「ちばかいじ」
(甲府にて)
特急「ちばかいじ」は、千葉~甲府を結ぶ臨時の特急列車です。昨年6月から、6月9月3月等の多客期を中心に運転されています。千葉直通の中央線特急は、これまでも、「あずさ」が1往復あり、「千葉あずさ」などと呼ばれていたりしますが、この列車は千葉発が0638、着が2050と、朝は早く、夜は遅くなっています。「ちばかいじ」のダイヤは今年の9月現在、以下のようになっています。なお、ダイヤは運転時期によって変動しています。
千葉0740発→甲府1021着
甲府1601発→千葉1840着
「千葉あずさ」に比べて行楽に丁度良い時間設定になっています。中央線内の停車駅は、通常の「かいじ」停車駅に勝沼ぶどう郷が加わっています。
車両としては、幕張車両センターのE257系5両編成です。房総方面特急列車の相次ぐ削減により、車両運用に余裕の出来た同センターのE257系は、快速「山梨富士」等、中央線方面の臨時列車にも度々起用されています。定期の「あずさ」「かいじ」と内装が同じということもあると思います。(「特急」表示)
この列車は全車指定席で、自由席の設定はありません。1両くらいは自由席があってもいいような気がしますが、土休日の臨時運転とはいえ、総武線内、また、中央線の新宿~八王子間の通勤客が短区間の自由席利用をする可能性が高く、行楽客が座れない、という事態になることを避けたのだと思います。
甲府発の上り列車に乗りましたが、臨時運転とはいえ、千葉直通ということもあり、結構定着しつつあるようで、一般利用客も多く、そこそこの乗車率でした。大月に着き、どっと乗って来ましたが、新宿までの外国人旅行者が多く、どうも彼等はこの列車の指定券を持っているわけではなく、自由席と勘違いをしているようでした。無理もないことですが、、、検札が来なかったので、そのまま新宿まで行ったようです。
週末の日帰り行楽地として便利な山梨県内に千葉方面から直通するこの列車は、今後も一定のペースで運転されるように思います。
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