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2018年7月の3件の記事

2018年7月25日 (水)

早来駅

 室蘭本線の早来駅は、勇払郡安平町にある駅です。沼ノ端~岩見沢間の室蘭本線は、石炭輸送のために重軌条化された複線区間であり、石炭列車がなくなった今でも、栗山~栗丘間を除いて複線のままです。同区間は、下り線トンネル付近の法面崩壊により、そのまま放棄されました。
2017_10160033(早来駅)

 現在でも、旭川方面の貨物列車が通っていますが、旅客列車は普通列車のみとなっています。早来駅も複線区間にある2面2線の至って普通の駅です。この駅は、簡易委託駅で、駅舎に併設されている「安平町物産館」で、きっぷを発売しています。この物産館は、(一社)あびら観光協会が運営しています。中では、安平町の特産品を売っているほか、待合室もあります。営業時間は8時半~18時となっており、きっぷの発売もこの時間です。
2017_10160029(跨線橋より)

 昨年10月、苫小牧0731発の追分行き普通列車に乗りました。日高線のキハ40系1両で、車内は、通学の高校生で満員でした。この列車は休日運休で、高校生輸送に特化しているようです。沼ノ端でまた大勢乗って来ました。電化の千歳線が分かれていくと、勇払原野にまっすぐ敷かれた複線の線路を90km/hくらいで走って行きます。遠浅に停まると、早来です。高校生も殆ど全員がここで降りました。駅はまだ営業時間前なので、シャッターが下りています。高校生は駅前からバスに乗って行きました。通学用に2台続行で来たのには少々驚きましたが。安平高校へ行くようです。高校生がいなくなると、駅は急に静かになりました。
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 次の岩見沢行きは0900発なので、小一時間あります。駅前は、国道234号線、通称「早来国道」が通っていて、こちらは大型トラックがひっきりなしに走っています。駅舎の中のベンチで待つこと約30分。ようやく観光協会が開きました。
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 レジに行って、おばちゃんからきっぷを買います。乗車券は、金額式の総販前出し券があります。補充券等の取扱いはありません。それとご当地入場券を売っています。

 乗車券は、レジ横の棚に、金額別で刺さっていて、一番安い区間のきっぷを買いました。おばちゃんはそれに日付印を入れ、レジで会計を打ち込んでいました。売り上げのうち、どれくらいが委託者に入るのかはよくわかりませんが、いくらかの利益にはなるのでしょう。あびら観光協会というだけあって、昔の室蘭本線のSLの写真が飾ってあったりして、列車までの時間を過ごしました。列車の時刻が近付くと、4、5人がきっぷを買っていました。
2017_10160035(岩見沢行き)

 小雨の降る中、跨線橋を渡った先のホームで列車を待ちます。追分に行くらしい保育園の子どもたちと保育士さんが来て、えらくにぎやかになりました。0900発の岩見沢行きも1両編成でした。

2018年7月 7日 (土)

諏訪湖花火

 長野県の諏訪湖では、毎年、8月15日に「諏訪湖上花火大会」、9月の第1土曜日に「新作花火大会」が開催されています。諏訪湖上花火大会は、約4万発、新作花火大会は2万発が上がります。湖面での水上スターマインなど、見所が多く、首都圏からもそう遠くない距離にあるため、県内だけでなく、東京方面からも多くの観客が訪れます。
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 この花火大会の復路用として、夜行の快速「ムーンライト信州」が2本続行で運転されていましたが、今年は1本だけになるようです。

 当日、諏訪市内は、交通規制がかかるため、電車での移動が推奨され、長野の車両だけでは輸送力不足となることから、豊田車両センターのE233系6両編成が2本貸し出され、臨時列車運用についています。
2017_08160149(松本行き)

2017_08160170(甲府行き)
 東京の中央線ラッシュ対策の幅広車体、ロングシートの特性を活かして、大量輸送に一役買っています。2年ほど前から、中原電車区の南武線用E233系と豊田のE233系が1本ずつに変わりました。
2017_08160168(上諏訪にて)

 諏訪周辺の駅では、臨時に駅員が派遣され、往復きっぷを発売しています。券売機のある駅でも、テーブルを出して来て、往復きっぷが売られています。このきっぷが、「諏訪湖花火 往復乗車券」という常備券なのです。
2017_08160001(改札作成中)

 花火大会当日の上諏訪駅は、上下線で改札を分離し、下り松本方面の改札口は、臨時改札で、通常は側線となっているところに板を渡して、柵を解放し、直接ホームに入れるようになっています。Suicaの読み取り機はありますが、乗客数に対して2台しかないため、タッチは物理的に不可能です。そのため、実質フリーパスになっています。降りる駅で精算するように言っていました。上り改札は、通常の駅舎ですが、こちらも自動改札は止めています。
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2017_08160143(臨時改札)

 こういった事情から、少しでも精算を減らすため、予め往復乗車券を発売しているのだと思います。特に割引等はありませんが、、

 

 昨年の8月は、梅雨かと思うくらい連日の雨で、花火大会当日も雨でした。無料エリアに陣取っていたのですが、大半は、雲の中で炸裂していて、ほとんど見えませんでした、、ただ、水上スターマインだけは綺麗に見えました。

 それで駅へ向かうのですが、当然ながら入場規制が掛かっていて、1本列車が来るたびに解除、ホームが一杯になるとまた規制、を繰り返していました。駅前に、大きな電光掲示板をつけたトラックが停まっていて、次の松本方面は、何時何分、と表示していました。10分に1本くらいの頻度出来ます。長野の211系もロングシート車両を優先的に投入しているようでした。
2017_08160112(水上スターマイン)

 帰りのムーンライト信州まで時間があったので、一旦岡谷に行って、駅前の西友で買い物をしたりして時間を潰していました。

 今年も諏訪花火に行きたいのですが、15日はあいにく平日なので、9月の新作花火に行こうかな、などと考えています。思案中ですが。。。

2018年7月 1日 (日)

瀬戸内マリンビュー

 快速「瀬戸内マリンビュー」は、広島~三原間を呉線経由で結ぶ観光列車です。2005(平成17)年10月の観光キャンペーンに際して登場しました。列車はキハ47形を改造した2両編成で、1号車が指定席、2号車が自由席とされています。自由席の車内は、アコモ改装をしたくらいで、従来通りのボックスシートとロングシートのままです。一方で、指定席車両のほうは、大幅に改装され、海側には、4人掛けの広いボックスシートが、山側には、海向きのソファが置かれています。
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 丸窓などの客船をイメージした内装とされており、海側の窓は、大型化され、車端部のフリースペースには、丸窓もあります。運行開始から2011(平成23)年までは、1日2往復で、1往復が広島~三原間、もう1往復が呉~三原間の運転でしたが、同年以降、広島発着の1往復となっています。2012年度は、大河ドラマ「平清盛」とタイアップして、宮島口~三原間で「清盛マリンビュー」として運行されたり、2017年夏には、しまなみ海道連絡として、福山までの延長運転がなされたりしています。
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2018_01030030(指定席車内)

 平成29年の暮れ間近、神戸の実家に帰省するついでに、西へ足を伸ばして、広島駅に降り立ちました。このときは、奇妙な乗車券を手に持っていたのですが、それはまたの機会にでも。実家にいたころは、専ら山陽山陰、九州方面へ行くことが多かったのですが、東京へ来てから、というもの、北海道へ行くのと九州へ行くのとが同じくらいになってしまい、西日本方面へ行く機会がめっきり減りました。

 いつの間にか、橋上駅舎が完成して、昔の国鉄広島駅の風情がすっかり消えた、近代的な駅を眺め、駅前に発着する広電を見たあと、快速「瀬戸内マリンビュー」に乗ります。指定券は、忠海までですが、終点の三原まで行きます。当初は、忠海で降りて、瀬戸内海を船で渡って、愛媛県の大三島に上陸する予定でしたが、船便、島内交通の不便さから、予定を変更し、三原から、広島県の生口島へ渡ることにしました。

 海側のボックス席を取っていたのですが、広島から呉までは、帰省の家族連れと相席になりました。名古屋からの方で、たまたまこの列車の存在を知ったので、乗ったそうです。
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 海田市から呉線に入ります。呉線は、単線かつ電化の路線で、戦前は、呉に、横須賀と並ぶ海軍の一大基地、呉鎮守府、呉海軍工廠があったため、一級線の扱いで、急行も走っていました。戦時中は、戦艦大和が呉工廠で建造されていたこともあり、海側のブラインドを強制的に下げさせられました。往年の呉基地は、横須賀、佐世保のように米海軍が入ることなく、今でも海上自衛隊の主要基地、呉地方総監部が置かれています。海自最大の空母型護衛艦「かが」も同基地の所属です。
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 呉線は、そんな軍港地帯の海岸線ぎりぎりを走ります。そのため、晴れの今日は、瀬戸内海の静かな波がよく見えます。

 呉までの区間は、広島都市圏ネットワークの一部であるため、快速電車が頻発運転していることもあり、各駅で運転停車を行ないます。呉で、件の家族連れは降り、一人旅の人が乗って来ました。大宮駅発行の補充券(多経路)を持った方で、同業者のようです、、
2018_01030037(まもなく三原)

安浦、竹原と続く観光地の入り口駅で、降車客はありましたが、三原まで行く乗客が多いようです。竹原では、「うさぎの島」と呼ばれる大崎上島へ渡ることができるためか、かなりの人が降りました。

降りる予定だった忠海を出ると、次は終点の三原です。これから渡ろうとしている、しまなみ海道の島並みが狭い水道を挟んだ向いに見えていました。三原には定刻の到着です。
2018_01030039(生口島行き快速船)

私はここから駅前の港へ急ぎます。乗り換え時間は5分ほどしかありませんでしたが、港は、駅から徒歩2分くらいの道路を挟んだ向いにあったので、難なく乗り換えられ、生口島へ渡る快速船に乗り込みました。

生口島の瀬戸港で降りた私は、しまなみ海道サイクルステーションに向かいました。歩いて15分くらいのところにありましたが、なんと年末年始の休業期間でした、、、ここは広島県尾道市です。橋を渡って、隣の大三島へ行けば、こちらは愛媛県今治市です。県と市が違えば開いているかもしれない、という淡い期待を持った私は、歩いて大三島へ行くことにしました。自転車であれば恐らく15分くらいでしょうが、歩くと1時間はかかりそうです。
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2018_01030055(多々羅大橋より)
 その代り、民家の庭に実ったオレンジ色の柑橘類を眺め、瀬戸内海の静かな入り江に沿った道をゆっくり歩く機会に恵まれました。。大三島へ渡る多々羅大橋からの多島海は綺麗で、橋の中央にある県境を歩いて越え、愛媛県今治市に入りました。大三島のサイクルセンターは開いてました。ここで自転車を借り、しまなみ海道サイクリングに出発です。
2018_01030068(多々羅大橋)

大三島は大きな島で、海岸線を走る、というよりは内陸の山道を走っている時間の方が長かったです。次の伯方島へ渡ります。しまなみ海道の橋は、高速道路の一部なので、そこへのアプローチが結構な坂で、それがきついです。。
2018_01030073(伯方・大島橋)

伯方島は、言わずと知れた「伯方の塩」の島です。そんなに大きな島ではなく、15分くらいで通り抜けてしまいました。次は大島です。伯方・大島橋を渡ります。この段階で、冬の短い日はだいぶん傾いて来ていました。大島の次は愛媛県の本土で、そこへ渡る来島海峡大橋が、しまなみ海道随一の景観なので、そこへ行きたいのですが、このペースだと厳しいかもしれません、、

大島の海岸線を走る道は、太陽が島影に隠れ、宵の帳を下していました。大島は結構大きな島で、来島海峡大橋まで10kmはないにしても、7,8kmはありそうで、あまり深くまで入り込んでしまうと、自転車を返せなくなるので、大島のサイクルセンターで終り、としました。途中で入って、途中で離脱したしまなみ海道サイクリングでしたが、この区間だけでも相当景色もよく、本四三橋ルートのうち、最も綺麗だと言われるのも頷けました。次は尾道から今治まで約70kmをゆっくり走りたいと思います。

2018_01030087(来島海峡大橋は遠い…)

さて、大島から帰るのですが、ここからだと今治へ行くより、尾道へ戻ったほうが良さそうです。高速道路へ行けばバス停があるのはわかりますが、そこへ至る島内のバスは、無い、ということだったので、タクシーを呼んでもらいました。バス停で降ろしてもらい、尾道行きのバスを待ちます。山の向うに来島海峡大橋の航空灯が光っているのが見えました、、

ここから乗った人は私だけで、自転車を積込めるバスで、来た道を戻ります。バスは、高速道路なので、かなりの速度で走ります。それでも新尾道駅まで1時間近くはかかったので、距離は相当あったように思います。新尾道からは新幹線で帰路に着きました。

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