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2020年4月20日 (月)

SL冬の湿原号

 「SL冬の湿原号」は、2000年の冬から毎冬運転されている釧網本線のSL列車です。今年で運行20周年を迎えました。14系4両に旧客1両を繋げた計5両編成で、釧路~標茶間を1日1往復しています。運行期間は、概ね1月下旬~2月最終の土日までです。今年は、1月25日から3月1日までの週末、及び2月上旬の毎日運転されました。

2020_03020447 (標茶に到着した往路列車)
2020_03020454 (標茶駅)
 現在の牽引機は、C11-171号機です。かつては、207号機もあり、時期によっては重連運転なども行なっていたようですが、主要幹線を走る列車に新型ATSの搭載が義務付けられたことなどをきっかけに、同機は運用を離脱し、現在は、東武鉄道の「SL大樹号」を牽引しています。

 北海道内のSL列車には、「SL函館大沼号」や「SLニセコ号」などもありましたが、現在は運転されていません。これらの列車には、原則として補機のディーゼル機関車が付いていましたが、「SL冬の湿原号」は、SL単機が基本で、悪天候下など、特定の条件の時のみ、DE15形の補機がつくようです。

2020_03020479 (14系車内)
2020_03020491 (記念撮影ボード)
 客車は14系を改造し、車内をボックスシートにした車両4両と、旧客スハフ43の計5両編成です。旧客は、もともとのボックスシートに、一部車内を改造し、カフェテリアとしています。なお、旧客の扉は開きません。

2020_03020475 (標茶駅跨線橋より)
 2月29日に、浜小清水から快速「しれとこ摩周号」で標茶駅に降り立ちました。丁度往路のSL列車が到着しており、撮影する人でホーム上は混雑していました。私は一通り列車を撮影した後、昼食をたべに標茶の街に出ました。しかし、この駅前には、飲食店が少なく、釧路川を渡った国道まで行って漸く数軒の喫茶店や食堂がある程度です。橋を渡った信号の角にある喫茶店に入りましたが、SLの乗客と思しき人たちばかりでした。

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 今年は運行開始20周年ということもあり、駅の窓口で記念入場券を売っていたり、標茶郵便局が記念小型印やら記念切手やらを作っていました。郵便局は土日の臨時開局をしていました。普段は駅舎内に出張所を出しているようですが、新型コロナの影響で、それは取りやめます、との張り紙がありました。

 私は復路の釧路行きに乗ります。改札を通ると、丁度機関車が入れ替えと連結作業を行なっていました。標茶駅には転車台がないため、釧路行きは、バック運転です。SLのバック運転は初めて見ました。ちなみに、「SL冬の湿原号」に乗るのは、この日が初めてです。

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 SLの行路表や客車のサボも20周年の特別仕様です。えきねっとで事前に押さえていた座席は、偶然、旧客の号車でした。満席、との案内でしたが、隣は最後まで来ませんでした。SL列車の指定席料金は、840円とされていますが、この日は、「ひがし北海道フリーパス」を使っており、快速列車の指定席は無料で乗れるので、網走駅でえきねっと発券の指のみ券を発券してもらいました。
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2020_03020500 (茅沼駅の丹頂鶴)
 標茶を出ると、次は茅沼です。この駅は、丹頂鶴の飛来する駅として有名で、並走する国道には多数の車が止まっていました。列車が到着したときにも、4羽が飛来していて、列車が発車すると、驚いて飛び立っていきました。丹頂鶴は、かつて一度は絶滅したと考えられていましたが、1924年に道内で再発見され、52年には鶴居村、阿寒村などで餌付けに成功し、70年代以降はその数を増やしています。

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2020_03020518 (塘路にて)
 列車は釧路湿原の中を走ります。外気温は氷点下ですが、この日は快晴で、窓の日差しが暖かかったです。塘路で対向列車との行き違い待ちをします。この駅では、構内踏切や対向ホームからの撮影ができます。ただ、なかなか人が多いですが。対向列車発車後、構内踏切に誰もいない一瞬をついて編成写真を撮りました。ちなみに、駅には警備員がいます。釧網線のこのあたりは湿原を走り、地盤のなるべく固いところに線路をくねくねと通しているので、平坦線です。それでSL単機での運転が可能なのだと思います。終点の釧路までゆっくりと走っていきました。
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2020_03020529 (ヘッドマーク)
 なお、旧客車内のカフェテリアは、釧路湿原駅発車後くらいに早々と営業を終了してしまいましたので、利用の際は注意が必要です。各車両にあるダルマストーブで焼くためのスルメなども売っています。

 釧路駅でも、20周年記念入場券を買いました。北海道内のSLはこの列車だけですので、また来年にでも乗りたいと思っています。

 

 

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