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2019年1月 5日 (土)

区間変更2(復割乗車券の区変)

新年明けましておめでとうございます。今年の年末年始は、休暇が長く、実家でのんびりと過ごしています、、

 

こんなブログですが、本年もよろしくお願い申し上げます。

 

さて、新年早々、難しい話題で恐縮ですが。。この前、「区間変更1」の記事で、いわゆる「方向変更」型の区間変更について取り上げましたが、今回はその応用編です。

 

 片道600km以上の区間について、1割引の往復割引があることはご承知のことと思いますが、乗車変更について定めた旅客営業規則(以下「旅規」という)第243条において、往復割引乗車券については、往路復路ともに変更をする場合に限り、変更を認める、とされています。この規定に則って考えると、往復割引乗車券を、使用開始後に、例えば、往路の着駅について、方向変更をかけるなどして、区変の取扱いを請求することはできないようにも思えます。

 

(補足)確かに、旅規243条は、使用開始前の「乗車券類変更」についての規定のため、使用開始「後」の変更である、区変については不適用とも考えられますが、ここでは、当該条文の趣旨を汲み取りました。

 

 なぜなら、これを認めてしまうと、往路の着駅と復路の発駅が異なることになり、往復割引を適用する趣旨を逸脱し、使いもしない区間を買い、復割を効かした上で、往路の着駅変更をすれば、往路及び復路で全く違う区間を乗るにも関わらず、実質的に復割が効いてしまう、という不合理な結論に至ってしまうからだと考えられます。

 

 これを理解した上で、それでは、この反対解釈として、変更後も復割の趣旨を逸脱していなければ、復割を効かせたままの区変を取り扱うことも可能ではないか、という解釈が生まれます。すなわち、往路の着駅及び復路の発駅を同一とした上、変更後の区間も600km以上あれば、復割適用の要件から逸脱していないので、当該変更については、復割を取り消すことなく、適用したまま、変更区間の差額収受、としてもよいのではないか、ということです。

 

 ここまで考えたところで、もう一度規則類をあたってみると、旅客営業規則には、該当する規定はありませんが、旅客営業取扱基準規程には、復割が適用された乗車券の区変について定めた条文があります。要約すると、

 

(1)往路及び復路の発着駅を同一とした上で、当該区間が600km以上ある場合。

 

→変更する区間について、通常の区変と同様の差額収受のみ。

 

(2)新下関~博多間の、いわゆる「幹在別線」区間について、新幹線から在来線、又はその逆とする経路変更の場合。

 

→経路変更にかかる差額収受のみ。

 

(3)上記2つ以外の場合。

 

→通常の区変と同様の差額収受をした上で、原券の区間について、復割を不適用とした無割引運賃と原券との差額を計算し、これら両方を収受する。

 

 

 

(1)は、上で述べたものをそのまま条文にしたもので、(2)については、営業キロがさほど変わらないことから、仮に変更後が600km以下になったとしてもそれは無視し、あくまでも幹在相互間の差額のみ収受する旨を定めたものです。新幹線と在来線は、同一路線とみなすのが原則であることを考えれば、これも納得がいきます。

 

(3)は、いわゆる「復割取消」です。区変を取り扱ったことにより、復割の要件を満たさなくなった場合は、区変については取り扱うが、あくまでも復割は不適用で、通常の無割引運賃で購入したのと差が出ないような取扱いをする、ということです。これも上記の議論を踏まえれば頷けます。

 

 

 

 東京都区内から神戸市内までの乗車券を所持し、私は、東京駅から新大阪行きの「のぞみ」号に乗りました。新大阪で降りて、新快速で三ノ宮へ出る予定でしたが、ちょうど実家の母が三田へ行く用事があったかなにかで、予定を変更し、福知山線で三田へ向かうことにしました。

 

 有効期間内で往復する予定だったので、復割の効いた乗車券を購入していました。神戸市内だと復割が効かないので、いつも西明石まで買っています。尼崎~三田間を別途乗車として、その分の運賃640円を支払えばよいのですが、計算すると、着駅を広野にした上で、区変にすれば、差額0円でいけることに気が付きました。なお、区変においては、一部を除き、学割は無視され、通常の乗車券を同じ扱いとなります。
 広野までは乗りませんが、区変をすることにして、新大阪駅のまずは、精算所へ向かいました。

 

対応してくれたJR東海の窓口氏は、

 

「区変はできますけど、改札を出たところの窓口でお願いできますか」と言いました。

 

言われた通り、(乗換)改札を出たところのJR西日本窓口で、区変を申し出ると、まずは、

 

「使用開始後の乗車券の変更はできません」と言いました。
 少なくともそんなことはないですが、補充券取扱いがめんどうなのか、こう言われることはよくあります。旅規に書いてあるので、そんなことはないです、の一言で、ああ、知ってるのか、という顔をされました。

 

「区変はできますけど、復割がどうなるかわからないです」と言って、奥に引っ込みました。だいぶん経ってから出て来て、

 

「駅の詳しい者にも聞いてみましたが、やっぱりわからないです」ということで、「お時間はかなり掛かりますが、専門の部署に電話で問い合わせてみましょうか」となりました。

 

30分くらいして、「変更後も600km以上あるので変更可能です。差額は0円です」「これからきっぷをお作りしますので、お待ちいただけますか」と言って、また引っ込みました。それから20分くらいして、「お待たせしました。見ての通り、自動改札は通らないので、係員のいる通路を通ってください」

151000092(往路)

151000091(復路)

 当初、区変を申し出たときから、およそ1時間40分くらいかかりました。余りに暇なので、ずっと本を読んでいました、、これだけかけて、640円なので、時給換算すると、360円くらいです。。たぶんこんなことはしない方がいいような気がします、、、

 

 

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