霞が関の中央合同庁舎2号館には、国土交通省、総務省、国家公安委員会、警察庁が入っています。2号館は、桜田門通り(国道1号線)に面していて、皇居の桜田門側から、警視庁、中央合同庁舎2号館、外務省、財務省、文科省、金融庁等の入る「霞が関コモンゲート」の順で虎ノ門に至ります。道を挟んで反対側は、法務省、東京高等(地方)裁判所、農水省、経産省、旧郵政省(工事中)の順です。
国土交通省は、2号館と3号館に分れています。少し面白い話があります。2号館の上層階には警察庁が入っていて、同庁に入館するには、1階の正面玄関からエスカレーターで2階に上がり、受付をする必要があります。ちなみに、事前予約必須です。警察庁職員のIDカード、又は入館証がないと入れません。2号館には、総務省と国土交通省も入っていますが、これら2省の職員IDカードで、階段を使って、警察庁のフロアに行ったとしても入れません。しかし、逆は入れます。警察庁職員は、国交省にも総務省にも入れるそうです。
なぜこんなに詳しいのかと言えば、大学時代に国家総合職(旧国家一種)の試験を受けていて、官庁訪問(民間の面接に相当)で警察庁を訪問していたことがあるからです。今は、安全保障とは関係のない会社に所属していますが。
それはともかくとして、国交省の本館は3号館です。大臣室や次官室もこちらにあります。2号館とは地下で繋がっていて、エスカレーターで行き来ができます。
(中央合同庁舎3号館)
3号館の正面玄関は、六本木通りに面した側にあり、車寄せなどはそちらにあります。そのほかに、外務省側の道に面して、通用口のような入口もあります。霞ヶ関駅から国交省3号館へ行くには、こちらから入るのが便利です。霞ヶ関駅直結の地下入口もありますが、ここから入れるのは2号館のみで、3号館に用事のある場合は、地下からは入れません。
国交省の中はこんな造りになっていて、そろそろ本題に入ります。3号館の地下1階フロアには、JTBの支店が入っていて、JRの個札を扱っています。営業時間は、平日のみで、1000-1800、ただし、1330-1430は休憩時間のため閉めています。年末年始は休みです。
営業時間からもわかるように、省内に勤務する人を主な顧客としています。しかしながら、一般の人でも入れます。
有給を取っていた日に、私は、まず、外務省側から入門手続きに行きました。官庁訪問で国交省の説明会に訪れたことがあるので、入門手続きのことはよく知っています。免許証等の身分証明書を見せ、訪問カードに住所、氏名、訪問先、用件を記入し、警備員に手渡せば完了です。「どちらへ行かれますか」と聞かれたので、「JTBです」と言うと、特に拒否されることもなく、普通にカードを渡されました。訪問先は「JTB」、用件は「きっぷ購入」とかでいいようです。
入構証を首から下げて、3号館を入って、すぐ左に曲がったところにJTB国交省店があります。省内は撮影禁止なので、写真はありませんが。
執務中の時間なので、他に1人しか来ていませんでした。カウンターで18きっぷを頼み、カード払いの旨を伝えると、「省内の方ですか」と聞かれました。ちがいます、と言うと、「ここでしか払い戻しできないですけど、いいですか」と重ねて訊ねられましたが、使うので何も問題はないです。
ささっと発券してくれて、きっぷを渡されるときに、「わざわざ来て頂いて、ありがとうございます」と言われました。
きっぷの発行箇所は、「(交)国交省内」となります。今までで一番面倒なきっぷ購入手続きでしたが。1回でも入ったことがなければ、およそきっぷを買いにいくような場所ではありませんので、入構を躊躇ってしまうかもしれません、、、
省庁関連でいくと、防衛省の厚生棟に、「JR券」と書いたカウンターがあったような気がしています。防衛省も官庁訪問で行ったことがあるので、中の勝手は大体知っていますが、こちらはそもそも免許証を身分証明書とみなしていないなど、入構のハードルが高いです。一つ方法を思いつきましたが、、、いずれにせよ、きっぷを買いにいくような場所ではないです。
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