« 2019年3月 | トップページ | 2019年5月 »

2019年4月の5件の記事

2019年4月29日 (月)

油津駅

 日南線の油津駅は、宮崎方面からの列車が多数折り返す、主要駅で、ホームは1面2線です。日南線内には、みどりの窓口のある駅はなく、有人駅は全て簡易委託駅になっています。油津も例外ではなく、駅員氏はいますが、あくまで簡易委託です。

2019_01280011 (油津駅)
 JR九州の簡易委託駅は、駅員氏がいる以上、有人駅の扱いで、ワンマン列車でも全てのドアを開け、運賃収受は駅で行ないます。宮崎からの油津行き2両編成ワンマン列車も、直営の有人駅と同じく、どこのドアからも降りられました。駅舎へは構内踏切を渡って行きます。改札口には、委託のおばちゃんが立っていて、整理券乗車の運賃収受を行なったり、きっぷの回収をしたりしていました。油津までのきっぷの持ち帰りをお願いすると、無効印がなくてネ、と駅名小印を代わりに捺してくれました。
2019_01280014 

2019_01280015 (出札窓口)

 油津は、2004(平成16)年まで、日南線内の最後の直営駅として、POS端末設置でしたが、その後、無人化が発表されると、日南市観光協会が簡易委託を受託しました。なお、簡易委託化と同時にPOS端末は撤去され、常備軟券、出札補充券による発売となりました。

2019_01280017 
 駅を出ると、大きな蘇鉄が植えられていて、南国を思わせます。駅舎は派手な赤色に塗られていて、カープ一色でした。2016年から2年連続で優勝した広島東洋カープが、56年間、日南市でキャンプをしていることから、「日本一のカープ駅をつくる会」がクラウドファンディングによって、200万円を集め、2018(平成30)年2月4日に、駅舎が赤く塗り替えられました。

15100015_1

15100013
 平成31年2月1日には、カープのセ・リーグ3連覇を記念して、宮崎と油津で記念乗車券の発売がなされました。

 列車の乗継で時間があったため、実使用のきっぷを購入しました。油津は、ピンクの軟券と、出札補充券の2種類で、補片や補往はありません。一番安い160円の軟券と、志布志往復の補充券を作っていただきました。ちなみに、九州のピンク色の軟券を手にしたのは、ここが最初だったりします。
 油津始発志布志行きの列車は、地元の人が、南郷まででほぼ降りてしまい、志布志に着いたのは同業者ばかりで、1時間後の折り返し列車も、同じ顔触れが乗っていました。日南線のこの区間は、線路に草が茂り、ぱっと見たところ、廃線、と言われたら納得してしまいそうな雰囲気もありましたが、やたらと交換可能駅があったこと、大隅夏井を出て、志布志までの海が綺麗だったことが印象に残っています。

2019年4月24日 (水)

「あずさ」車内料金券と、思うところ

 中央快速線の特急列車は、事前に特急券を買わないと、問答無用で車内料金となります。これまで車内精算が多く、立川までに車掌氏が回って来ないこともしばしばあり、実質的にタダ乗りできてしまっていたのを改善する目的です。

 今日の帰り、車内料金で精算をしてきました。…とは言うものの、もちろん本意ではありません。

27000001
 全席指定席化と同時に、チケットレス制度が導入され、正規料金より100円安くなっています。6月末までの予約分は期間限定のキャンペーンで、300円引きになります。それで、私は、いつもチケットレスで予約しているのですが、このチケットレス制度には、いろいろと不備があると思っています。普通に利用している分には、発車時刻まで購入、変更ができ、安いのでなにも問題はありません。

 まず、「未指定チケットレス」ともいうべき制度の設定がないことです。中央快速線の特急列車は、八王子まで、通勤時間帯は、ほぼ満席で走っています。列車によっては、早々と売り切れになることも多いです。チケットレスは、「座席指定が取れること」が条件となっているため、乗りたい列車が満席になると、当然ですが、取れません。そうすると、駅の券売機等で、未指定特急券を購入の上、デッキ等に立つことになります。

ここで、立川、八王子までの料金を見てみると、

   未指定特急券(立席) : 750円

   チケットレス(着席)  : 450円(650円)

 となります。着席できないのに、料金は高い、という非合理的なことになっています。

 確かに、チケットレスは、携帯の画面を見せるだけなので、列車を指定しない「未指定チケットレス」を発売すると、何度でも利用できてしまいます。しかしながら、チケットレス制度は、紙のきっぷを買わないことに対する割引だと考えられます。この点で、席数限定の「えきねっとトクだ値」とは根本的に制度の趣旨が異なっています。当然ですが、以前の回数券では、座れようが座れなかろうが、値段は同じでした。

 この制度の趣旨からすると、きっぷを買わない未指定チケットレスを設定しても制度趣旨には反しません。また、列車を限定した未指定チケットレス(立席チケットレス)とし、当該列車以外は無効、としておけば、先述の課題も解決できます。

 

 次に、列車遅延時の取扱いについてです。遅延時の取扱いは、以下のようになっています。

  予約列車の発車時刻前まで かつ 前の列車の発車時刻前 → 普通に変更処理

  予約列車の発車時刻後   かつ  前の列車の発車時刻後 → 空席にそのまま乗車可

 ここまでは、納得の行く制度です。

 問題は、次です。

  予約列車の発車時刻前まで かつ 前の列車の発車時刻後 

→ 特急券(通常料金)買い直し

 チケットレスは、予約したい列車の発車時刻を過ぎると、遅延等に関わらず、申込みができません。そうすると、発車待機中の列車が目の前にいて、それに飛び乗るには、通常料金の未指定特急券を購入するよりほかありません。もちろん、チケットレス割引は適用されません。そうすると、予約済みのチケットレスについては、変更をかける等して処理してしまうことはできますが、いずれにせよ、高い料金を払わされることになります。駆け込んだ場合は、問答無用で、更に車内料金を請求されます。

 この場合に、後続列車のチケットレス予約を持っていれば、空席利用可能にしない意味がわかりません。予定より早い列車に、既に乗っているのですから、当該予約で、二重に乗車することも不可能です。更に、遅延の場合、旅客側に帰責事由はありません。

 帰責事由のない遅延により、高い料金を払わされる、という点で、この制度には欠陥があると思います。なお、この場合は、「未指定チケットレス」(列車限定)を設定したとしても、発車時刻を過ぎている、という点から無意味です。

 よって、遅延の場合は、実際に列車が発車するまで予約、変更ができるようにするか、または、後続列車の予約で、そのまま空席に乗車可、としてほしいと思います。

2019年4月17日 (水)

信州特急料金回数券

 平成31年3月16日改正まで、信州特急料金回数券が発売されていました。利用区間は、次の通りです。

 富士見~南小谷間 または 松本~長野間の各駅相互間

 要するに、中央東線及び大糸線の特急「あずさ」号停車駅、及び、篠ノ井線の特急「しなの」号停車駅相互間、ということです。なお、塩尻又は松本で、「あずさ」と「しなの」を乗り継ぐことも認められていました。そうすると、例えば、上諏訪から長野へ行くとき、通常であれば、塩尻又は松本で1回区切って、特急券を買い直す必要がある、つまり、料金が単純に倍になるところ、このきっぷ1枚で乗れる、というものです。
32100003_1 
 値段は、4枚つづりで2040円でした。つまり、1枚あたり、510円です。松本~長野間の自由席特急料金が、1180円であることを考えると、これは破格に安いといえます。しかも乗継もできるので、県南と長野を行き来するには相当便利です。

 このきっぷが設定されているのは、高速バス対策だと思われます。例えば、松本~長野間でみてみると、高速バスは、所要1時間半、運賃1200円(片道)、2130円(往復)です。ただし、誤z年中は2時間に1本、午後は1時間1本程度の運行です。

一方で、篠ノ井線をみてみると、所要約1時間、運賃(特急料金込み)2320円、毎時1本です。これでは、いくら速いとはいえ、価格では勝負になりません。

信州特急料金回数券とあわせて、「信州往復きっぷ」という往復企画乗車券が発売されており、これらを併用すると、往復2490円になります。高速バスより少し高いですが、30分は速いので、十分対抗しえます。

また、信州特急料金回数券を使えば、長野~塩尻間は、特急「しなの」の指定席の空席を利用できます。「しなの」の自由席は、必ず2両で固定なので、この制度は便利です。実際、夕方のラッシュ時に、私が利用したときも、自由席は満席だったので、指定席の空席に座りました。

ダイヤ改正から、「あずさ」の料金体系が変わったことにより、信州特急料金回数券は無くなり、代わりに「信州しなの料金回数券」が発売されています。区間は、長野~塩尻間に短縮されましたが、指定席利用の制度はそのまま残っています。

2019年4月15日 (月)

知多鉄道酢トーリー

 昨年10月~12月に開催された「愛知DC」では、JR東海の臨時列車が数多く運転されました。JR東海は、波動用の観光列車等は所有していませんが、キハ75系や373系等、クロスシート車両を用いて、これらの列車が運転されました。

 この中でも、313系8000番台(旧セントラルライナー用)1編成に全面ラッピングを施し、臨時列車専用車両に仕立てた「名古屋おもてなし武将隊ラッピング電車」を使用した列車が何本も運転されました。

2018_10210041(亀崎にて)

2018_10210028 (名古屋にて)
 この編成は、愛知県出身の有名武将、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人、愛知県内の有名観光地などがデザインされたラッピング電車になっています。愛知環状鉄道に乗入れる団体臨時列車のほか、通常の臨時列車でも使用され、平日は、ほかの313系に混じって、中央西線で走っていました。

 313系8000番台は、乗車整理券が必要だった「セントラルイナー」用の車両でしたので、車内は、転換クロスシートではあるものの、カーテンがついていたり、簡易デッキ構造になっていたり、と、赤基調の優等列車風になっているため、快速指定席として運用されることが、ここ最近は、多くなっています。ちなみに、373系使用の臨時列車は、急行扱いになっていることが多いです

 快速「知多鉄道酢トーリー」は、愛知DCで企画された列車の一つで、10月20日、11月17日の2回運転され、このうち10月20日は、「名古屋おもてなし武将隊ラッピング電車」、11月17日は、キハ75系3両編成が充当されました。

2018_10210033 (名古屋にて)
 列車は、名古屋発武豊行きの片道で、名古屋0906発→武豊1047着でした。全車指定席のため、指定席券が必要です。

 JR東海管内の臨時列車は、えきねっとで手配ができないので、当時はまだやっていた、豊田駅の事前受付で取ってもらいました。ちなみに、豊田、立川等八王子支社管内の中央快速線各駅では、概ね昨年10月末をもって、事前受付を終了してしまいました。

 無事に確保できたので、秋の乗り放題パスを使って、前日、中央線経由土岐市まで行き、中央西線の10両快速に乗って、名古屋に向かいました。

21400012
 発車間際に入線してきた列車は、写真だと黒基調に見えましたが、実際は、濃緑色でした。こういう列車は、満席でも実際は空席が目立っていることが多いのですが、売れ行き通りの乗車率でした。発車すると、乗車記念証と、知多半島の観光案内が配られました。観光協会の人やJR東海の社員が多く乗っていました。乗車記念証は、愛知DC共通デザインのものと、この列車独自のものの2枚でした。

 武豊線は、愛知県内で最初に開通した鉄道で、官営の東海道線より先に開通しています。そのため、大府付近の線形を見てみると、名古屋から武豊方面に向かう路線が直進で、東海道線は左に分岐しているようになっています。

2018_10210046 (亀崎駅)
 列車は大府を通過し、まずは、亀崎に停車しました。亀崎駅は、無人駅ですが、1886年の開通当時の駅舎が今もそのまま残っています。10分停車くらいで、発車しました。次は、半田に停まります。

2018_10210063 (半田市鉄道資料館)

2018_10210057 (C11蒸気機関車)

2018_10210061 (「知多鉄道酢トーリー」ヘッドマーク付)
 半田駅の跨線橋は、日本最古のものだそうです。ここでは、20分以上停まるので、駅の外にも出られました。半田市が、駅前に鉄道資料館を建てていて、中には、武豊線の古い資料が展示されていました。その奥には、SLが静態保存されていて、保存会の人が、機関室の案内をしてくれました。汽笛だけは、近所迷惑になるので触らないように、と言われましたが、「それ以外は、素人がちょっと触ったくらいでは、壊れないので」ということでした。

2018_10210064 (半田駅)
 武豊線が遠隔操作化されてから、窓口の残る駅は、ここ半田だけになりました。きっぷを買って、列車に戻ります。半田の次は、終点の武豊です。
11100080

2018_10210065 (ゆるキャラのお出迎え)

 武豊では、観光協会をはじめ、多くの方がお出迎えに来ていました。無料のウォーキングで、武豊駅から先に伸びる貨物線(廃線)の転車台を見に行くコースなどもありましたが、先を急ぐ私は、次の区間快速で名古屋に戻りました。

2019年4月 4日 (木)

銚子電鉄 連絡補充券

2017_05030039 (犬吠にて。GWの多客)  
 「ぬれ煎餅」で有名な、千葉県の銚子電鉄は、赤字が続き、2013年には、以後10年間の車両・設備更新費用を、国や千葉県、銚子市に支援してもらう経営再建計画が出されました。

16300008 (A型入場券)

16300007 (B型乗車券)

16300006 (C型企画券)  
 暗い話題ばかりではなく、もはや銚子電鉄の主力商品ともなった、「ぬれ煎餅」をはじめとする関連事業でなんとか稼いでいます。
 きっぷとしては、線内のきっぷは、硬券がいまだ現役で使われており、ICカードは利用できません。硬券は、A型からC型まで各種揃っています。特に、C型硬券の「一駅散歩往復切符」は、ここ銚子電鉄だけで現役だそうで、印刷できる会社も、今はもう1社しかないのだとか。なお、JR銚子駅では、JRの券売機で銚子電鉄のきっぷを発売しています。

2017_05030049 (犬吠埼)
 GWに、銚子電鉄を訪れて来ました。観音駅で降りて、漁港の近所で、魚料理を食べようとするも、連休のため、どこも満員御礼。結局、駅近くのお店で、銚子産魚介の天ぷらを食べました。少し電車に揺られて、犬吠で降りました。ここは名前の通り、犬吠埼の最寄り駅で、歩いて、15分くらいだったと思います。太平洋を眺めて帰って来ました。

2017_05030129 (観音駅)

2017_05030128 (出札口)
 さて、もう一度、観音駅で降りて、窓口できっぷを買います。銚子電鉄は、JR連絡券を発売しており、最遠は、千葉です。東京方面に戻るので、千葉まで買いました。観音駅の窓口は、広告がべたべたと貼られていて、必要最低限のガラス面しか残っておらず、ぱっと見ただけでは、本当にきっぷを売ってくれるのか疑わしく思ってしまいます。。。

15200005
 窓口氏は、「千葉まで」と言うと、すぐにきっぷを作ってくれました。金額、有効期間以外は印刷された半常備券です。運賃改定により、金額の変更があり得る、ということで空欄にしてあるのだと思います。

 銚子からは、快速「お座敷水郷」に乗って、新宿まで行きました。千葉から新宿までは別途購入していたので、新宿の京王改札口で持帰りました。

« 2019年3月 | トップページ | 2019年5月 »