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2019年12月の6件の記事

2019年12月31日 (火)

トロッコ幕末維新号

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 トロッコ列車「幕末維新号」は、2017年9月から、「志国高知幕末維新博」にあわせ、土讃線の高知~窪川間で運行されていた列車です。「されていた」と書いたのは、来年4月同区間に新しい観光列車が誕生することに伴って、今年11月末を以って運行を終了したからです。

 これまで「大歩危トロッコ」として走っていたキクハ32-501とキハ185にラッピングを施しています。幕末から明治維新にかけて坂本龍馬をはじめ、土佐藩出身者が明治政府を作っていった歴史から、それに関わった人たちをラッピングに盛り込んでいます。

 四国のトロッコ列車にありがちな、トロッコ車両乗車区間指定制の列車で、トロッコ車両に乗れるのは、上下ともに伊野~土佐久礼間とされています。それ以外の区間は控え車のキハ185に乗ることになります。

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 下り窪川行きは、「志国高知 幕末維新号 龍馬立志の巻」上り高知行きは、「志国高知 幕末維新号 日本夜明けの巻」という名前で、このきっぷを買ったとき、羽後本荘の係員氏に「日本夜明けの巻、、でいいですか??」と不思議がられてしましました。
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2019_11160071 (窪川にて)
 この列車の運行開始当初は、2両編成で運転されていましたが、空転が多発したことから、高知方にもう1両キハ185を増結した3両編成で運転されることになりました。増結のキハ185は回送車両扱いで乗れません。一時ワープ高知支店が「防げ空転!…」とかいうタイトルでこの増結車両に乗るだけのプランを発売していましたが。

 運行終了直前の11月中旬に乗りに行きました。窪川を1415に出て、高知には1618に着きます。このダイヤ設定自体、時間帯は悪くないのですが、窪川1422着の「しまんトロッコ」は待たず、高知でも1613発の特急「南風」には接続しない、それぞれの5、6分は何とかならなかったのかと思ってしまいました。

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2019_11160074 (空転防止の増結キハ185)
 それはともかく、いくら南国の高知といえども、11月中旬は、日陰に入ると肌寒い気温でした。神戸の実家から日帰りで高知入りしていた私は、上り列車に乗りました。増結車両は回送扱いだと思っていましたが、車販基地になっていました。当然、立ち入りはできません。

 高知大学のとあるサークル団体と地元の企業が共同してこの列車の車内販売を行なっていました。土佐久礼の停車中にトロッコ車両開放の旨の車内放送があり、一斉に移動します。乗車率は5割程度でした。

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 観光協会の方が観光案内をしてくれていますが、走っているとあまり聞こえません。土讃線で最も海に近い安和駅に少々停車しました。海の近くを走っているようで、土讃線から太平洋を望める地点はもうありません。

2019_11160079 (安和駅からの太平洋)
 伊野まで1時間少しトロッコ車両に乗っていられました。風は心地良いのですが、トンネルに入ると寒くて仕方ありませんでした。伊野は時刻表上では通過になっていますが、実際は運転停車で対向列車待ちをします。ドアも開き、車販の学生さんは降りていきました。ここからは控え車両に乗り換えて高知まで行きます。

 トロッコ列車としては結構長い時間乗っていられ、比較的暖かいこの区間を走るのはよかったと思います。4月からは高知の郷土料理を味わえる観光列車が誕生するようです。そうすると、キクハ32のトロッコ列車はどこへ行くのかが気になります。さすがに廃車にするにはまだ早いので、四国管内のどこかで走るとは思いますが、どこなんでしょうね。個人的には牟岐線とかではないかと思っていますが。

 

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 さて、令和元年も大晦日になり、あと数時間で年が変わります。今年は、仕事の面では、晴海まで出向することになるなど、変化の大きい年でした。出向先は働きやすいので気に入っていますが。鉄道趣味は昨年とあまり大きく変わることなく、しかしながらANAの飛行機を使う機会が増えたように思います。

 相変わらずの不定期更新ですが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。さて、そろそろ紅白が始まりますので、また。

 

2019年12月29日 (日)

EL上越線美食旅

2019_11040162 (新津にて)
 今年10月~12月の新潟庄内DC「日本海美食旅」では、新潟支社管内に数多くの臨時列車が走りました。快速「EL上越線美食旅」もその1つで、11月4日限り、新津~水上間を12系「ばんえつ物語」の客車をEF64形が牽引して走りました。

 グリーン車展望車込みの7両フル編成で、当然全車指定席です。こういった観光列車は、途中駅で長時間停車して何かしらのイベントが行われるのが常ですが、この列車には、越後湯沢で30分ほどの停車時間が設けられていました。

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2019_11040173 (普通車車内)
 越後湯沢での長時間停車以外は、そもそも停車駅自体が、新津、東三条、長岡、越後湯沢のみで、駅間は、普通列車よりも短い所要時間でした。よって、この列車は、信越線と上越線をひたすら無停車かつ全速力で走り続けるのだろうと推測していました。

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 きっぷは実家の母に協力してもらい、10時打ちで取れました。前日、新潟市内のホテルに宿泊し、想定外の大雨に降られた私は、翌朝、快晴の新潟駅から出発しました。この列車に接続する会津若松行きの快速「あがの」に乗り込みましたが、車内は、同じ列車に乗り継ぐのであろう、と思われる人たちが満載でした。信越線内異音確認のえいきょうにより、10分ほど遅れて新津に着きました。「EL上越線美食旅」も10分ほど遅れるようです。

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 牽引機は、長岡のEF64形1000番台で、専用のヘッドマークも付いていました。客車のサボは「日本海美食旅」で、これは前日までの「SL日本海美食旅」(村上~酒田間)と共用のようです。

 新津を発車後は、予想通り、信越線を全速力で走ります。長岡を出て、上越線に入ってもそれは変わりませんでした。12系客車が100km/h近い速度で走ることはもう滅多にないことです。

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2019_11040172 (サボ)
 乗っているのが鉄道マニアばかり、とあってか展望車オコジョルームには、数少ない家族連れが2、3組いるのみで、閑散としていました。売店も営業中で、「ばんえつ物語」のグッズや、日本海美食旅の名に相応しく、新潟の地酒等も売っていました。2019_11040176 (秋空の新潟)
 運転停車もなく、上越線内を無停車で駆け抜けた列車は越後湯沢に16分遅れて到着しました。発車は定時なので、停車時間が10分ほどに短縮されました。ホーム上では、地酒の試飲もやっていますが、私は飲めないので、パスです。

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2019_11040192 (越後湯沢にて)
 列車は水上行きですが、私はここで降りました。正直何のために設定されたのかよくわからない列車ではありましたが、12系客車の急行運転を彷彿とさせるもので、これは面白かったです。

 越後湯沢で降りた私はほくほく線で十日町へ行き、いつもなら「Abuzaka」へ行くところ、この日は車がなかったので、近くの「小嶋屋」でへぎそばを食べてきました。有名店なので、少し並びましたが。

2019年12月15日 (日)

ラ・マルことひら

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 2016年4月の岡山DCにあわせて、213系2両を改造した観光列車が誕生しました。最近のJR西日本で流行っているフランス語の愛称で「La malle de Bois」(旅するかばん)と名付けられました。全車グリーン車指定席扱いで、岡山~宇野間の「ラ・マルせとうち」として走り始めました。

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 現在は、曜日によって以下のように運行されています。

 土曜日 岡山~宇野 「ラ・マルせとうち」
 日曜日 岡山~尾道 「ラ・マルしまなみ」
 祝日   岡山~琴平 「ラ・マルことひら」

 この列車の車内には、サイクリング用の自転車をそのまま積み込めることが売りにされており、岡山駅のホームには、自転車を組み立てるスペースが設けられています。しかし、岡山駅の改札を通るときは輪行用の袋に収納しておかねばならず、また、しまなみ海道サイクリングで有名な尾道からの上り列車では、解体したまま持ち込まねばならないなど、制約は多いです。

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_190924_0027_20191215145301 (カウンター席のiPad)
 車内は、山陽本線基準で海側がカウンター席とされ、山側はリクライニングシートが並んでいます。自転車固定スペースは、運転士後ろのデッキにあります。

 また、カウンター席には、iPadが置いてあり、沿線の観光案内等が見られます。車内Wi-fiを使って普通にインターネットに接続しているので、URLを直打ちすれば、別のページにも行けるかもしれません。やってないのでわかりませんが。観光案内は結構充実していました。

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 9月の祝日に琴平行きに乗りました。この列車が瀬戸大橋を渡るのは、祝日限定の琴平行きのみです。213系は元々、快速「マリンライナー」用として登場しています。

 台風一過の朝だったこともあるのか、車内は閑散としていました。私はカウンター席にしました。こうした観光列車には珍しく、e5489で予約時に座席表から座席を指定できました。

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 宇野行き、尾道行きは乗車時間がともに1時間弱ですが、琴平行きは2時間ほどあります。車内では、岡山のタルトか、ばら寿司の食事が楽しめるプランがあります。ともに事前予約のみで、タルトを申し込んでいました。窓口等での発売はなく、製造元のケーキ屋さんに直接申し込む方式です。

 ネット予約ができたので、そこから申し込み、支払いは、「当日支払い」を選択しました。そうすると、翌日電話がかかってきて、乗車列車の確認をされ、そのときに、「お支払いは店舗でお願いします」と言われました。車内での支払いはできない、と言っていました。

 それで、当日岡山駅構内の店舗に行きました。発車が1011で、開店は10時でした。全速力で支払いを済ませて乗り込みました。ですが、電話がかかってこなければ、当然、支払いは車内だと思い、なにもせずに乗り込んでいたと思います。せめてネット決済対応にしてほしいものです。

_190924_0016 (車販カウンター)
 乗車してから、カウンターで予約番号を伝えて、タルトの箱を受け取りました。予約していたのは私一人だったようです。支払いの有無は聞かれなかったので、もし支払わずに乗り込んでいたらどうなったのかは少々気になります。

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 それはともかく、5個入りのミニタルトはおいしかったです。瀬戸大橋に差し掛かる前に食べ終わってしまいました。茶屋町での停車時間を利用して、ホームでクイズ大会をしていました。参加者は全乗客10名ほどでしたが。景品もあります。地元の子ども連れが当てていました。

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 瀬戸大橋は徐行しながら渡りました。強風の影響とかではなく、通常速度のようです。

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 多度津から琴平まで30分かかるので、どこかで運転停車かと思いましたが、善通寺で15分ほど停まっていました。終点の琴平には1200丁度の到着です。これから金刀比羅宮参拝、と行きたいところですが、あいにく今日は時間がないのでまたいずれ。

 

2019年12月10日 (火)

高知観光きっぷ

 「高知観光きっぷ」は、e5489でのみ発売しているきっぷです。岡山発着で、土讃線経由、高知周辺のフリーエリアまでの往復特急列車自由席と、当該フリーエリア内の特急列車自由席が利用できて、6600円です。フリーエリアは、土讃線の土佐山田~伊野間です。

 このきっぷは、e5489での限定発売で、購入時に乗車列車の指定を求められました。自由席しか利用できないので、列車選択は無意味だと思いますが、適当な列車を選択しておけば次に進めました。その画面で、「自由席利用。選択した列車以外も利用できます」との記載がありました。それなら最初の列車選択画面は要らないように思いますが。。

 JR東海区間は含んでいないので、東京都区内の指定席券売機でも受け取れるだろうと思い、有楽町で試してみましたが、発券できませんでした。調べてみたところ、発券可能なのは、岡山県内、及び福山地区に限られていました。このきっぷの本来の目的は、岡山県周辺に住んでいる人向けに高知を観光してもらう、というもので、私みたいな東京の人間に、新幹線でやってきて、ただ交通費を安く上げるために使われることを極力防ぎたいのかもしれません。

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 仕方がないので、岡山での新幹線→特急「南風」乗り継ぎの6分間に改札の外に出て受け取ってきました。ちなみに改札内の券売機でも受け取れません。

 乗り込んだ「南風1号」は、3両編成で、自由席は1.5両でした。窓側が埋まる程度の混雑率でした。周りにも同じきっぷを持っている人がちらほらいました。ちなみに、岡山→高知は、正規料金だと5540円なので、ざっと半額近いです。なお、有効期間は4日間もあります。私は日帰りしましたが。

2019_11160001 (岡山にて)
 帰りは、「南風」と「しまんと」の併結列車に乗りました。南風の自由席は立ち客が出るほどの混雑だったので、「しまんと」の自由席に座っていました。このきっぷは、改札を出なければ、列車の乗り継ぎも認められています。例えば、「マリンライナー」→坂出→「しまんと」と乗り継ぐこともできます。

 「しまんと」に岡山行きのきっぷを持って乗車していたので、車掌氏に2回(別人)も「この車両は高松行きなので、宇多津までに後ろの車両に移ってください」と言われました。

 なお、岡山発着で、松山周辺のフリーエリアが付いた「松山観光きっぷ」というのも発売されています。

 

2019年12月 7日 (土)

増税関連その2

 増税関連その2です。

 今回は、マルスで区間変更を扱った場合です。原券購入日が9月30日以前(当該乗車券を10月1日以降に乗車変更した場合を含む)であれば、10月1日以降に区間変更を取り扱っても、その計算は増税前の運賃でなされます。

 ちなみに、連絡乗車券の場合は、少しく様相が異なります。連絡乗車券であっても、JRの上記取扱いが適用されることが多いと思われますが、個別具体的な連絡会社線によっては、取扱いが異なる場合もあり得ます。根拠は恐らく、連絡運輸規則2条に定める「地方的規定」であると思います。

 例えば、品川接続の京浜急行電鉄の場合、JR線内完結の増税前運賃乗車券を品川駅の同社乗換窓口で提示して、区間変更を申し出た場合、増税後の現行運賃で精算します。ふと気になったので、同社に問い合わせたところ、原券購入日に関わらず、現行運賃で精算する、との回答を得ました。

 連絡乗車券はともかく、JR線内完結の乗車券は増税前運賃で取り扱われます。マルスでは、変更後運賃と変更前運賃の差額となる場合、すなわち、原券が100km以内、又は大都市近郊区間完結の場合に限り、区変を取り扱うことができます。それ以外の場合は補充券が登場することになり、そもそも正しく取り扱われない可能性が高いです。

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 「有楽町→神田」という乗車券を持ち、有楽町で入場した私は、東京駅の指定席券売機で当該乗車券の区間変更を試みました。「ひたち・ときわ」に上野まで乗車することとし、座席未指定ボタンを押すと、乗車券を持っているかどうか聞かれます。ここで、上野以遠の駅を指定すると、区変券が出てきます。ただし、当然ながら、マルスで扱える区変の範囲内に限られます。

 出てきた区変券には、「(原)0930」の印字がなされます。乗変の場合とは違う表記になりました。

 また区変は車内でも取り扱えるので、2回ほど頼んでみましたが、いずれも増税後の運賃で精算されてしまいました。誤収受額は、それぞれ20円だったので、そのまま放置していますが。車発機での印字は「旧運賃適用」となるようです。これはまた次回の運賃変更の課題としておきます。そのときまで「きっぷ」というものが残っているかどうかは疑問ですが。

 

2019年12月 5日 (木)

増税関連その1

 10月1日の消費税増税に伴って、JRの運賃料金も変更になりました。JRの場合は、1ヶ月先の乗車券類を購入でき、しかも、乗変もできることから、増税前に購入し、又は当該乗車券類を原券として、乗車変更の取扱いを受けた場合には、増税前の運賃を適用することとしています。この「乗車変更」には、旅客営業規則249条にいう「区間変更」も含まれます。

 先ほど、JRの場合は、と書いたのは、私鉄の場合は各社で取り扱いが異なるためです。詳しくは、次の記事で述べます。

 上記の取扱いが定められたことにより、乗車変更の場合は、原券を9月30日以前、すなわち増税前に購入したのか否かを券面上で区別する必要が出てきます。そこで、マルス端末のプログラム変更により、乗車変更の日付を明記することとなりました。

 具体的には、乗車変更を取り扱う際に、原券の購入日を手動で入力することになります。ここで入力を誤ると、増税後の運賃で発売されることもあります。

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 増税前に購入した原券を乗変した場合、通常の「乗変」の記載ではなく、「乗変0930」のように、原券の購入日が明記されます。(この場合は、9月30日に原券購入)

 9月30日に、、東京→神田の乗車券を10月30日付で大量購入し、早速乗変してきました。まずは、金額入力で京王連絡券を買いました。窓口氏は、特に渋ることもなく、iPadで運賃を調べ、マルスを両手で叩いていました。こんな人は初めてです。しかし、出てきたきっぷを見ると、10円違っていました。間違えて増税後の運賃表を見ていたようです。もう一度やり直して、新宿接続、平山城址公園までのきっぷが出来上がりました。

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 それを持って、新宿で途中下車しようとすると、改札係員氏は、「ここでもう降りますか?」と聞きました。京王連絡の旨を伝えると、ハイどうぞ、とすんなり通れました。次、京王の改札にいた若い係員氏は「これはJRのきっぷなので通れません」と言いました。「平山城址公園」の文字を指差しても、「JRのきっぷです」ここも、連絡券だと伝えると、納得した様子でした。

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Img_5225(高幡不動にて)

 2000発の京王ライナーに乗ります。運行開始してからもう大分経ちますが、地味に初めて乗りました。京王ライナーは高幡不動で降り、各停で平山城址公園へ行きます。

2019_11040085_20191205220601(平山城址公園駅)
 無効印を捺してください、と言うと、若い係員氏は、ほお、とか言いながら、どこに押しましょうか、と、興味津々な顔でした。連絡券を持った客がここで降りることはそうないと思いますので。

 浅川の橋を渡って、家に帰りました。歩くと30分以上かかります、、、

 

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