3月16日「かいじ123号」
また続けて中央快速線特急列車の話題です。いつも使っている路線だけあって、いろいろとネタがあるもので、、、
ダイヤ改正の際に、日付を跨いで運転される列車には、いわゆる「補充券案件」が数多く存在します。例えば、改正による時刻変更で、前日の列車(指定席あり)が、深夜、日付を超えて走っている区間を、翌日の列車が日付変更前に通る、というような場合、同一区間を、同一列車名の列車が走ることになるので、マルスにエラーが生じます。これが広範囲に渡るのであれば、号数を臨時に変更するなどして対処することもあります(定期列車時代の快速「ムーンライトながら71号」等)が、深夜の、そこまで利用客の多くない時間帯であれば、前日の列車の一部区間に発売制限を掛けて、都合の悪い区間は、発売不可という措置が取られることもあります。とはいえ、列車は走っているのですから、もし仮に、当該区間だけの指定券を購入しようとする旅客が現れた場合、指定券を発売しないわけにはいきません。そこで、前後の区間の席を押さえる等して、座席を確保したあと、補充券による発券がなされることが多いです。
3月の中央線特急列車でも、似たような現象が生じました。日付を超えて運行されるのは、改正前日の2245に東京駅を出発する「かいじ123号」甲府行きです。大月0005発で日付を超えます。翌日の列車は時刻変更もなく、更に列車名が「かいじ23号」に変わります。しかしながら、全車指定席になり、自由席の設定がなくなります。
自由席特急券は、任意の区間、即ち仮に特急列車の走っていない区間であっても発券は可能、という話を聞いたことがありますが、その真偽はともかくとして、マルスでは、少なくとも中央線の特急運行区間に関しては、3月16日以降、自由席特急券は発券不可、の設定になっているようでした。
そのため、3月15日東京駅発の「かいじ123号」に、大月から自由席利用で乗車する場合、日付は3月16日となっていることから、マルスは、当該区間の自由席特急券につき、発売不可、を返答しました。こうなると、補充券による発券となります。
自由席ですので、車内発売が可能です。Twitter等を見ていると、車内に誘導された、窓口では発券しないことになっている、と言われた、などといった書き込みがありましたが、わざわざ事前に補充券で発売する意味は余りないので、確かにこれも一理ある気がしました。
そこで、私は、立川駅の窓口に行き、「3月16日 かいじ123号 大月→甲府 自由席」と記入した申込書を黙って出しました。窓口氏は、ささっとマルスを叩き、「再考」が返って来たのをみて、「前日15日に東京駅を出るかいじ123号に大月から乗る、ということでよろしいでしょうか」と私に確認を取った上で、奥に下がり、料補を持って来ました。
5分くらいで出来上がりました。券面を見ると、記事欄に、「3月15日東京駅始発の「かいじ123号」大月~甲府に限り有効」と書かれていました。どうもこれを記入するよう、通達で定められていたようです。紙を見ながら書いていたので。。
私は、買っただけで、実際に乗りには行きませんでした。甲府に深夜1時前に降ろされてもどうしようもないですし、、、いつも通りがらがらだったようです。
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