「フルーティアふくしま」
(郡山にて)
「走るカフェ」をコンセプトとし、福島県産のスイーツを味わえる列車「フルーティア」は、平成27(2015)年4月25日にデビューしました。福島県の磐越西線、東北本線を走っていた普通列車用の719系2両編成を改造し、1号車は、カフェ車両、2号車は、2名テーブルと4名テーブル、窓向きの4席(1名利用可)を備えています。
(1号車は、「クシ718」)
「走るカフェ」を銘打っているだけあって、びゅう旅行商品のみでの発売で、スイーツとドリンクがセットでついてきます。冬季を除き、磐越西線の郡山~会津若松間を1日2往復しています。冬季は、郡山~仙台間を1往復するダイヤに変わります。磐越西線を走るときは、定期の普通、快速列車に併結されますが、仙台発着の際は、「フルーティア」単独で走ります。
(2号車車内)
所要時間としては、会津若松発着で約1時間、仙台発着で約2時間です。
運行開始当初は、スイーツ付きのプランのみでしたが、今は、ドリンクのみのプランもあります。いつ頃できたのかは不明ですが。
(郡山駅のお見送り)
昨年12月23日、仙台の「光のページェント」を見に行く、という口実を作って、1人誘い、郡山発仙台行きの「フルーティアふくしま91号」に乗って来ました。仙台発着時は、号数が、91、92号になります。スイーツを頂いて、乗車時間が1時間だと短い、と思っていたので、冬の仙台行きにした次第です。 「フルーティア」の旅行商品は、えきねっとからのネット予約ができず、電話予約かメールオーダーになります。私は、メールオーダーにしました。指定券とちがい、数ヶ月分をまとめて一斉に発売するので、発売開始後すぐに申し込みました。4人席だと相席になるので、2人席希望、と備考欄に書いておくと、当日の夜には予約確定のメールが来たので、割と早かったです。乗車票等は郵送で届きました。
郡山で新幹線を降り、1番線から1033発の列車に乗り込みます。郡山発車時点では、半分ほどしか乗っていませんでしたが、途中停車駅の福島で満席になりました。2両編成で車掌も乗務していますが、客室乗務員が2号車に2人、1号車のカフェに1人います。
発車して暫くすると、バウチャー券を回収に来ました。それから各席に、スイーツの箱と福島県産の桃ジュース、珈琲又は紅茶をサービスして回ります。
(12月は洋梨タルト)
スイーツは、毎月、旬のフルーツを使用するため、内容が異なります。12月は、洋梨でした。「洋梨のカスタードタルト」と、「洋梨と生チョコのタルト」の2種類で、いずれもタルトです。スポンジケーキだと崩れるからだと思います。カスタードタルトは、パイ生地で、個人的には生チョコのほうが好きです。
これらのタルトは、郡山市に本店を構える「フルーツピークス」というお店が提供しており、1924年創業の果物専門店から生まれたタルトの専門店だそうです。福島県内各地と、仙台市内、つくば、大宮駅構内にお店を出しています。
(1号車カフェ車両)
(アイス珈琲等のサーバー)
(カウンター)
タルトを2つとも頂いたあとは、1号車のカフェ車両に移動して、セルフサービスのアイスコーヒー、アイスティーを飲んでいました。1号車にもカウンター席があります。ここはフリースペースです。1両すべてがカフェになっているので、かなり広々としています。
列車は、福島に停車しだけで、岩沼の運転停車を除き、どこにも停まりません。車掌氏の検札チケッターは、「フルーティア」専用のものです。仙台到着は1234でした。
乗ってみた感想として、タルト好きの私は、季節ごとに何回でも乗ってみたいと思いました。2種類あるので、このあと昼ごはんを食べる気にはなりませんでしたが。ちなみに、仙台発着は、スイーツ付で、5400円です。
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