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2019年1月の5件の記事

2019年1月26日 (土)

福岡市営地下鉄 連絡券その2(POS券)

 前回、マルス券の福岡市営地下鉄連絡券を取り上げましたが、今回は少し違います。

 糸島を満喫した私は、筑前前原駅前でレンタカーを返し、糸島市役所の前を歩いて駅へ戻って来ました。このときは、この日が最終日だったので、あとは福岡空港からANA便に搭乗して、東京へ戻るだけです。
2018_08270441(筑前前原駅)

 しかし、飛行機までに時間があるので、福岡の中心街である天神に寄って、なにか福岡らしいものでも食べてから帰ろうかと思いました。筑前前原駅は、ほぼ全列車が地下鉄直通なので、券売機でも当然、天神までの連絡きっぷを買えましたが、あえて窓口に行きました。

 「天神まで片道きっぷを」と言って、カードを共に差し出しました。

若い窓口氏は、「研修中」の札を付けており、横から指導係氏が、「ほら、天神までカードで買いたい、って言われたら」と、マルスの乗車券メニューから入ろうとした窓口氏を止めました。

 「それじゃ額入せんといけん」、窓口氏は、あ、そうでした、と言ってPOS画面に切り替えました。
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 運賃登録がないのも意外でしたが、博多-姪浜間以外は、無いのかもしれません。POSで発券したあと、なにやら操作して、カード決済と相成りました。

 九州のマルス端末付属のPOSでカード決済すると、券面にはなんの表示も出ません。おそらくきっぷの発券と決済が完全に別になっているのだと思います。

 マルス券では、「福岡市高速鉄」と、「道」の1文字だけ省略した表記でしたが、POSでは、「福岡市高速鉄道」とフルネームで入っています。
2018_08270446(305系 筑前前原にて)

 筑前前原1726発の福岡空港行きは、新車の305系でした。ドア開閉音や車内放送が東京と全く同じなのには違和感がありましたが。
2018_08270457(天神駅前)

 姪浜から地下に入っている間に夕立が来たようで、天神の地上に出たときは、地面が濡れていました。大宰府出身の知り合いに、福岡っぽい食べ物屋をいくつか聞いていましたが、殆ど忘れてしまい、唯一覚えていた、天神パルコの地下に向いました。福岡の豚骨ラーメンは、東京のとちがい、意外とあっさりしていました。

2019年1月22日 (火)

福岡市営地下鉄 連絡券その1(通過連絡)

 福岡市営地下鉄は、空港線(福岡空港~姪浜)、箱崎線(貝塚~中洲川端)、七隈線(天神南~橋本)の3路線を有する福岡市の大動脈です。このうち、空港線は、姪浜から、筑前前原方面、西唐津までJR筑肥線と直通運転を行なっています。

 これは、もともと筑肥線が博多~姪浜間も含めた路線であったところ、福岡市都市計画によって、同路線を廃止し、地下鉄を整備することが決まったための代替手段です。そういう経緯もあり、福岡市営地下鉄の姪浜~博多間は、JRとの通過連絡運輸があります。その範囲は広く、東は、東京から、九州各線まで、以下の通りです。

 

(博多・姪浜接続) 

 筑肥線・唐津線各駅 と

 JR東海・西日本・四国・九州 各駅

 

なお、姪浜接続の地下鉄線内各駅までの連絡運輸(七隈線含む)は、西唐津、唐津~下山門間各駅とされ、博多接続は、通過連絡運輸に限られています。

 

 昨年8月末に、九州を回っていた私は、最終日の3日目、天神近辺のホテルを出て、西鉄で太宰府天満宮に参拝していました。次の目的地は、糸島です。最寄り駅は、筑前前原。そこまで行くのに、普通であれば、西鉄で天神に出て、地下鉄に乗り換えてそのままJR筑肥線に直通するのでしょうが、通過連絡のきっぷが欲しかった私は、途中で西鉄から降りることにしました。
2018_08270380(下大利駅前)

 西鉄二日市で乗り換えた天神行きの急行は、下大利に停まります。この駅から、JR鹿児島本線の水城駅までは500mほどで、徒歩10分もあれば十分に着きます。そこで、下大利で降りて、水城まで歩くことにしました。あたりは、太宰府市、春日市に広がる、普通の住宅街です。南福岡自動車教習所の角を曲がれば、水城駅に到着です。
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2018_08270393(水城駅)

  水城駅に着いた途端、上りの普通列車が発車して行きました。次は20分後です。券売機上の運賃表を見ていると、筑肥線の表示がありませんでした。どうやら、券売機で通過連絡は売っていないようです。窓口へ行き、「地下鉄経由で筑前前原まで」と頼みました。窓口氏は馴れた様子で発券してくれました。
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2018_08270384(窓口と改札口)

 福間行きの普通電車で博多へ行き、地下鉄に乗り換えます。地下鉄の自動改札はマルス券対応でした。姪浜まで地下を走った地下鉄電車は、地上に出てしばらくすると、福岡市西区から糸島市にかけて広がる青い海のそばを走って行きました。このあたりに住んで天神方面に通勤すると毎朝、眺めがいいだろうな、などと考えていると、筑前前原に到着です。

 駅前でレンタカーを借り、糸島観光に出掛けます。福岡市民が休日にでかける海辺といえば、海ノ中道の志賀島か、糸島だそうです。立石山に登って、玄界灘を眺め、二見ヶ浦の夫婦岩を見たりして、午後の糸島を満喫して来ました。
2018_08270399(立石山より)

2018_08270422(芥屋海水浴場)

2018_08270440(夫婦岩)
 帰りもまた、筑前前原から地下鉄に直通し、今度は、ちがうきっぷを買ったのですが、それはまた次回、紹介したいと思います。

2019年1月19日 (土)

「丹後くろまつ」

 旧国鉄宮津線と、未成線の宮福線を引き継いだ第三セクター、北近畿タンゴ鉄道は、今は「京都丹後鉄道」と名を改めています。

 北近畿タンゴ鉄道時代の普通列車は、塗装が剥げかかった車両も多く、経営難が見てうかがえましたが、平成25年に、「あかまつ」「あおまつ」車両がリニューアルされて登場しました。続く26年には、「くろまつ」車両も改装されて登場し、いずれも水戸岡鋭治氏のデザインで、木材を多用した内装となっています。

 「あかまつ」車両は、指定席車両として、当初は「あおまつ」車両を自由席として併結運用されていましたが、現在は、別々に運用されており、「あかまつ」車両には、白を基調とした「コミューター」車両(自由席)が連結されています。

 「くろまつ」車両は、車内で食事を楽しめる列車として、キッチンとダイニングを備えた車両として登場しました。改装当初から、時刻表には掲載されない団体列車扱いとされ、「スイーツコース」「ランチコース」「ほろ酔いコース」の3コースの食事を提供する列車として運行されています。
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2014_0907_0106(久美浜にて)

 「丹後くろまつ」号が運行を開始したのは、平成26年の5月25日で、その半年後の9月7日に、実家の家族旅行で乗車しました。福知山から「あおまつ」号の快速列車で天橋立に行き、ロープウェイで山頂に登ったあと、天橋立発豊岡行きの「くろまつ」号ランチコースに乗ります。
2014_0907_0050(天橋立ビューランドより)

 予め旅行代理店で、3人分のバウチャー券を購入していたので、窓口へ行き、「くろまつ」号の乗車券・指定券・食事券等が一緒になったきっぷと引き換えました。「くろまつ」車両をそのままデザインしたきっぷで、およそ「きっぷ」らしくないですが、小人用の切り取りがあったりするところは、「きっぷ」らしいです。なお、天橋立駅にはマルス端末があります。
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 列車は、天橋立1225発→豊岡1454着の9913D列車でした。車内は、2人がけのテーブルと4人がけのテーブルがあり、1人でも申し込めます。ランチコースは1人10000円丁度でした。2人がけの方は全て埋っていましたが、4人がけはいくつか空いていました。
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(おしながき)
 この「料亭ふみや」さんは、宮津市島崎2039にある料理店です。

 ちなみに、お店のホームページは、こちらです。
2014_0907_0085(先付け)

2014_0907_0086(お造りの真鯛)

2014_0907_0088(メインのお重)

2014_0907_0090(鯖の押し寿司)

2014_0907_0095(お吸物)

2014_0907_0098(デザート)

 このときのランチコースは、料亭「ふみや」さんの作った懐石料理で、ある程度調理したものを積込み、車内で温めたりして提供されます。丹後の海で獲れた海の幸が使われていて、料亭の味、という感じで美味しかったです。

 デザートまで終わると久美浜に着きました。ここで長い間停車しました。駅舎内では地元の農産物やお土産を売っていて、この時間にあわせて西舞鶴行きの「あかまつ」号も来たのでなかなか盛況でした。梨アイスを買ったような気がします。このあたりは梨の生産が盛んです。
2014_0907_0133(「くろまつ」号車内)

 久美浜を出るとすぐ豊岡でした。折り返しは「ほろ酔いコース」になります。

 こうした食事を楽しめる列車は、だいたい1万円前後するので、結構かかりますが、その地域のものを楽しめるので、個人的に結構気に入っていたりします。

 今は、京都丹後鉄道に経営が移管され、「くろまつ」号もプラン内容が変わっています。運転区間は、天橋立‐西舞鶴間となり、ランチコースは、ビストロ風のものになっています。

2019年1月15日 (火)

「歩くまち・京都レールきっぷ」常備券

 「歩くまち・京都レールきっぷ」を以前、ご紹介したことがあると思いますが、JRと京都市内の各私鉄を利用範囲としていることもあり、JR側だけでなく、私鉄各社でも発売されています。JR発売だと、JR部分は、85mmのマルス券、社線部分は、マルスの引換券が出て来て、それを京都駅八条口前の市バス案内所で、スルッとKANSAI共通仕様の磁気カードに引き換えて利用する必要があります。
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 その一方で、社線発売の分は、社線部分については、同じく磁気カードが付いてきますが、JR券部分は、マルスのある駅で引換え、などではなく、常備券が付いています。この常備券は、クーポンサイズの大型券で、×印の透かしが入っており、コピーガードは施されているものの、JR西日本の地紋はなく、通常のJR常備券とは趣が異なります。

 発行社局の押印欄があり、私は京阪三条駅で購入したので、京阪電気鉄道の印が捺してあります。JRの改札を通る際、右側の「改札印」欄に、スタンパーを入れて貰うことになります。当然ながら自動改札は通りません。

 JRで買うと、社線券を引き換える必要がある一方で、社線の発売駅で購入すると、引換の手間はないものの、JRの自動改札が通れなくなります。マルス券に社線の自動改札を通れるようにするとか、の対策を施さない限り、現状のままで、どちらにも一長一短があります。

 社線の発売箇所は、

(京都市交通局)市バス・地下鉄の定期券発売所

(京阪)三条、びわ湖浜大津

(阪急)河原町・桂

(嵐電)四条大宮、帷子ノ辻、北野白梅町、嵐山

 

と、一部駅に限定されています。

 私は、昨年の初詣で使いました。結構このきっぷを使っている人をみかけたので、認知度は高いようです。確かに京都市内を電車で動くには便利です。通年発売してくれるとよいのですが。

2019年1月 5日 (土)

区間変更2(復割乗車券の区変)

新年明けましておめでとうございます。今年の年末年始は、休暇が長く、実家でのんびりと過ごしています、、

 

こんなブログですが、本年もよろしくお願い申し上げます。

 

さて、新年早々、難しい話題で恐縮ですが。。この前、「区間変更1」の記事で、いわゆる「方向変更」型の区間変更について取り上げましたが、今回はその応用編です。

 

 片道600km以上の区間について、1割引の往復割引があることはご承知のことと思いますが、乗車変更について定めた旅客営業規則(以下「旅規」という)第243条において、往復割引乗車券については、往路復路ともに変更をする場合に限り、変更を認める、とされています。この規定に則って考えると、往復割引乗車券を、使用開始後に、例えば、往路の着駅について、方向変更をかけるなどして、区変の取扱いを請求することはできないようにも思えます。

 

(補足)確かに、旅規243条は、使用開始前の「乗車券類変更」についての規定のため、使用開始「後」の変更である、区変については不適用とも考えられますが、ここでは、当該条文の趣旨を汲み取りました。

 

 なぜなら、これを認めてしまうと、往路の着駅と復路の発駅が異なることになり、往復割引を適用する趣旨を逸脱し、使いもしない区間を買い、復割を効かした上で、往路の着駅変更をすれば、往路及び復路で全く違う区間を乗るにも関わらず、実質的に復割が効いてしまう、という不合理な結論に至ってしまうからだと考えられます。

 

 これを理解した上で、それでは、この反対解釈として、変更後も復割の趣旨を逸脱していなければ、復割を効かせたままの区変を取り扱うことも可能ではないか、という解釈が生まれます。すなわち、往路の着駅及び復路の発駅を同一とした上、変更後の区間も600km以上あれば、復割適用の要件から逸脱していないので、当該変更については、復割を取り消すことなく、適用したまま、変更区間の差額収受、としてもよいのではないか、ということです。

 

 ここまで考えたところで、もう一度規則類をあたってみると、旅客営業規則には、該当する規定はありませんが、旅客営業取扱基準規程には、復割が適用された乗車券の区変について定めた条文があります。要約すると、

 

(1)往路及び復路の発着駅を同一とした上で、当該区間が600km以上ある場合。

 

→変更する区間について、通常の区変と同様の差額収受のみ。

 

(2)新下関~博多間の、いわゆる「幹在別線」区間について、新幹線から在来線、又はその逆とする経路変更の場合。

 

→経路変更にかかる差額収受のみ。

 

(3)上記2つ以外の場合。

 

→通常の区変と同様の差額収受をした上で、原券の区間について、復割を不適用とした無割引運賃と原券との差額を計算し、これら両方を収受する。

 

 

 

(1)は、上で述べたものをそのまま条文にしたもので、(2)については、営業キロがさほど変わらないことから、仮に変更後が600km以下になったとしてもそれは無視し、あくまでも幹在相互間の差額のみ収受する旨を定めたものです。新幹線と在来線は、同一路線とみなすのが原則であることを考えれば、これも納得がいきます。

 

(3)は、いわゆる「復割取消」です。区変を取り扱ったことにより、復割の要件を満たさなくなった場合は、区変については取り扱うが、あくまでも復割は不適用で、通常の無割引運賃で購入したのと差が出ないような取扱いをする、ということです。これも上記の議論を踏まえれば頷けます。

 

 

 

 東京都区内から神戸市内までの乗車券を所持し、私は、東京駅から新大阪行きの「のぞみ」号に乗りました。新大阪で降りて、新快速で三ノ宮へ出る予定でしたが、ちょうど実家の母が三田へ行く用事があったかなにかで、予定を変更し、福知山線で三田へ向かうことにしました。

 

 有効期間内で往復する予定だったので、復割の効いた乗車券を購入していました。神戸市内だと復割が効かないので、いつも西明石まで買っています。尼崎~三田間を別途乗車として、その分の運賃640円を支払えばよいのですが、計算すると、着駅を広野にした上で、区変にすれば、差額0円でいけることに気が付きました。なお、区変においては、一部を除き、学割は無視され、通常の乗車券を同じ扱いとなります。
 広野までは乗りませんが、区変をすることにして、新大阪駅のまずは、精算所へ向かいました。

 

対応してくれたJR東海の窓口氏は、

 

「区変はできますけど、改札を出たところの窓口でお願いできますか」と言いました。

 

言われた通り、(乗換)改札を出たところのJR西日本窓口で、区変を申し出ると、まずは、

 

「使用開始後の乗車券の変更はできません」と言いました。
 少なくともそんなことはないですが、補充券取扱いがめんどうなのか、こう言われることはよくあります。旅規に書いてあるので、そんなことはないです、の一言で、ああ、知ってるのか、という顔をされました。

 

「区変はできますけど、復割がどうなるかわからないです」と言って、奥に引っ込みました。だいぶん経ってから出て来て、

 

「駅の詳しい者にも聞いてみましたが、やっぱりわからないです」ということで、「お時間はかなり掛かりますが、専門の部署に電話で問い合わせてみましょうか」となりました。

 

30分くらいして、「変更後も600km以上あるので変更可能です。差額は0円です」「これからきっぷをお作りしますので、お待ちいただけますか」と言って、また引っ込みました。それから20分くらいして、「お待たせしました。見ての通り、自動改札は通らないので、係員のいる通路を通ってください」

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151000091(復路)

 当初、区変を申し出たときから、およそ1時間40分くらいかかりました。余りに暇なので、ずっと本を読んでいました、、これだけかけて、640円なので、時給換算すると、360円くらいです。。たぶんこんなことはしない方がいいような気がします、、、

 

 

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