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2019年3月の7件の記事

2019年3月30日 (土)

京王連絡の連続補充券

  社線連絡券は、発売できる券種が、社線ごとに定められており、旅客連絡運輸取扱基準規程の別表に一覧で記載されています。発売出来るのは、片道、往復、連続の、多くとも3種類で、片道のみの会社、連続まで全て発売できる会社など、様々です。一般的には、連続を扱える会社は、京王、京急など、一部に限定されており、数少ない印象です。

 さて、連続を扱える社線で、例えば、智頭急行や北越急行のように、マルスに運賃登録がなされている会社については、通常のJR券と同様に発売できますが、社線連絡券となると、金額入力(以下「額入」といいます)が必要な路線が、首都圏を中心に多く存在しています。

 では、額入の必要な社線連絡において、連続乗車券を発売しようとすると、どうなるのか、を考察していきます。というのも、一般的な額入は、マルスの「金額入力」画面から、社線との接続コード、社線の営業キロ、運賃を手入力し、JR部分は自動計算の上、発券されますが、この画面からは連続乗車券を発券できません。それでは、「連続」乗車券を発売する画面から入ると、今度は、額入ができません。

 そうすると、発売できないのか、ということになりますが、額入には、もう一つ、「基準額入力」という画面があります。この画面からは、JR部分、社線部分を含めて、全て手入力が必要となり、実質的に補充券に記入する内容を、ただマルスで打ち込んでいるだけのような操作が必要ですが、ここから入ると、連続乗車券も選択できるようです。ただ、経路情報や、連続「1」「2」の部分は手書きとなり、マルスには一切の情報が残らない、という難点があります。

 さきほど、「ようです」と書いたのは、私は、この方法での発券を受けたことがないからです。もう一つ別のやり方があります。ここまで来ると、もはやマルスでは出来ない、のとほぼ同義なので、補充券による発券をされました。

 東京駅の丸の内地下窓口で、「東京→下北沢(渋谷接続)」と「下北沢→代々木(同左)」の連続乗車券を依頼すると、まず窓口氏は、連続画面から入りました。そうすると経路情報は出て来るものの、金額が出ず、エラー。次に額入画面から入って、何もせず、奥に引っ込みました。そうして、少し時間かかりますけど、と前置きしたうえで、そのまままた奥に入りました。

 10分ほどして、できました、と2枚の出札補充券を出してくれました。POS端末でクレジットカード処理を行なって、終了です。「東C」の印を捺すのを忘れていますが、すぐ使うので問題ないでしょう。東京駅から、山手線外回りで渋谷に行き、玉川改札から出ます。有人通路を通りましたが、係員氏は、きっぷをしげしげと眺め、だいぶ経ってから、「みどりの窓口で買いました?」とだけ言いました。この短距離で補充券なので、不思議に思ったのかも知れません。
15200003 (連続1)

15200004 (連続2)

 京王井の頭線の改札は、あっさり通れました。下北沢で一旦降りて、用事を済ませ、再度京王の改札に向いました。すると、係員氏は、「えーっと、鋏、どこやったっけ」と改札鋏を探しだしました。てっきりスタンパーだとばかり思っていたので、文字通り「入鋏」されたときは、少々驚きました。首都圏の大手私鉄でまだ改札鋏が現役だとは思いませんでした。

 代々木の係員氏は、めちゃくちゃ丁寧に無効印を捺してくれ、なんかめちゃくちゃ大事にされたきっぷになりました。

2019年3月26日 (火)

京阪連絡の乗継割引

  京阪電車の連絡券は、以前に紹介したことがありますが、今回は、東福寺接続です。東福寺接続の連絡運輸範囲は、以下の通りです。

(JR線)
彦根-(京都市内)-(大阪市内)-神戸(市内)間、おおさか東線、 馬堀-園部間、加茂-久宝寺間、草津線、奈良線、片町線、阪和線
(京阪線)
京阪本線・鴨東線・中之島線 (京阪)淀屋橋・中之島-(京阪)出町柳間各駅(但し、 門真市-萱島間、光善寺、御殿山、樟葉を除く)
宇治線 京阪黄檗

 このうち、JR線と京阪線、それぞれの初乗り区間のみを利用する場合は、乗継割引が適用されます。JR線区間は、嵯峨野線の梅小路京都西、京都、奈良線の稲荷、計3駅、京阪線は、藤森~祇園四条間に限られます。割引額は、JR線、京阪線、それぞれ10円です。
 乗継割引適用区間の乗車券をマルスで発券しようとすると、基準額入力となり、通常の金額入力に比べて、はるかに手間がかかります。
 秋の京都観光に出掛けた際、京都駅烏丸口の窓口で、東福寺接続、清水五条まで、と言うと、拒否されるかと思いきや、ワンタッチメニューから、さっと発券して、270円です、と言いました。ワンタッチに登録してあるのは意外でしたが、誤発防止には、これが一番いいのかも知れません。あるいは、外国人対応で、意外と売れるのかも、という気がしなくもないです。
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 券面の「鉄社割」というのは、JRと社線の両方に割引が適用されていることを示しています。JRのみだと「鉄割」、社線のみだと「社割」となります。
 奈良線で東福寺に出て、京阪に乗換えました。清水五条で捺された無効印は、鳩マークのものでした。3連休最終日の清水寺へ参拝に行きましたが、そこまで人は多くなかったです。ただ、紅葉は少し早かったような気がしますが。。
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 ちなみに、京阪の券売機で、乗継割引の連絡券を買うと、こうなります。こちらは、普通のエド券なので、特に変り映えはしませんが、「割引」の文字が目立ちます。

2019年3月21日 (木)

四ツ谷停車かいじ

3月16日のダイヤ改正から、中央快速線の特急列車に、スワローサービスが導入されたことは、たびたび話題に取り上げていますが、これに伴って、無くなったものの一つに、四ツ谷停車の「かいじ」が挙げられます。

特急列車の車掌が、これまでは3人体制(ラッシュ時)だったのが、1人又は2人になったことで、車内改札の頻度が下がり、特急券を持たない短距離利用を防ぐ必要が出ました。そこで、停車駅の整理がなされています。具体的には、

・四ツ谷、三鷹の「かいじ」停車とりやめ

・「あずさ」の八王子~甲府間ノンストップ

・富士見、下諏訪、塩尻などの停車本数削減

の3つです。

 このうち、3つ目は、長野県をはじめとする沿線自治体がJR東日本長野支社に猛烈な抗議を入れていることで話題になっています。なにしろ、JR側から事前の調整が全くなく、ダイヤ発表によって、当該自治体の担当者も初めて知った、という状況だったそうです。事前調整をすれば、反発されるのは目に見えているので、あえてしなかったのでしょうか。
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 1つ目は、中央快速線の通勤客対策だと思います。実際、混み合う金曜下りなどでは、指定席デッキに立っていると、立川まででも検札に来ないことがしばしばあり、中央線料金回数券を、実質的に使わなかったことが幾度となくありました。これを防ぐ目的でしょう。

 四ツ谷停車の「かいじ」は、夜間、東京2145発の「かいじ121号」の1本のみで、四ツ谷の発車は2153でした。四ツ谷から乗る人は、それほど多くなく、かく言う私も、1、2回しか利用したことがありません。「かいじ121号」自体は、よく乗りますが。新宿からだとなかなか座れないのが難点です。

 同じく全列車通過となる三鷹も、下り列車の乗車客はちらほらいますが、新宿発三鷹着の利用客は、いくら通勤客でも、ほぼ見たことがありません。同じ「かいじ」でも停まったり停まらなかったりするのは、ややこしいので、ついでに整理した、という感じがします。

2019年3月17日 (日)

つばめ限定!ネット早特7

 九州は、高速バス網がかなり発達していて、JRの特急もその熾烈な競争に巻き込まれています。JR九州は、各方面に特急列車、九州新幹線を走らせていますが、スピードでは優位に立っていても、価格面で高額になることが多く、通常料金では太刀打ちできない状態になっています。

例えば、福岡(博多)~熊本間などは、バスが5~15分毎、2160円(正規運賃)、所要時間は約2時間なのに対し、九州新幹線は、確かに所要時間こそ、各駅停車の「つばめ」でも50分程度、と圧倒的優位に立っていますが、価格は、5130円、と倍近くかかります。

 そこで、ネット予約限定で、「九州ネットきっぷ」が各方面に設定されています。博多~熊本間ですと、2570円にまで下がります。ざっと半額です。

 九州新幹線の博多~熊本間には、次の4種類が設定されています。

九州ネットきっぷ  3600円

九州ネットきっぷ3 3000円

九州ネット早特7  2570円

 つばめ限定!九州ネット早特7 2350円

2019_03110268(博多にて)

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2019_03110266(800系)

「つばめ」限定でよければ、2350円になります。上2つは予約変更可能ですが、早特はできません。

先週、家族で九州旅行に行った際、「つばめ限定!」を使いました。注意書きを読むと、乗り遅れの際は、後続の「つばめ」であれば、乗車券部分は有効、「さくら」「みずほ」に乗ると、全て無効、となるようです。
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「九州ネットきっぷ3」などは、乗車券と特急券の2枚セットですが、このきっぷは、料金券の企画きっぷと、指のみ券の2枚になりました。

天草のイルカウォッチングに行った帰り、レンタカーを熊本で返しました。平日の夕方に熊本を出発する「つばめ336号」の指定席はがら空きでした。九州新幹線は、短距離の利用が伸び悩んでいる、という話をちらほら聞きますが、この列車に限ると、当っているようです。800系だったので、車内は九州使用の木材を多用した暖かなものでした。

博多に着いた後は、地下鉄で福岡空港に移動し、伊丹行きの便に搭乗しました。

2019年3月10日 (日)

「青梅ライナー」常備券

 「青梅ライナー」は、中央快速線、青梅線のライナーで、平日朝に上り1本、夜に下り3本が運転されていますが、来たる3月16日のダイヤ改正で、特急「おうめ」に格上げされ、廃止されます。「おうめ」は、上下ともに1本で、下り2本のうち1本は、八王子行きの特急「はちおうじ」に、もう1本は、特急列車の発車時刻を調整することで、減便となります。
Img_3261(拝島にて)

 

 上り列車は、青梅、河辺、拝島、立川のみ乗車可能で、新宿、東京は降車専用です。下りはこの逆になります。下り列車は、ライナー券売機、及び「えきねっとライナー券予約」での発売ですが、上りは、立川を除き、ライナー券売機が設置されていません。たった1本のライナーのために券売機を設置するのは費用対効果の観点から見送られて来たのだと思います。
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 そこで、青梅線内の3駅から乗車する際は、えきねっとチケットレスのライナー券予約サービスを利用するか、もしくは、当日駅へ行って、駅員から直接購入することになります。下り列車は、チケットレス予約の割当てが少なく、券売機での発売が主ですが、上りはどうも逆のようです。各駅での発売枚数は、青梅と河辺が10枚前後、拝島が30枚、いずれも普通車のみで、グリーン車はチケットレス専用です。えきねっとチケットレス予約の利用者増加とともに、まずグリーン車の駅発売がなくなり、普通車も次第に割当が減っていきました。

 

 下りの青梅ライナーは、東京2130発の5号をほぼ毎日利用していた時期がありましたが、上りは朝早いこともあり、一度も乗ったことがありませんでした。中央快速線の特急にE353系が導入されたとき、ライナー列車はなくなると直感的に、そう思ったので、先日、乗りに行ってきました。

 

Img_3258(北八王子にて)

 

 

 

 北八王子まで歩いて、0554発の高麗川行きに乗りました。それで拝島に到着後、すぐに、ライナー発売の列に並びました。0610発売開始で、窓側と通路側の希望もできました。売れ行きは順調で、0621には売り切れたようです。

Img_3259(ライナー券購入列)

 

 列車は0637発ですが、3分前には入線してきました。4、7、10号車以外のドアは開かず、ドア口でライナー券、又はチケットレスの予約画面の確認をされました。乗ったあとは、いつものライナー列車で、東京駅まで行きました。出勤時間には早すぎるので、地下の待合所で適当に時間を潰してから、地下鉄に乗って、六本木一丁目の職場へ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年3月 7日 (木)

津駅常備券

 津駅は、JR東海と近鉄、伊勢鉄道の3社が乗り入れる駅です。駅には、東口と西口があり、改札外の地下通路でつながっています。JR側が東口、近鉄側が西口です。なお、JRと近鉄の間に中間改札は無く、構内は共用です。東口が津市中心部に近く、そのため、近鉄の出札窓口は東口にもあります。「26分、四日市」とか、「34分、名古屋」とか、発車時刻と行き先を窓口氏に告げて、特急券を買う通勤客で、混雑しています。近鉄には、列車名がなく、発車時刻で列車を特定しているので、この言い方は、必要最低限にして、的を得ています。

 さて、西口には近鉄の出札窓口はありますが、JRは、券売機を含めて、なにも置いていません。しかしながら、運賃表は掲げられています。こういう駅であれば、近鉄の券売機で、JRのきっぷが買えることが多いのですが、それもできません。
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 近鉄の出札窓口で、「JRの阿漕まで」と言うと、190円です、と言われ、ピンク色の常備券が出て来ます。券売機で買えない代わりに、窓口で常備券を販売しています。運賃表にその記載はなく、知らない人であれば、かなり戸惑うことになるとは思います。

 全口座を確認したわけではないですが、金額式常備券で、種類は、3、4種類ほどだったので、それ以上は、着駅または車内精算になるのだと思います。近鉄は、ICカードで乗れますが、JR区間はエリア外なので、津駅西口から乗る人は、定期券、前売り等を除き、必然的にこのきっぷを買うことになります。どれほど売れているのかはよくわかりませんが。

 JR東海と駅構内を共用している、伊勢市(近鉄)、恵那(明智鉄道)の計3駅で、このような常備券が販売されています。

2019年3月 4日 (月)

中央線料金回数券

 中央快速線の特急列車が、3月16日の改正で全車指定席になり、いわゆる「スワローサービス」を開始します。これに伴い、自由席が廃止になります。夕方以降に新宿を発車する列車は、立川・八王子までの通勤特急となっており、「あずさ」の3両、「かいじ」の4両、「スーパーあずさ」の4両自由席は、その7割ほどが、八王子までで降りてしまいます。
 自由席料金は510円で、車内精算をする人も多く、特に金曜日下りの列車は、仕事終りの行楽客と通勤客とで、指定席車両も含め、多い時には、各デッキに5、6人は立っているような状況です。車掌は、八王子まで3人体制で、自由席の車内改札を一斉に始めます。それでも立川までに終らないことも多く、前寄り車両のデッキにいたり、時には自由席車両で着席していても、検札に回って来ないことも日常茶飯事です。
 おそらくJR東日本としては、やたらと車内精算をする客が多いこの状況を少しでも緩和するため、というのも目的の一つとして「スワローサービス」を導入するのだと考えています。八王子までの特急料金は、510円→650円(チケットレス料金)に多少値上がりし、車内料金が260円の加算であることも考えると、通勤客は、ほぼ全てチケットレスに移行すると思われるからです。 中央快速線の混雑状況を考えると、値上げによる乗客数の減少はわずかだと思います。
 さて、中央快速線特急の通勤利用区間、東京~八王子、大月などには、自由席限定の「中央線料金回数券」が設定されています。設定区間は、以下の4区間です。
 ・東京・新宿~立川・八王子
 ・東京・新宿~大月
 ・東京・新宿~甲府
 ・立川・八王子~甲府

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 東京・新宿~立川・八王子間は、通常510円のところ、480円になります。割引は30円なので、ほぼ無いに等しいですが、毎回購入する手間が省けるため、そこそこ利用者がいます。4枚つづりで1ヶ月間有効です。ただし、ライナーは使えません。
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321000042_2(2月17日以降)
 この回数券も改正で自由席が無くなることにより、3月15日までしか使えません。そこで、3月16日以降は、有効期間内であれば、無手数料で未使用券片を払い戻すことになっています。2月17日以降に購入した券は、3月16日以降も有効期間内に入るため、券面にその記載があります。
 これまではいろいろと書かれていましたが、必要最低限の案内に留め、3月16日以降は使えず、払戻しができる旨が、代わりに記載されています。
 2年以上この回数券を使い続け、基本的に全部保管していますが、今、その厚さを測ってみると、8cmにもなっていました、、、

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