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2019年4月24日 (水)

「あずさ」車内料金券と、思うところ

 中央快速線の特急列車は、事前に特急券を買わないと、問答無用で車内料金となります。これまで車内精算が多く、立川までに車掌氏が回って来ないこともしばしばあり、実質的にタダ乗りできてしまっていたのを改善する目的です。

 今日の帰り、車内料金で精算をしてきました。…とは言うものの、もちろん本意ではありません。

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 全席指定席化と同時に、チケットレス制度が導入され、正規料金より100円安くなっています。6月末までの予約分は期間限定のキャンペーンで、300円引きになります。それで、私は、いつもチケットレスで予約しているのですが、このチケットレス制度には、いろいろと不備があると思っています。普通に利用している分には、発車時刻まで購入、変更ができ、安いのでなにも問題はありません。

 まず、「未指定チケットレス」ともいうべき制度の設定がないことです。中央快速線の特急列車は、八王子まで、通勤時間帯は、ほぼ満席で走っています。列車によっては、早々と売り切れになることも多いです。チケットレスは、「座席指定が取れること」が条件となっているため、乗りたい列車が満席になると、当然ですが、取れません。そうすると、駅の券売機等で、未指定特急券を購入の上、デッキ等に立つことになります。

ここで、立川、八王子までの料金を見てみると、

   未指定特急券(立席) : 750円

   チケットレス(着席)  : 450円(650円)

 となります。着席できないのに、料金は高い、という非合理的なことになっています。

 確かに、チケットレスは、携帯の画面を見せるだけなので、列車を指定しない「未指定チケットレス」を発売すると、何度でも利用できてしまいます。しかしながら、チケットレス制度は、紙のきっぷを買わないことに対する割引だと考えられます。この点で、席数限定の「えきねっとトクだ値」とは根本的に制度の趣旨が異なっています。当然ですが、以前の回数券では、座れようが座れなかろうが、値段は同じでした。

 この制度の趣旨からすると、きっぷを買わない未指定チケットレスを設定しても制度趣旨には反しません。また、列車を限定した未指定チケットレス(立席チケットレス)とし、当該列車以外は無効、としておけば、先述の課題も解決できます。

 

 次に、列車遅延時の取扱いについてです。遅延時の取扱いは、以下のようになっています。

  予約列車の発車時刻前まで かつ 前の列車の発車時刻前 → 普通に変更処理

  予約列車の発車時刻後   かつ  前の列車の発車時刻後 → 空席にそのまま乗車可

 ここまでは、納得の行く制度です。

 問題は、次です。

  予約列車の発車時刻前まで かつ 前の列車の発車時刻後 

→ 特急券(通常料金)買い直し

 チケットレスは、予約したい列車の発車時刻を過ぎると、遅延等に関わらず、申込みができません。そうすると、発車待機中の列車が目の前にいて、それに飛び乗るには、通常料金の未指定特急券を購入するよりほかありません。もちろん、チケットレス割引は適用されません。そうすると、予約済みのチケットレスについては、変更をかける等して処理してしまうことはできますが、いずれにせよ、高い料金を払わされることになります。駆け込んだ場合は、問答無用で、更に車内料金を請求されます。

 この場合に、後続列車のチケットレス予約を持っていれば、空席利用可能にしない意味がわかりません。予定より早い列車に、既に乗っているのですから、当該予約で、二重に乗車することも不可能です。更に、遅延の場合、旅客側に帰責事由はありません。

 帰責事由のない遅延により、高い料金を払わされる、という点で、この制度には欠陥があると思います。なお、この場合は、「未指定チケットレス」(列車限定)を設定したとしても、発車時刻を過ぎている、という点から無意味です。

 よって、遅延の場合は、実際に列車が発車するまで予約、変更ができるようにするか、または、後続列車の予約で、そのまま空席に乗車可、としてほしいと思います。

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