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2018年3月の3件の記事

2018年3月24日 (土)

松本駅 車急式特急券

 松本駅の改札口右側には、「精算所」があります。新幹線の改札口横には大抵ありますが、在来線の駅にあるのは結構珍しいです。文字通り「精算」をする窓口で、周辺の無人駅から乗って来た旅客から運賃を収受するためにあります。JRだけでなく、松本電鉄の乗客もこの改札口精算所を利用することになり、かつ、在来線の乗客もかなり多いことから、多くの駅で廃止になる中、精算所が残っているのだと思います。しかも、2窓あります。
Img_0854(松本駅改札口)

 この精算所は、精算をする場所であって、きっぷを発売するところではないので、きっぷの発売は原則的に行なわないことになっています。松本までの運賃を精算すると、精算書なるレシートが渡され、それを有人改札で見せて、出場する仕組みになっています。はるか昔は、硬券の出場証が存在していたようですが。
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 きっぷの発売はしない、と書きましたが、あくまでも「原則的には」です。精算所にはマルスがないので、仮に発券するとすれば、運賃を調べて、手書きの改札補充券を発行することになり、かなり手間がかかるので、通常は、改札外へ一旦出場を認めるから、みどりの窓口で買ってください、と言われます。

しかし、全く発券してくれないかというと、そうでもないようです。改札補充券は備え付けてあり、特急券は、自由席用の車急式常備券があります。窓口氏の当たりはずれにもよるのでしょうが、出してくれなくはないです。

Img_0855(特急「あずさ」)

私は、1年前の3月に、実家から東京へ戻るついでに寄ってみました。「特急券を八王子までください」と言うと、改札外の券売機か、車内で買ってください、と一旦断られましたが、「ピンク色のがあると聞いたんですが」と言ってみると、引出しから出して売ってくれました。

常備券といえども、料金(距離)は手で調べなくてはならないので、誤発券のリスクは十分にあります。そのリスクを考慮して、機械に誘導したのだと思います。売りたくない雰囲気でしたので、、、

JRの特急券、急行券で、この車急式はほとんど見かけません。左側のキロ数の駅まで有効ですが、キロ数しか書いてないので、これではパッと見て、どこの駅まで有効なのかがわかりません。

…と、まあ、様々なところに使いづらさが存分に出てますので、普通であれば、使いませんし、マルス券又は券売機券、車発機の方が、旅客側にしてみても、安心です。それで売らないのだとは思います。では、なぜ設備されているのか、という疑問は残りますが。

この券は実際に使いましたが、「あずさ」の車掌氏は、チケッターを捺さなかったので、そのまま手元に残りました。

2018年3月12日 (月)

東大

 東大は、2つのキャンパスに分れています。いわゆる「赤門」のあるほうが、本郷キャンパスで、夏目漱石の小説「三四郎」にちなんで名づけられた三四郎池、東大紛争の舞台ともなった安田講堂があります。こちらは東京帝国大学のときからあるキャンパスです。
Img_2535(安田講堂)

Img_2536(トラベルセンターの入る第二食堂)

 もう一つは、渋谷郊外の駒場にある、駒場キャンパスです。こちらは旧制第一高等学校だったところで、建物自体は、古く由緒正しいものですが、戦後、教育法の改正によって、旧制高校が解体されてからは東大の前期教養学部に吸収されました。その名残りで、東大に入ると、本郷ではなく、まず、駒場キャンパスに2年間通うことになります。2年間の前期教養学部を修了すると、進学振り分け(通称「進振り」)によって、3年次から進む学部が決まります。文一とか理三とかいわれるのは、前期教養学部での名称で、その学生は、そのまま法学部、医学部に進む人が多く、一応、前期教養学部での科類と学部が結びついています。
2013_1220_0003(東大駒場)

 そういうわけで、キャンパスは、駒場と本郷にわかれていて、そのどちらにも、大学生協運営のトラベルセンターがあり、パック旅行や合宿等、通常の旅行業務のほか、JR券の発券も行なっています。JR券の発券は、センター内に、マルス端末があり、さっと発券できるようになっています。
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 駒場には、MR31型、本郷には、MR51型が入っています。発売箇所表記は、駒場が、「(大)東大駒場MR」、本郷が「(大)東大本郷F」になります。

 マルス端末による発券には、一部のトクトクきっぷを除き、制限はないので、大体のものは発券できます。クレジットカードも使えるので、大学で、急に指定券や乗車券が必要になったときには、結構重宝しています。
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 大学学内関係者でなくとも、大学構内には普通に入れますし、なんなら、近所の人が散歩やランチに来ていたりもします。トラベルセンターでも、特に本学関係者であることの提示を求められるわけではないので、誰でも利用できます。

 

2018年3月 1日 (木)

快速「お座敷外房」(ニューなのはな)

 千葉県内を中心に使われていたお座敷電車「ニューなのはな」は、平成28年7月限りで引退しました。「ニュー」とついていることからもわかる通り、初代「なのはな」が存在します。初代「なのはな」は、165系急行電車を改造した車両で、3+3の6両編成を組んでいました。この車両は国鉄初のお座敷電車で、1998年まで活躍していました。この後継車両として、同年、交流区間も走れる485系の「ニューなのはな」が登場しました。485系を名乗ってはいますが、これは走行機器類に同系のものを使っているためで、車体は、新製です。同時期に登場した「宴」「華」「やまなみ」「せせらぎ」とほぼ同じ外観です。
2016_07030680(安房鴨川にて)

 「ニューなのはな」が、他のお座敷車両と異なる点は、お座敷と座席の両方に転換できる設備を持っていることです。お座敷の時は、掘りごたつになり、座席の時は、4人掛けボックスシートになります。ボックスシートの背もたれ部分に、パネル状の畳が貼ってあり、座席の上に倒して、フルフラットにするような構造になっているそうです。
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 千葉県内や中央東線のお座敷列車などで運転され、内房線の「リゾートあわトレイン」として運行していたこともありました。今回の引退記念列車は、新宿発着で、館山、安房鴨川、銚子へ向かう3方面の列車で、それぞれ、お座敷内房、お座敷外房、お座敷水郷として運転されました。これまでは、5月のGWを中心に、これらの列車は運行されていました。団体専用ではなく、一般枠の発売もある臨時列車として運転されましたので、普通列車用グリーン券を買えば、乗車可能でした。
2016_07030634(仁右衛門島に行っていました。。

 私は、安房鴨川発新宿行きの快速「お座敷外房」に乗車しました。安房鴨川駅にはマニアとおぼしき人達が結構いて、乗り込むと一様に車内の写真を撮っていました。私もその一人ですが、、、

お座敷列車は快適です。途中の大原で、ドアを開けての長時間停車がありました。大原を出ると、次は千葉まで停まりませんが、茂原で、ドアを開けず、大分長い間停車していました。
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 満席との案内でしたが、実際にはそんなことはなく、半分強の乗車率でした。鉄道マニアに加えて、一般の親子連れなども乗っていました。日帰りでちょっとお出かけするには丁度よい距離ですし。外房線は、内房線とちがって、海の見える区間はそこまで多くありません。東京へ通勤する人たちのベッドタウンが広がっている、という印象です。勝浦始発、京葉線経由の通勤快速東京行きなどという電車が毎日運転されていたりします。

 千葉に到着してからは、外房線各駅で乗り込んで来た乗客がぽつぽつ降りて行き、それと入れ替わりで、新たに乗り込んで来て、ちょっとだけ乗ってみる、という感じの人が、総武快速線内の駅から乗って来たりもしました。

 安房鴨川を出てから、およそ3時間で東京都心部へ入り、中央線を走ると、終点の新宿です。

 「ニューなのはな」の後継となるお座敷電車は導入されていません。お座敷電車を走らせるのであれば、近隣から借りてくればいいですし。代わりに自転車を積込める「B.B.BASE」という、209系改造の列車が毎週末に、館山、安房鴨川、銚子方面へ走っています。

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