中央線料金回数券
中央快速線の特急列車が、3月16日の改正で全車指定席になり、いわゆる「スワローサービス」を開始します。これに伴い、自由席が廃止になります。夕方以降に新宿を発車する列車は、立川・八王子までの通勤特急となっており、「あずさ」の3両、「かいじ」の4両、「スーパーあずさ」の4両自由席は、その7割ほどが、八王子までで降りてしまいます。
自由席料金は510円で、車内精算をする人も多く、特に金曜日下りの列車は、仕事終りの行楽客と通勤客とで、指定席車両も含め、多い時には、各デッキに5、6人は立っているような状況です。車掌は、八王子まで3人体制で、自由席の車内改札を一斉に始めます。それでも立川までに終らないことも多く、前寄り車両のデッキにいたり、時には自由席車両で着席していても、検札に回って来ないことも日常茶飯事です。
おそらくJR東日本としては、やたらと車内精算をする客が多いこの状況を少しでも緩和するため、というのも目的の一つとして「スワローサービス」を導入するのだと考えています。八王子までの特急料金は、510円→650円(チケットレス料金)に多少値上がりし、車内料金が260円の加算であることも考えると、通勤客は、ほぼ全てチケットレスに移行すると思われるからです。 中央快速線の混雑状況を考えると、値上げによる乗客数の減少はわずかだと思います。
さて、中央快速線特急の通勤利用区間、東京~八王子、大月などには、自由席限定の「中央線料金回数券」が設定されています。設定区間は、以下の4区間です。
・東京・新宿~立川・八王子
・東京・新宿~大月
・東京・新宿~甲府
・立川・八王子~甲府(通常券)
東京・新宿~立川・八王子間は、通常510円のところ、480円になります。割引は30円なので、ほぼ無いに等しいですが、毎回購入する手間が省けるため、そこそこ利用者がいます。4枚つづりで1ヶ月間有効です。ただし、ライナーは使えません。(2月17日以降)
この回数券も改正で自由席が無くなることにより、3月15日までしか使えません。そこで、3月16日以降は、有効期間内であれば、無手数料で未使用券片を払い戻すことになっています。2月17日以降に購入した券は、3月16日以降も有効期間内に入るため、券面にその記載があります。
これまではいろいろと書かれていましたが、必要最低限の案内に留め、3月16日以降は使えず、払戻しができる旨が、代わりに記載されています。
2年以上この回数券を使い続け、基本的に全部保管していますが、今、その厚さを測ってみると、8cmにもなっていました、、、
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