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2019年2月の6件の記事

2019年2月21日 (木)

豊田の連絡券(券売機)

 

 昨今の首都圏では、ICカードの普及により、Suica・PASMOの利用率は9割を超えています。更に、8%の消費税増税と同時に、IC運賃が1円単位となり、JRの電車特定区間と首都圏各私鉄では、原則として、きっぷの運賃より安価になったため、きっぷを使う人は一段と少なくなりました。

 

 ひと昔前までは、駅の券売機で、JR・社線連絡の乗車券が、比較的広範囲で発売されていましたが、連絡運輸範囲内であっても、接続駅での買い直しを、または、ICカードで乗ることを前提に、券売機の口座から削除される事例が増えています。最近では、立川で、分倍河原の京王線接続を除く連絡券口座が無くなりました。
Img_2246(連絡会社線運賃表)

 

 その近所の豊田では、2017年12月に、連絡券口座が無くなっています。浜松町接続の羽田空港など、少し離れていても需要のありそうな区間も発売していたのですが、こちらは、京王線接続も含め、全て発売が終了となりました。
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 口座が無くなる直前に、分倍河原接続で京王線の連絡券を買ってみました。見ての通り、豊田で改札に通しています。立川で南武線に乗換え、分倍河原のJR改札を出て、京王線に乗るつもりでしたが、めんどくさくなったのと、時間が余りなかったのとで、そのままになってしまいました。なので、無効印は捺されていません。

 

 券売機が実質上のチャージ専用機となった今では、こんな口座を残しておく意味もほぼ無いので、本件に関しては、JR東日本の施策は合理的だと個人的に思います。

 

 

 

 

2019年2月18日 (月)

波子駅

 山陰本線の波子駅は、特急も停車する駅です。「波子」は、「はし」と読みます。特急停車駅ですが、マルス端末は無く、簡易委託駅です。簡易委託とはいえ、POS端末でも常備券でもなく、車発機できっぷを発売しています。1990年に無人化されたあと、2000年に、「しまね海洋館アクセス」が開業したことで、簡易委託駅となりました。
2018_11180115_2(波子駅駅舎)

 

 夏季には、特急が臨時停車することもあり、なにがあるのかと、前から気になっていましたが、車で走っていて、よくわかりました。駅のすぐそばに、石見海浜公園の海水浴場や、その他の運動競技場などがあります。そこへの行楽客が乗り降りするのでしょう。
2018_11180114(窓口)

 

 西日本豪雨の影響で、3ヶ月発売延長された「山陰めぐりパス」を使って、鳥取県、島根県を旅していた私は、3日目の朝、浜田のホテルを出て、レンタカーで松江方面へ向かっていました。西の方から黒い雲が近付いていて、その雲に追い付かれ、抜かされ、しながらの旅でした。国道9号線は、海岸線に沿って走る区間が多く、時々海を眺めに、車を停めていました。

 

 「→波子駅」の看板を見つけたので、狭い路地に入って、少し高台になっている波子駅の駅前に着きました。駐車場があったので、車を置いて、きっぷを買いに行きました。
2018_11180121(赤い石州瓦の町並み)

 

 駅舎の中ではなく、駅舎を出て、すぐ左に窓口がありました。窓口は駅舎の一部に含まれていました。委託のおばちゃんに、「きっぷだけ買いたいんですけど」と言って、隣の敬川までと、入場券を買いました。「大人でいいの?」と聞かれました、、、

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 きっぷは、車発機のレシート券です。入場券は、「波子駅」と書かれているものの、発行駅は江津になっているなど、少し興味深いものではあります。

 

 駅前からは、石州瓦の赤い屋根が連なる街並みが見えました。車に戻り、私はまた、東へと国道を走らせました。

 

 

2019年2月13日 (水)

ホームライナー中津川

  中央西線名古屋口の「ホームライナー」について、グリーン車の設定がある列車のグリーン券は全国のマルス設置駅で購入できる、という記事を紹介したことがありますが、今回はその続編です。

 

 ホームライナーのライナー券(グリーン車を含む)は、発車番線のホーム上自動券売機、又は乗車駅の改札外にある券売機で購入することができます。普通車のライナー券に関しては、ここでしか発売していないので、割当座席の管理もこの券売機相互間でのみ行なえば事足ります。

 

 しかしながら、グリーン車については、マルスにも口座があるため、重複する恐れがあります。そこで、当該重複を避けるため、マルス発売分と駅での発売分の2つに分けて管理がなされているようです。どこまでがマルス管理なのかはわかりませんが、2、3列分に過ぎない、という話を聞いたことがあります。
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 マルス発売分以外は、自動券売機のほうで座席管理を行なっているようで、普通車ライナー券を購入できる券売機であれば、「グリーン席」のボタンを押すだけで、グリーン券が出て来ます。このグリーン券は、オレンジ色に地紋の入った、ごく普通の券紙ですが、85mm券で出てきます。

 

 そのレイアウトも独特で、マルス発券のものに似せようとはしていますが、到着時刻が書いてなかったり、文字のフォントが違っていたりします。
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 仕事を終えて、品川駅に直行し、「のぞみ」で名古屋入りした私は、中央西線のホームに上がって、ホーム上の券売機でグリーン券を購入しました。名古屋2058発の「ホームライナー中津川21号」は、特急「しなの」の折返しなので、383系のグリーン車付の列車です。グリーン車は、3割程度の乗車率でした。

 

 

2019年2月10日 (日)

区間変更3(69条特定区間)

 区間変更1では、通常の方向変更を、では、復割の方向変更を、それぞれ紹介しましたが、今回は、方向変更の応用編です。

 

 旅規69条において、一部の区間が特定区間に指定されています。これは、指定された2つの経路のうち、どちらを通ったとしても、運賃計算は、その内、営業キロ数の短い方で計算する、という規定です。

 

 同条に指定されている区間の一例を挙げると、山科~近江塩津間の「東海道・北陸線(米原)経由」と「湖西線経由」、三原~海田市間の「山陽線経由」と「呉線経由」などがあります。これは、どちらの路線にも、行き先がほぼ同じ優等列車が走っている(走っていた)場合や、後から新線が開通して、実質的な短絡線が出来た場合などの事情による規定です。

 

 同条と、区変とを絡めた規定というのが、旅規250条1項として、通常の区変とは別個に存在しています。条文には、「第69条に規定する特定区間…の適用のある普通乗車券を所持する旅客が、旅行開始後に、当該特定区間…の途中駅が変更の開始又は終了となる区間変更をする場合」は、「特定区間内の分岐となる駅」を「変更開始駅又は変更終了駅」として、旅客運賃を計算する、とあります。

 

 250条は、他にも、157条選択乗車区間や、70条特定区間などの場合についても規定していますが、今回は省きます。

 

 例を挙げて解説してみます。例えば、大阪市内から、北陸線福井までの普通乗車券(東海道・湖西・北陸経由)を所持し、着駅を名古屋に変更するとします。そうすると、通常であれば、分岐駅は、山科となりますが、同乗車券は、湖西線を経由しているため、69条特定区間を通過していることになります。そうすると、「特定区間内の分岐となる駅」は米原となります。従って、米原~福井間と米原~名古屋間の運賃を比較して差額精算がなされます。

 

 要するに、250条1項というのは、特定区間を通過する場合は、券面の経路に関わらず、都合の良い方の経路を通っているものとみなして、分岐駅がどこか、というのを判断する、ということです。米原経由と湖西線経由では営業キロにかなり差があるため、これを上手く使うと、正規運賃より安く済ませることが比較的容易にできます。
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 正月明けに神戸の実家から東京へ戻る際、この方法を利用しました。まず、「神戸~大阪」と「大阪市内→(篠)西条」の乗車券を2枚用意しました。「新神戸→新大阪」の特急券と共に、新神戸駅で有人改札を通り、新横浜駅に降り立ちました。

 

 改札内の精算所に行き、「大阪市内→(篠)西条」のきっぷを差し出して、これを横浜線経由豊田までに区変をお願いします、と頼みました。

 

原券は、湖西線経由なので、250条1項が適用され、「米原~(篠)西条」と「米原~豊田」間の運賃を比較します。どちらも7340円なので、差額は0円です。

 

係員氏は、「これ米原から計算しないとですね。相当難しいですね」「前の担当者はちゃんとできましたか?」とか言いながら、サクッと補充券を書いてくれました。

 

 普通に、「神戸市内→豊田」を買うと、9620円ですが、この方法を使うと、

 

 神戸→大阪        410円

 

 大阪市内→(篠)西条 8420円

 

 区変差額            0円

 

 合計            8830円

 

となり、790円も安くなります。なお、新神戸→新大阪は、東淀川以遠に向かう場合、157条の選択乗車が適用され、「神戸→大阪」及び「大阪市内→(篠)西條」の2枚併用で、新神戸から新幹線に乗車することができます。これは追い追い解説したいと思います。

 

 

2019年2月 6日 (水)

リゾート美食旅

 今年2019年の10月から12月に、新潟県、山形県両県にまたがって、「新潟県・庄内エリア デスティネーションキャンペーン(DC)」が開催されます。そのコンセプトは、「日本海美食旅(ガストロノミー)」で、昨年の同時期にプレ企画が実施されました。新潟県から山形庄内地方には、日本海の海の幸、山の幸が集まっていることから命名されました。

2018_12150029(新潟にて)
 JR東日本としても、このDCにあわせて、新型観光列車「海里」をデビューさせる予定にしています。この列車の車内では、地元の味覚が提供される旅行商品の設定もあるようです。

2018_12150034(新潟駅のお見送り)
 これに先立ち、昨年12月15・16日に、新潟~酒田間で、快速「リゾート美食旅」が運転されました。「美食旅」で、「ガストロノミー」と読みます。列車は、秋田の「リゾートしらかみ」青池編成で、明らかに、ハイブリッド車両の次期観光列車を意識したものでした。2号車のボックスシートは、びゅう旅行商品専用で、このプランに申し込むと、「美食旅」の名の通り、食事の提供もあったようです。
 それ以外は指定席券のみで乗車可能でした。えきねっと自動10時打ち(事前申込)で指定券を確保したので、15日新潟発の列車に乗りました。2号車の旅行商品を除き、ほぼマニアという状況でしたが、新潟支社は結構気合いが入っていたようで、前日の夜遅くから降った雪で、冬化粧をした新潟駅には見送りの社員に、新潟テレビが来ていました。

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 新潟を発車すると、新潟名産のル・レクチェを使ったお菓子が配られました。私の席は、3号車の通路側でしたが、隣の人は、村上で降りてしまいました。乗車率は、指定券の売れ行き通りで、空席はほぼありませんでした。
 3号車のイベントスペースでは、新潟発車後しばらくすると、フルートとビオラ二重奏の生演奏が始まりました。列車の出発をイメージして、1曲目は、パーレーツオブカリビアンのEDで始まりました。それからも村上、桑川、あつみ温泉の各停車中を除いて、鶴岡手前までずっと生演奏が続けられました。   
2018_12150037(二重奏の生演奏)
 各車両には、マイクを通じて、配信されていましたが、私は、偶然、3号車だったので、最初から最後まで生演奏を楽しめました。列車内で、二重奏を楽しめるのはなかなか無い機会です。こういうコンセプトの観光列車があってもよいのではないかと思いました。個人的にオーケストラ演奏を聴くのは好きなので。海上自衛隊東京音楽隊のコンサートには時々行きます。フルオーケストラではありませんが、無料なので、、、

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2018_12150042(桑川駅と笹川流れ)
 列車は桑川駅で20分ほど停まりました。ここは、日本海の景勝地「笹川流れ」に近い駅で、国道を挟んで海に降りられます。駅舎は、道の駅併設です。冬の日本海は波が高く、それでも今日は穏やかな方だったのだと思います。道の駅で、絵葉書を買い求めて、列車に戻りました。
 そのあとは、また二重奏を聴きながら、羽越本線を北上していきます。ガストロノミーというよりは、二重奏を楽しむ列車な気がします。終点の酒田に到着です。何かしらのイベントでもやっているかと思っていましたが、特にそういうこともありませんでした。指定券は鶴岡までになっていますが、結局酒田まで乗り通してきました。酒田駅の無効印は、横に長い独特のものでした。
 来秋に「海里」がデビューする前に、今年の春もまた、「リゾートしらかみ」青池編成を使って、「うえつ雛街道号」(3/16)秋田~酒田間、「羽越さくらまつり号」(4/13)秋田~金浦間の2列車が運転される予定です。新潟~酒田間の運転はありませんが。

2019年2月 3日 (日)

「フルーティアふくしま」

2018_12240001(郡山にて)
 「走るカフェ」をコンセプトとし、福島県産のスイーツを味わえる列車「フルーティア」は、平成27(2015)年4月25日にデビューしました。福島県の磐越西線、東北本線を走っていた普通列車用の719系2両編成を改造し、1号車は、カフェ車両、2号車は、2名テーブルと4名テーブル、窓向きの4席(1名利用可)を備えています。
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2018_12240013(1号車は、「クシ718」)

 

 「走るカフェ」を銘打っているだけあって、びゅう旅行商品のみでの発売で、スイーツとドリンクがセットでついてきます。冬季を除き、磐越西線の郡山~会津若松間を1日2往復しています。冬季は、郡山~仙台間を1往復するダイヤに変わります。磐越西線を走るときは、定期の普通、快速列車に併結されますが、仙台発着の際は、「フルーティア」単独で走ります。
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2018_12240020(2号車車内)

 

 所要時間としては、会津若松発着で約1時間、仙台発着で約2時間です。

 

 運行開始当初は、スイーツ付きのプランのみでしたが、今は、ドリンクのみのプランもあります。いつ頃できたのかは不明ですが。
2018_12240017(郡山駅のお見送り)

 

 昨年12月23日、仙台の「光のページェント」を見に行く、という口実を作って、1人誘い、郡山発仙台行きの「フルーティアふくしま91号」に乗って来ました。仙台発着時は、号数が、91、92号になります。スイーツを頂いて、乗車時間が1時間だと短い、と思っていたので、冬の仙台行きにした次第です。 「フルーティア」の旅行商品は、えきねっとからのネット予約ができず、電話予約かメールオーダーになります。私は、メールオーダーにしました。指定券とちがい、数ヶ月分をまとめて一斉に発売するので、発売開始後すぐに申し込みました。4人席だと相席になるので、2人席希望、と備考欄に書いておくと、当日の夜には予約確定のメールが来たので、割と早かったです。乗車票等は郵送で届きました。
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 郡山で新幹線を降り、1番線から1033発の列車に乗り込みます。郡山発車時点では、半分ほどしか乗っていませんでしたが、途中停車駅の福島で満席になりました。2両編成で車掌も乗務していますが、客室乗務員が2号車に2人、1号車のカフェに1人います。

 

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 発車して暫くすると、バウチャー券を回収に来ました。それから各席に、スイーツの箱と福島県産の桃ジュース、珈琲又は紅茶をサービスして回ります。
2018_12240022(12月は洋梨タルト)

 

 スイーツは、毎月、旬のフルーツを使用するため、内容が異なります。12月は、洋梨でした。「洋梨のカスタードタルト」と、「洋梨と生チョコのタルト」の2種類で、いずれもタルトです。スポンジケーキだと崩れるからだと思います。カスタードタルトは、パイ生地で、個人的には生チョコのほうが好きです。

 

 これらのタルトは、郡山市に本店を構える「フルーツピークス」というお店が提供しており、1924年創業の果物専門店から生まれたタルトの専門店だそうです。福島県内各地と、仙台市内、つくば、大宮駅構内にお店を出しています。
2018_12240048(1号車カフェ車両)
2018_12240050(アイス珈琲等のサーバー)
2018_12240051(カウンター)

 

 タルトを2つとも頂いたあとは、1号車のカフェ車両に移動して、セルフサービスのアイスコーヒー、アイスティーを飲んでいました。1号車にもカウンター席があります。ここはフリースペースです。1両すべてがカフェになっているので、かなり広々としています。

 

 

 

 列車は、福島に停車しだけで、岩沼の運転停車を除き、どこにも停まりません。車掌氏の検札チケッターは、「フルーティア」専用のものです。仙台到着は1234でした。

 

 乗ってみた感想として、タルト好きの私は、季節ごとに何回でも乗ってみたいと思いました。2種類あるので、このあと昼ごはんを食べる気にはなりませんでしたが。ちなみに、仙台発着は、スイーツ付で、5400円です。

 

 

 

 

 

 

 

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