ラ・マルことひら
(茶屋町にて)
2016年4月の岡山DCにあわせて、213系2両を改造した観光列車が誕生しました。最近のJR西日本で流行っているフランス語の愛称で「La malle de Bois」(旅するかばん)と名付けられました。全車グリーン車指定席扱いで、岡山~宇野間の「ラ・マルせとうち」として走り始めました。
土曜日 岡山~宇野 「ラ・マルせとうち」
日曜日 岡山~尾道 「ラ・マルしまなみ」
祝日 岡山~琴平 「ラ・マルことひら」
この列車の車内には、サイクリング用の自転車をそのまま積み込めることが売りにされており、岡山駅のホームには、自転車を組み立てるスペースが設けられています。しかし、岡山駅の改札を通るときは輪行用の袋に収納しておかねばならず、また、しまなみ海道サイクリングで有名な尾道からの上り列車では、解体したまま持ち込まねばならないなど、制約は多いです。
(カウンター席のiPad)
車内は、山陽本線基準で海側がカウンター席とされ、山側はリクライニングシートが並んでいます。自転車固定スペースは、運転士後ろのデッキにあります。
また、カウンター席には、iPadが置いてあり、沿線の観光案内等が見られます。車内Wi-fiを使って普通にインターネットに接続しているので、URLを直打ちすれば、別のページにも行けるかもしれません。やってないのでわかりませんが。観光案内は結構充実していました。
(サイクルスペース)
9月の祝日に琴平行きに乗りました。この列車が瀬戸大橋を渡るのは、祝日限定の琴平行きのみです。213系は元々、快速「マリンライナー」用として登場しています。
台風一過の朝だったこともあるのか、車内は閑散としていました。私はカウンター席にしました。こうした観光列車には珍しく、e5489で予約時に座席表から座席を指定できました。
宇野行き、尾道行きは乗車時間がともに1時間弱ですが、琴平行きは2時間ほどあります。車内では、岡山のタルトか、ばら寿司の食事が楽しめるプランがあります。ともに事前予約のみで、タルトを申し込んでいました。窓口等での発売はなく、製造元のケーキ屋さんに直接申し込む方式です。
ネット予約ができたので、そこから申し込み、支払いは、「当日支払い」を選択しました。そうすると、翌日電話がかかってきて、乗車列車の確認をされ、そのときに、「お支払いは店舗でお願いします」と言われました。車内での支払いはできない、と言っていました。
それで、当日岡山駅構内の店舗に行きました。発車が1011で、開店は10時でした。全速力で支払いを済ませて乗り込みました。ですが、電話がかかってこなければ、当然、支払いは車内だと思い、なにもせずに乗り込んでいたと思います。せめてネット決済対応にしてほしいものです。
(車販カウンター)
乗車してから、カウンターで予約番号を伝えて、タルトの箱を受け取りました。予約していたのは私一人だったようです。支払いの有無は聞かれなかったので、もし支払わずに乗り込んでいたらどうなったのかは少々気になります。
それはともかく、5個入りのミニタルトはおいしかったです。瀬戸大橋に差し掛かる前に食べ終わってしまいました。茶屋町での停車時間を利用して、ホームでクイズ大会をしていました。参加者は全乗客10名ほどでしたが。景品もあります。地元の子ども連れが当てていました。
(瀬戸大橋)
瀬戸大橋は徐行しながら渡りました。強風の影響とかではなく、通常速度のようです。
(琴平駅)
多度津から琴平まで30分かかるので、どこかで運転停車かと思いましたが、善通寺で15分ほど停まっていました。終点の琴平には1200丁度の到着です。これから金刀比羅宮参拝、と行きたいところですが、あいにく今日は時間がないのでまたいずれ。
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