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2019年9月25日 (水)

嵯峨野トロッコ

 嵯峨野観光鉄道は、京都の嵐山から保津川に沿って亀岡に至るトロッコ列車専用の路線です。JR山陰本線の嵯峨嵐山~馬堀間の旧線を活用しています。同区間は、山陰本線京都口の複線電化がなされた1989年に、トンネルと橋梁で真直ぐに走る新線に付け替えられました。それまでの旧線は、保津川沿いにくねくねと曲がっており、高速化の妨げになっていたことから、福知山線の生瀬~道場間と同様の理由で放棄される予定でした。しかしながら、京都の一大観光地である嵐山に近いことから、観光鉄道として活用されることと相成り、1990年11月にトロッコ嵯峨~トロッコ亀岡間の嵯峨野観光鉄道としてJR西日本から引き継がれました。

 同社はJR西日本の完全子会社です。車両は、貨車改造のトロッコ客車5両に、専用塗装のDE10形を使用しています。機回しをせずに済むよう、先頭となる客車に遠隔操作の運転台が設けられ、トロッコ亀岡行きは、客車先頭の推進運転で走っています。

2019_04300040 (トロッコ亀岡にて)
 嵯峨野トロッコは、全車指定席です。指定席が満席の場合は、若干枚の立ち席券が発売されます。また、5両ある客車のうち、4両は一応窓が付いていて悪天候時は閉めることが可能な構造ですが、1両(リッチ車)は全く窓がなく、ずぶ濡れになってしまうことから、前売りはせず、当日窓口のみの発売とされています。

 指定席の管理は、JRのマルス端末で行っています。そのため、発売は1ヶ月前の10時からとなっています。JR西日本のみどりの窓口では、イベント券扱いで発売されていましたが、最近になってe5489での取り扱いが開始されています。なお、JR側での発売は、発車時刻の30分前まで、という制限が掛かっています。

 当日券は、リッチ車のみならず、普通客車の分も発売されています。窓口発売分として予めマルスから抜いているのだと思います。

 なんとなく京都へ行った10連休に、これまたふと思い立って、久しぶりに嵯峨野トロッコに乗りました。勿論事前予約などはしていなかったので、嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅の窓口へ赴きました。亀岡行きは満席が続いていたので、帰りの分だけ購入しました。

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 嵯峨野トロッコは、ICOCA等のICカードでの乗車はできませんが、窓口では、交通系ICカードの利用ができました。窓口で買うと、マルスから出した指のみ券と、金額の入った常備券がホチキス止めされて出てきます。ホチキスは不要ですが、最初から留められていました。

 このマルス券がなんとも不思議な券で、発行箇所は「嵯峨野観光嵯峨F」となっています。この表記からして、奥にマルス端末があるのは確かです。しかし、JRのホログラムも何も入っていない、真っ白な券面です。ただし、裏は黒いです。マルス券のようでマルス券ではないようななんとも言えない券です。ちなみに、窓口では列車ごとに指のみ券がバサッと置いてあり、わかりやすいように右上に号数が書かれています。

2019_04300049(客車内)
 トロッコ亀岡行きの指定券は買えず、立ち席も発売終了とのことだったので、嵯峨野山陰線の電車でトンネルを抜け、馬堀で降りました。トロッコ亀岡駅は、「亀岡」の名前がついていますが、山陰線の最寄り駅は馬堀です。そこから看板に従って5分ほどで到着です。

2019_04300057(トロッコ嵯峨にて)
 改元直前だったので、客車、機関車ともに「令和」のヘッドマーク付きでした。指定された席に座ると、満席のはずですが、隣の通路側は空いていました。保津川沿いを走り、保津峡駅には鬼がいます。だいぶん前に乗った時もいましたが、まだいました。この鬼は、トロッコ亀岡で乗ってきて、トロッコ保津峡で降ります。ちなみに、トロッコ保津峡駅は、旧保津峡駅で、対岸に渡る吊り橋が架かっています。これを渡っても森の中で、どこかに家があるのかはよくわかりません。

 トロッコ嵐山は、嵯峨野山陰線との分岐点にある駅で、ホームが短いため、後ろの客車はトンネルの中です。ここからは、山陰本線に合流します。ただし、下り線にしか入れないため、トロッコ嵯峨行きの列車は、下り線を逆走することになります。特急の通過を待ってから下り線に入ります。山陰本線を少し逆走したあと、右に分岐し、嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨に到着しました。

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