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2019年11月 8日 (金)

総販入場券発売終了

 JR北海道は、自社管内完結の乗車券類を発売するシステムとして、総販システムを持っています。東京国分寺にあるマルス中央装置との通信費を削減するために導入されたと言われています。以前は、総販で、管内完結の乗車券や自由席特急券なども発売していましたが、いつの間にじゃ入場券と、簡易委託駅の前出し券、及び一部の契約乗車票の発券に限定されました。

 通信費自体が割安になりつつあることと、システムの維持費用が嵩む様になった、というのが原因とされています。

 その総販で発売を継続していた入場券も、今年の9月30日を以って発売を終了しました。消費税増税に伴って、北海道内の運賃値上げが行なわれたことと同時ですので、恐らく機能改修をせずに、発売を終了したものと思われます。

12100005 (総販券)
11100091 (マルス券)
 マルス端末設置駅では、頼めば総販入場券も発売してくれました。他社POSと同じような、「北」の枠囲みがあり、総販特有の券番が特徴的です。ちなみに、10月1日以降、入場券は170円から200円に値上げされています。

2019_02260223 (池田駅)
 入場券を本来の用途で使用する人はさほどいないと思いますし、実使用する人がいたとしても、JRにしてみれば、別に経費が生じるものでもないので、200円の発売額ほぼ全額が利益になる、利益率が極めて高いのが入場券だと思っています。

 約10万枚を売り上げたとされる「わがまちご当地入場券」は一旦発売を終了しています。こちらは来年春頃にリニューアルされるようです。入場券なんてものは、高い利益率ゆえ、幾らでも売ればいいと思っていますが。

 ちなみに、これまで総販で発売していた、簡易委託駅の前出し総販券は、9月30日で姿を消し、その後は、常備券が設備されているようです。これには驚きました。

常備券であれば、日付印を捺すだけなので、難しい機械の研修もせずに済みますし、誰でも扱える、という判断でしょうか。

 

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