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2019年11月の4件の記事

2019年11月23日 (土)

きらきら日本海パス

 新潟県村上市から、秋田県にかほ市までの日本海に面した市町村は、広域観光圏の「日本海きらきら羽越観光圏」を組成しています。夕陽が茜色に水面を染め、きらきらと美しい風景を作り出す日本海がキャッチフレーズだそうです。

 JR東日本新潟支社では、この観光圏を周遊するために「きらきら日本海パス」というフリーきっぷを発売しています。時刻表には掲載されていませんが、新潟支社のHPにはしっかり載っています。同支社のフリーきっぷは、時刻表に掲載されていないものが多いような気がします。なぜかは知りませんが。
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 2日間有効、発売価格は2610円で、フリーエリアは、以下の通りです。

1.JR
  羽越本線 坂町~羽後本荘
  米坂線  坂町~越後下関
  陸羽西線 余目~古口

2.由利高原鉄道
  全線

3.庄内交通バス
  あつみ温泉駅~温海営業所
  鶴岡駅前~湯野浜温泉・由良温泉・湯田川温泉・羽黒山頂
  酒田駅前~鶴岡駅前
  酒田駅前~山居倉庫前
  鶴岡市内循環バス

4.新潟交通観光バス
  村上営業所~松喜和・岩舟町駅・縄文の里朝日

 これだけ乗れて、2610円は、価格設定を疑います。坂町~羽後本荘間の羽越本線に乗るだけで、片道3410円しますので、これだけで元が取れてしまいます。JR線のみならず、周辺に点在する温泉や観光地を周遊してもらうことが目的のきっぷですので、主要な観光地へ行くバス路線はほぼ網羅されています。

 9月30日までは、酒田市内の循環バスも使えていましたが、10月1日以降は利用不可となりました。

 発売箇所は、フリーエリア内のみどりの窓口・指定席券売機に加え、新潟、新発田の窓口、指定席券売機でも発売しています。「いなほ」に乗って、新潟から直接フリーエリアに入る旅客を想定してのことだと思います。

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2019_11040013 (由利高原鉄道矢島駅)  
 11月の3連休に、丁度「新潟・庄内DC」開催中の羽越方面へ向かいました。新潟の9分乗り換えの間に、窓口でこのきっぷを購入し、「いなほ」で羽後本荘に向かいました。由利高原鉄道に乗り換え、矢島に行きます。矢島駅売店のおばあさんに2年ぶりに会いに行きました。この前訪ねたのは冬で、昼食をごちそうになったりしました。。

2019_11040049 (日本海の夕日)
 この日は酒田市内に宿泊し、翌日は、ホテル近くのイオン酒田南店から、庄内交通バスの鶴岡行きに乗りました。このバスは、土休日の本数が急減するので要注意です。酒田南と三川の2つのイオンを経由するのが面白いです。庄内交通バスは、運賃表示器がなく、運転士横に、紙の運賃表が備えてあり、停留所ごとに運転士がそれをめくっています。

2019_11040056 (イオン酒田南にて)
 鶴岡駅前で、羽黒山頂行きに乗り換えます。駅前は結構並んでいたので、3分ほど歩いて、始発のエスモール鶴岡から乗りました。線路沿いを歩くと着きます。

2019_11040068 (羽黒山五重塔)
2019_11040085 (出羽三山神社)
 羽黒山の五重塔を見て、出羽三山神社までの2446段の石段を歩いて上がり、参拝したあとは、バスで下山しました。駅までは行かず、「やまぶし温泉ゆぽか」で下車。昼食にし、1時間くらい温泉に浸かっていました。露天風呂にいると雨が降ってきましたが、、、

 バスで鶴岡駅に戻り、1549発の快速「海里」で、きらきら羽越観光圏を後にします。

 今回、村上市内の観光はしませんでしたが、合計10040円分乗ったようです。2日間有効なので、しっかり観光したい場合にはおすすめのきっぷです。

 

2019年11月17日 (日)

改元記念都区内パス

 先日11月10日の祝賀御列の儀を以って、改元に係る皇室行事が全て終了しました。平安時代の儀式を一部現代風に改めた式典を見ていると、今が一体いつの時代なのか、よくわからなくなるような気もしました。

 今回の改元は、憲政史上初のご譲位ということで、宮内庁はじめ、政府の中でも様々な調整があったとされていますが、改元の日程が事前にわかっているものであったため、JRや他の鉄道会社でも記念きっぷ等の発売がなされました。

 記念きっぷ系は、発売枚数限定の硬券等が多かった印象ですが、JR東日本では、都区内パスに、記念文言を入れて発売されました。

 改元前の4月12~30日利用分には、「ありがとう平成」、5月1~31日利用分には、「ようこそ令和」の文字が印字され、それぞれ、120mm券の別紙に記念文言が印字されました。なお、自動券売機、多機能券売機での発売分は対象外で、マルス券のみとされています。

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311000102(「ありがとう平成」)
 令和になってから発売された記念文言には、末尾に「令和元年」と記載され、きっぷ系の日付表記が西暦に変わったJRのマルス券において、「令和元年」と印字されるのは希少なものとなりそうです。

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311000092 (「ようこそ令和」)
  ちなみに、今出川先生のブログによると、4月12~17日発売分の記念文言には、末尾の年記載がなく、「平成31年」の記載が入ったのは18日以降だそうです。私が買ったのは、18日以降でしたので、記載のないものは手持ちがありません。

  都区内パスは、誰でも気軽に買えるので、無駄に記念きっぷの発売列に並ぶこともなく、すんなり買えました。たまにはこういった記念きっぷがあってもいいような気がします。

 

2019年11月15日 (金)

スーパービュー踊り子

2019_06290113 (伊豆急下田にて)
バブル華やかりし頃、伊豆観光の豪華特急列車として、特急「スーパービュー踊り子」が登場しました。登場後、一度リニューアルされ、グリーンと白を基調とした車体になっています。全車指定席で、グリーン車2両は2階建て、1号車グリーン車の1階部分はグリーン利用客専用のサロン室で、2号車1階は、4人用グリーン個室とされています。普通車もハイデッカー構造で、天窓も付いた眺望の良い車両です。

 グリーン利用客には、ウェルカムドリンクがあり、昨年3月まではサロン室で、カレーも食べられました。普通車のほうも、開閉されるドアは固定されており、すべての車両から乗り降りできるわけではありません。ドア口には、専属のアテンダントが立っており、一人一人のきっぷを確認しています。

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2019_06290114 (ドア口に立つアテンダント)
 そんなバブルの面影を残す「スーパービュー踊り子」ですが、後継のE261系「サフィール踊り子」の新造が発表されたこともあり、引退の時が近付いています。

 小学生だったころの伊豆旅行で、熱海から伊豆急下田までグリーンの先頭展望室に乗ったことがありますが、それから10年以上ご無沙汰していました。乗ろうにも、A特急料金適用の列車で、結構お高い、というのも理由の一つです。伊豆方面は、戦前から富裕層の保養地として開発されてきた歴史があり、列車も、グリーン車の比率が高めになっています。


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 6月末に伊豆急100系引退記念乗車会に参加した帰り、伊豆急下田から新宿まで乗りました。車齢はまだ20年少しなので、廃車にするには勿体無い気もし、どこかで観光列車として再活用されれば、とは思いましたが、天窓周りなど、大分くたびれた印象を受けました。

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 土曜日の上り列車、ということもあり、宿泊客が大半を占める伊豆観光客の姿は少なく、列車は閑散としていました。天井まで回り込んだ大窓からの景色は、晴れていれば、それはそれは見事なものです。

 「サフィール踊り子」の登場後、251系がどうなるのかの公式発表はありませんが、全車グリーン車で、更に上級の「プレミアムグリーン車」が設定される同列車が登場すれば、おそらく引退するのではないか、という気がしています。

 

2019年11月 8日 (金)

総販入場券発売終了

 JR北海道は、自社管内完結の乗車券類を発売するシステムとして、総販システムを持っています。東京国分寺にあるマルス中央装置との通信費を削減するために導入されたと言われています。以前は、総販で、管内完結の乗車券や自由席特急券なども発売していましたが、いつの間にじゃ入場券と、簡易委託駅の前出し券、及び一部の契約乗車票の発券に限定されました。

 通信費自体が割安になりつつあることと、システムの維持費用が嵩む様になった、というのが原因とされています。

 その総販で発売を継続していた入場券も、今年の9月30日を以って発売を終了しました。消費税増税に伴って、北海道内の運賃値上げが行なわれたことと同時ですので、恐らく機能改修をせずに、発売を終了したものと思われます。

12100005 (総販券)
11100091 (マルス券)
 マルス端末設置駅では、頼めば総販入場券も発売してくれました。他社POSと同じような、「北」の枠囲みがあり、総販特有の券番が特徴的です。ちなみに、10月1日以降、入場券は170円から200円に値上げされています。

2019_02260223 (池田駅)
 入場券を本来の用途で使用する人はさほどいないと思いますし、実使用する人がいたとしても、JRにしてみれば、別に経費が生じるものでもないので、200円の発売額ほぼ全額が利益になる、利益率が極めて高いのが入場券だと思っています。

 約10万枚を売り上げたとされる「わがまちご当地入場券」は一旦発売を終了しています。こちらは来年春頃にリニューアルされるようです。入場券なんてものは、高い利益率ゆえ、幾らでも売ればいいと思っていますが。

 ちなみに、これまで総販で発売していた、簡易委託駅の前出し総販券は、9月30日で姿を消し、その後は、常備券が設備されているようです。これには驚きました。

常備券であれば、日付印を捺すだけなので、難しい機械の研修もせずに済みますし、誰でも扱える、という判断でしょうか。

 

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