快速「はまゆり」
快速「はまゆり」は、盛岡~釜石間を、東北本線、釜石線経由で結んでいる快速列車です。東日本大震災で、山田線の釜石~宮古間が不通となる前は、朝の盛岡行きが1本、宮古始発で運転されていました。(盛岡にて)
この列車は、もともと急行「陸中」として運転されていたものを、平成14(2002)年に快速化して誕生しました。急行「陸中」には、平成2(1990)年から、キハ110系が投入されており、これが同系列最初の列車となりました。車内は、一般型とはいうものの、2&2列のリクライニングシートが並んでおり、急行列車にふさわしいものとなっていました。快速化されてからもリクライニングシートのキハ110系はそのまま使われており、1両が指定席となっています。(車内)
岩手県内部の盛岡市と、三陸海岸の都市を連絡する役割を担っており、用務客等が結構乗っています。釜石線は、新花巻で東北新幹線とも接続していますので、観光客の姿も見られます。そういった人たちのための指定席なのだと思います。
私がこの列車に乗ったのは、もう8年ほど前のことです。東日本大震災の前で、三陸海岸の綺麗な海に見とれていました。とは言うものの、この列車はそこまでのアプローチに使ったのですが。盛岡発車時点では、座席が進行方向と逆向きにセットされていました。花巻で進行方向が変わるためです。指定席の乗客は案外少なく、閑散としていました。三連休中ではあったのですが。(陸中大橋Ωカーブ)
今は、この釜石線に観光列車の「SL銀河」が走っていますが、当時はそんな列車もなく、ひたすら山間部を三陸海岸へ向って走って行ったような気がします。途中の仙人峠(上有住~陸中大橋間)には、有名なオメガカーブがあり、鉄橋を渡っているときに、これから走る線路が、谷のはるか下に見えたのを覚えています。(釜石駅)
釜石に到着してからは、三陸鉄道のレトロ車両に乗り換えて、盛、気仙沼方面へ向かいました。
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