車できない。
2 利用者は列車の時間帯のみ選択でき、具体的な列車の指定はできない
3 当該日に合計8人以上の申し込みがないと催行されない

40000011
40000012
40000010
40000009
 3の条件があることから、旅行会社の通常マル契ではなく、団体乗車券扱いであることが推測できます。また、列車の希望は言えない、つまり、阪急交通社の指定した列車に乗るしかない、というのが面白いです。この指定列車は、「のぞみ」、又は一部の(速達型)「ひかり」ですので、特に不便はありません。

 新型コロナウイルスが徐々に広がり始めていた3月は、今のような緊急事態宣言が出ているわけでもなく、世間一般的には、不要不急の外出は控えましょう、といった程度で、いわゆる「自粛警察」のような存在もまだあまり見かけませんでした。それでも、遠出の旅行をする人は少なくなり、金券ショップでは新幹線回数券が投げ売りされている状況でした。

 そういう状況の中で、阪急交通社も売り上げが激減していたのか、突如、このプランを6980円で売り始めました。3連休も関係なしで同一料金です。太宰府の梅ヶ枝餅5個(1個130円)引換券がついてこの価格ですので、片道3000円です。いくら阪急交通社の指定した列車に乗らざるを得なくても、これは行くしかないな、と思いました。丁度その連休は神戸の実家に帰省することにしていましたので。

 日野の自宅に送られてきた乗車票は、乗車券相当部分と指定券が別になっており、120mmの団体乗車票でした。「整理#」や、ツアー名の記載もあることから、一般的な団体乗車票と変わりはありません。

2020_03210088(博多にて)
 当日は新神戸発着で利用しました。内方乗車についても特に制限はありません。極端な話、この値段であれば、新下関~博多間の利用でも元が取れます。このパックツアーを利用していると思しき乗客で、指定の16号車はほぼ満席に近い状況でした。これでどれほど利益があるのか、いや、利益なぞはなく、赤字額の削減目的なのかは知りませんが、それなりに売上は立ったのではないかと思います。

2020_03210019
2020_03210018 (太宰府天満宮)
 鹿児島線に導入されたアシストマルスをめぐり、太宰府天満宮に参拝しました。何度か来ていますが、3連休中日のこの日は、参拝の列が出来るほど、参道もいつも通りの賑わいでした。梅ヶ枝餅は一人で5個も食べられないので、2個食べてあとは実家へお土産にしました。

2020_03210028(糸島)
 このあと、糸島へ行きましたが、ここも外出自粛要請なぞ、どこ吹く風、普通の3連休と変わりない人出でした。どこもがらがらだろう、という私の読みは、いい意味で完全に外れました。

 

 

2020年5月 9日 (土)

前郷から秋田ゆき

2018_02180199 (前郷にて)
 由利高原鉄道は、旧国鉄矢島線を第三セクターに転換した鉄道で、「鳥海山ろく線」という愛称がついています。羽後本庄~矢島間23kmの路線です。列車は昼間に2時間ほど空く時間帯があるほかは、概ね1時間に1本の運転で、片道の所要時間は、約40分です。そうすると、途中駅で上下列車が交換しなければなりませんが、全線の丁度中間にあたる前郷駅で交換しています。

 由利高原鉄道は、自動化がなされておらず、前郷~矢島間がタブレット閉塞、前郷~羽後本荘間がスタフ閉塞です。よって、前郷駅では、いわゆる「タブレット交換」が見られます。

2018_02180200 (タブレット交換)

16200001
 そういうわけで前郷駅は有人駅で、きっぷも販売しています。ちなみに、「前郷」は、「まえごう」と読みます。時折吹雪く2月の寒い日に、上り列車から降りて、駅舎の窓口で、「秋田ゆき」のJR連絡硬券を買いました。この列車に乗る前、矢島駅で、いろいろときっぷを買っていたら、駅員氏に「前郷でも買えるよ」と言われ、つい買ってしまった次第です。片道1150円もします。実際に使ったので、ハサミを入れてもらいました。「本当に入れていいの?」と聞かれました。列車から降りてきて、きっぷを買うのは明らかに収集目的ですので。。

 平日は高校生が乗っているのでしょうが、休日午後の列車に乗っている人は誰もいませんでした。途中の駅で1人か2人乗ってきたような気がしますが。

 

 

 

2020年5月 8日 (金)

札沼線③ラストラン

  札沼線の北海道医療大学~新十津川間は、令和2(2020)年5月6日(水)をもって営業を終了しました。この翌日が、鉄道事業法第28条の2の規定に基づき、平成30(2018)年12月20日、JR北海道から国土交通大臣宛に提出された廃止届出に記載の日付です。同法に基づく廃止日は、5月7日(木)ですが、営業は前日に終了します。5月6日をもって鉄道事業を廃止する、とすると、その日は営業できなくなってしまいますので、必然的に翌日付の廃止となります。

2020_03020809_20200508122501 (札比内にて。2020年3月2日撮影)
 事業法上の細かい話はさておき、札沼線の最終運行は5月6日ではなく、4月17日でした。新型コロナウイルス感染拡大による影響で、18日以降は営業を休止し、そのまま廃止となりました。

 この4月17日最終運行が決定するまでの経緯は、紆余曲折を極めます。

 まず、鈴木北海道知事は、全国に先駆けて、2月28日から、道内の感染拡大を防止するため、「緊急事態宣言」を出しました。このときの同宣言は、法令等の根拠のないものでしたが、道内都市間の移動を控えるよう呼びかけられ、学校の休校措置等が取られました。私は丁度この宣言が出されたとき、道内を旅行中でしたが、都市間の移動が大幅に減少し、JR北海道の特急列車、都市間バスともに、惨憺たる乗車率になっていました。北海道独自のこの宣言は、3月19日をもって終了しました。

 翌月4月3日(金)に、JR北海道は4月11日から5月6日までの運転計画を発表しました。廃止を前に利用客の増加が見込まれることから、新十津川発着列車を、現行の1往復から、2往復に増発し、一部列車の時刻変更を実施、これとあわせて、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う利用客数の抑制を目的として、GW期間中の5月2~6日の間、石狩当別~新十津川間を運行する列車は、全列車、全車指定席での運転が発表されました。このときの運転計画によると、GW中の列車は、4両編成、5両編成で運転するものもある、と書かれていました。座席指定券の発売は追って発表する、とされました。

 GW中は実家に帰省することにしていましたが、この運転計画を見て、乗りに行こうか、と思いました。列車名は、「思い出お~い札沼線1号」とかになるのか、それとも単に「5426D」とかになるのか、などと空想し、1両限界のホームに5両編成が停車するのは見てみたいな、などと考えていました。

 これで落ち着くのかと思いきや、翌週4月6日(月)に、政府の対策本部が、東京都、大阪府、福岡県などを中心とした大都市圏を対象に、新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条の規定に基づく、いわゆる「緊急事態宣言」を発令しました。このとき、北海道は対象区域に入っていませんでした。

 「緊急事態宣言」の発令をふまえて、4月15日(水)に、新たな運転計画が発表されました。11日に、北海道新聞から、「札沼線の運行終了前倒し」が検討されているとの報道がありました。それで正式発表された内容は、最終運行日は、4月24日(金)とし、翌週27日(月)に、沿線4町の住民のみ乗車可能なラストラン運行を行なう、というものでした。18日から24日までの新十津川発着列車は4両編成で運転する、とも書かれていました。3日に発表された臨時列車は、この段階でも運転継続の予定でした。ちなみに、当該臨時列車(新十津川発着の9427D~9428D列車)は、4月11、12日の2日間、既に運転されていました。

 GW中の幻の全車指定席列車は無くなりましたが、町民限定のラストラン運行は、身分証の携帯が必要なのだろうか、これはJR初の試みではないか、などと考えたりもしていました。なお、外出を控えるようにとされていることから、町外からの乗車、撮影は極力控え、乗車する場合もマスク着用、北海道の寒い4月ですが、窓を開けての走行なども記載されていました。

  このニュースリリースの「1 列車運行について」には留保条件が付されており、「不測の事態により最終運行を繰り上げる場合があります」とされていました。後から考えれば、これが次の段階の伏線で、社内ではすでに繰り上げが検討されていたのではないかと思っています。

 翌日の4月16日(木)、政府の対策本部は、特措法に基づく「緊急事態宣言」を、全国に拡大し、期間は4月17日(金)から5月6日(水)までとする、と発表しました。安倍総理がこれを発表したのが4月16日の16時頃でした。

 この「全国」には当然、北海道も含まれます。2月に出した道独自の宣言とは異なり、今度は法令に基づく宣言です。これを受けて、同日20時過ぎ、JR北海道が突如、ニュースリリースを発表しました。

 そこには、

①最終運行は4月17日(金)新十津川駅10時発となります。

②以降の列車は運休とさせていただきます。

という、前日の発表を覆す衝撃の内容が記載されていました。

 前文には、「大変残念ではありますが、不測の事態に至ったと言わざるを得ず、さらに最終運行日を繰り上げます」と書かれていました。

 ちなみに、この発表が出された20時以降に東京羽田を出発する航空便の最終出発は21時、翌朝の始発便は羽田0615発→新千歳0745着ANA便です。新千歳空港から新十津川駅までは道央道経由で137kmです。到着後すぐにレンタカーを借りて全速力で飛ばせば、ぎりぎり間に合うかもしれない時間です。道央道の新千歳空港ICから深川ICまでの法定速度は100km/hなので、法定速度遵守でも、2時間あれば、たぶん間に合ったと思います。ニュースでは、この便に搭乗して、石狩月形駅で最終列車に乗り込んだ(を見た)という人が取材されていました。

 いずれにせよ、ラストラン列車に乗車、又は見送ることのできた人は、沿線の住民に限られ、遠方の人にはかなわないこととなりました。新十津川1000発の最終列車発車時には、沿線の方がそれなりに集まっていたようですが、静かなラストランになりました。

 ところが、北海道テレビ(HTB)が、「緊急企画」と称して、このラストラン列車を、新十津川から石狩当別まで、報道ヘリを飛ばして追いかけ、ひたすら列車を撮り続け、それを生放送で流す、という離れ業をやってのけました。この放送は、Youtube公開されています。

 それ以降、列車が走ることはなく、石狩月形、札比内の乗車券発売、駅、又は委託販売の札沼線記念入場券発売も中止されました。入場券については、郵送販売がなされることが発表されました。これは後日記事にします。

 正式な廃止日を迎えた5月7日(木)、踏切や橋梁、駅のホームに柵が立てられ、駅の看板は取り外されました。廃止後の用地については、新十津川町が、圃場整備の一環として、農地転用検討を発表したほか、月形町がトロッコ運行を検討、などと報じられていますが、まだ具体的な動きはないようです。

11100100
 それで最後にきっぷの話題ですが、4月24日への繰り上げが決まった4月15日の夜、みどりの窓口へ行って、5月6日の「新十津川→浦臼」の乗車券を購入しました。翌日には発売制限がかかったようですが、この時はまだ買えました。当初の発表では、乗車券だけでは乗れず、これに座席指定券が必要でした。

 最終運行日が二度も繰り上がり、正式発表の翌日に突然、最終運行を迎えた鉄道路線は前代未聞で、今後、このような事態が起きないことを願うばかりです。GW中に運行されていれば、法的拘束力はある一方で罰則のない特措法の緊急事態宣言では、大勢の乗客、見送り客で溢れ返り、確実に感染は拡大したでしょうから、適切な判断だったのだと私は思っています。

 

 

 

2020年5月 6日 (水)

伊豆急端末券

 伊豆急行線の特急停車駅にはマルス端末がありますが、それ以外の有人駅にも乗車券を発券する端末が設置されています。伊豆急は、特急停車駅発着の場合は、JR6社各駅との連絡運輸がなされている一方で、その他の駅は、JR東日本の千葉、高尾、取手、高崎、小山で囲まれた範囲と、JR東海の米原までの各駅、東京方面の新幹線停車駅、身延線、御殿場線と、割合狭い範囲でしか連絡運輸を行なっていません。

2018_02140314
2018_02140313 (片瀬白田駅)
 片瀬白田駅は、正月の快速「伊豆初日の出号」が長時間停車し、初日の出を拝むところですが、そこからもわかる通り、海に近い駅です。近くには、戸田市保養所の「白田の湯」という宿泊施設があったりします。1泊6500円程度(2食付き)という固定価格で、伊豆急の車内に広告を出しています。戸田市民以外でも利用できるので、少し気になっています。

 話が逸れました。伊豆急線内では、Suicaが使えることもあり、片瀬白田駅に券売機はありませんでした。きっぷを買う場合は、必然的に窓口になります。小田原までの新幹線経由で乗車券を買いました。ちゃんと上部に「(幹)」とあり、新幹線経由であることがわかります。

13100002
2018_02140327 (リゾート21「金目鯛」伊豆高原にて)
 私はこのきっぷと別の多経路補充券を組み合わせて改札を通ったので、このきっぷが自動改札を通るかまではわかりません。およそ2年前の券ですが、「(海)品川」の無効印がかかっている部分の印字が薄くなっています。ですので、保存性は、券売機のエド券と同程度ではないかと思っています。ちなみに、これと補充券を両方見せた品川駅の駅員氏は、まずこのきっぷを見て固まり、次jに補充券を見て固まり、なかなか通してくれなかったのを覚えています。そんな組み合わせで乗る方も乗る方ですが。。

 

 

2020年5月 4日 (月)

「海里」

 羽越本線の新型観光列車「海里」は、昨年の10月5日に運転を開始しました。「きらきらうえつ」の後継で、HB-E300系4両編成のハイブリッド気動車です。特筆すべきは、「きらきらうえつ」がリクライニングシートの通常座席車両主体だったのに対し、「海里」は、1号車がリクライニングシート、2号車が半個室のコンパートメント、3号車は車販カウンターとフリースペース、4号車はダイニングカーと多種多様になっている点です。

2019_11040098
2019_11040091
2019_11040093 (鶴岡にて)
 このうち、1号車と2号車は、一般発売の指定席券で乗れますが、4号車のダイニングカーは、食事付きのびゅう旅行商品専用です。こちらは例によって、2人以上でないと申し込みができません。海側が4人掛け、山側が2人掛けで、1人当たり13800円(新潟発酒田着の片道)です。メニューは季節毎に変わります。ちなみに、旅行商品の申込者以外は、4号車への立ち入りは禁止されていました。

 運行開始して約1ヶ月後の11月3連休に、鶴岡から乗車しました。指定席券は、実家に頼んで、10時打ちをしてもらいました。私もえきねっとで打つつもりでしたが、瞬殺されたので、さっぱり間に合いませんでした。申込用紙を見た窓口氏は「おっ、海里だ」と言っていたそうです。

 「きらきら日本海観光パス」を使って、出羽三山神社に参拝し、温泉に浸かったあと、鶴岡駅に戻ってきました。駅前のビルに、「海里」旅行商品申込者専用のラウンジがあります。鶴岡から4号車に乗車する人はここで待てるようです。お茶くらい出てくるのだとか。「海里」は鶴岡で20分ほど停車するので、酒田からの場合も、一度改札を出てここを使えるようです。私は通常の指定席なので、もちろん使えません。

 みどりの窓口で「『海里』Debut記念入場券」なるものを購入し、列車にのります。紅赤と白のグラデーションが綺麗な車両です。

2019_11040115 (車内のロゴマーク)
 1号車のリクライニングシートは、「リゾートしらかみ」などとほぼ同じです。2号車のコンパートメントは、暗くなると雰囲気が良いそうです。このときは、えきねっと申込だと、1号車か2号車か、発券してみないとわからない、という状況でしたが、今現在は、「海里」(コンパートメント)という別列車扱いになっています。

2019_11040089 (1号車)
2019_11040116 (2号車通路)
21400017_20200504113301
 指定席券は、840円です。最近のJR東日本の観光列車はこれが主流になっています。それでも安いとは思いますが。「海里」専用のチケッターがあり、この列車専用の制服を着た車掌氏に頼むと、押してくれます。車内改札は省略なので、頼まないと押してくれません。列車の絵が入ったデザインでしたが、かすれてしまいました。ロゴマークの入った別デザインのものもあるようです。乗務員の制服もそうですが、車内メロディーやらチケッターやら、この列車のためだけにデザインされたものが多く、新潟支社の気合の入れようがよくわかります。

2019_11040106
2019_11040118 (3号車)
2019_11040120 (3号車は窓が開く)
 3号車の車販カウンターに行ってみました。ここで食べ物を買うと、3号車フリースペースで食べる場合は、店内飲食扱いで、税率10%、自席に持ち帰ると8%だそうです。支払い金額は同じですが、納入消費税額が変わるようです。海側のカウンターに立っていると、丁度笹川流れに差し掛かり、「日本海の風をお楽しみください」と、3号車海側の窓を開けにきました。11月初旬とは言え、夕暮れ時の風は冷たかったです。さすがに冬はやらないと思います。

2019_11040122 (「海里」仕様の桑川駅)
2019_11040129 (桑川駅前からの日本海)
 桑川で長時間停車します。桑川駅には、道の駅が併設されていて、ここで買い物ができるほか、目の前の国道を渡れば、すぐ日本海に降りる階段があります。あいにく曇っていましたが、晴れていれば丁度夕陽が沈む時刻です。なお、「海里」には、もう1本、「冬ダイヤ」があり、こちらは鶴岡停車10分、桑川での停車時間はわずか、という走り続けるダイヤです。このときも、桑川に停車している間に真っ暗になってしまいました。

 このときの車内には、新潟支社の事務方が添乗していて、観光列車全般に関するアンケートを行なっていました。これまで乗ったことのある観光列車(JR他社含む)を書かされ、今後どのような列車を望むか、というものでした。個人的に「音楽を楽しめる列車」というのが気になりました。「海里」の予行演習として1年前の冬に運転された快速「リゾート美食旅(ガストロノミー)」では、ビオラの生演奏というのをやっていたので、なにかそういう企画でもあるのでしょうかね。

 ちなみに、私は申し込みませんでしたが、「海里」の車内では、上り下りとも、びゅう旅行商品として、特製弁当の注文ができます。上り下りで内容と値段が異なり、2000円前後です。

 個人的に、気に入ったので、今度は4号車の食事つきで乗ってみたいと思っています。5月末までは運休で、6月以降は申込停止中なので、いつになることやらわかりませんが。

 

 

 

« 2020年4月 | トップページ | 2020年6月 »