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2016年6月の2件の記事

2016年6月28日 (火)

南阿蘇鉄道復興支援切符

 平成28年4月16日に発生した「平成28年熊本地震」では益城町、阿蘇地方を中心に甚大な被害がありましたが、その阿蘇地方、立野~高森間17.7kmの路線を有する南阿蘇鉄道は、特に立野~長陽間の橋梁やトンネルの損傷が激しく、全線復旧には30~50億円程度必要とされています。平成27年度の売上高は1億2000万円で、345万円の赤字を出しているこの鉄道が、自力で再生するのはほぼ不可能です。現在は全線運休中ですが、比較的被害の少なかった中松~高森間7.1kmについては部分的な運転再開が検討されています。

 5年前の東日本大震災で同じく被災した第三セクターの三陸鉄道に対しては、鉄道軌道整備法に基く災害復旧補助制度の改定がなされ、自治体が当該鉄道会社の線路等の施設を復旧後保有した場合、復旧費用全額に対する国と自治体の補助割合が2分の1ずつになり、当該鉄道会社の負担は一切無くなる、という制度が活用されました。しかも自治体負担分については、東日本大震災復興特別交付税が交付されたため、実質上、全額国費で復旧がなされました。

 南阿蘇鉄道についても同様の仕組みが取られれば復旧させることが可能になりますが、この点について、国土交通省は前向きに検討を進めているとのこと(6月26日西日本新聞ネット版)ですが、このような特例措置に対して財務省が「過去の震災やそれ以外の支援とのバランスが必要」と難色を示しているそうです。

 

 このような状況にある南阿蘇鉄道を支援するため、同鉄道は肥後銀行高森支店を窓口に義援金の受付をしていますが、それ以外にも、全国のローカル鉄道が支援に乗り出しました。第三セクター5社が共同で発売した「希望の光 復興祈念切符」や、銚子電鉄が発売した「南阿蘇鉄道復興支援切符」は、発売金額の内、一定額を南阿蘇鉄道に寄付するというものです。前者は発売額1000円の内700円を、後者は1000円に対して500円が寄付されます。

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 銚子電鉄の「南阿蘇鉄道復興支援切符」は、6月21日6時00分から、同社の仲ノ町駅及び、同社本社乗車券係における通信販売によって1000枚限定で発売されました。私は23日に郵便局から現金書留を送り、通信販売を利用しました。1000円に送料120円が掛かります。
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1_2(硬券3枚セット)
 2、3日で送られて来ました。内容は、高森、及び立野駅の入場券と、本銚子→銚子の乗車券で、いずれも硬券です。台紙についていました。発売枚数1000枚のところ、券番が995だったので恐らくギリギリの所だったのだと思います。

 国の支援で南阿蘇鉄道が全線復旧することを祈るほかありません、、、

2016年6月22日 (水)

急行「東海道トレイン家康」

ご無沙汰しておりました。就職関連で忙しかったもので、、、ぼちぼち再開していこうかと思います。。。


 急行「東海道トレイン家康」は、昨年の12月26日に静岡→岡崎間で片道のみ運転された臨時急行列車です。1616年が徳川家康の没年にあたることから、「徳川家康公顕彰四百年祭」が家康ゆかりの地である静岡、浜松、岡崎等で開催されており、その一環として運転された列車です。

Dscf5106
(静岡にて。ゆるキャラ、茶っきり娘、甲冑隊と。)
 列車は373系6両編成で、途中の停車駅は浜松のみ。静岡は徳川家康が1590年の小田原征伐で関八州に移封されるまで居城としていた駿府城のある地、浜松は駿府城を拠点とするまでの居城、岡崎は家康生誕の地です。
Dscf5091

6両編成の内、2両は一般発売枠、3両はJR東海の旅行商品枠、残りの1両は一般客立入禁止のVIP専用車両でした。この専用車両には6号車が割り当てられており、静岡市長、浜松市長等が乗車していたための措置で、5号車と6号車の貫通路には静岡県警の警察官が配置されており、一般人の立ち入りを制限していました。私が知っている限りで、こういう措置を取っていた列車は未だかつて見たことがありません。

Dscf5104(家康公顕彰四百年祭)
 
各車両のコンパートメントは発売されておらず、静岡市、浜松市の物産店、列車グッズの販売拠点として利用されていました。
 
この列車の指定券を取るために私は近くの拠点駅に9時45分頃から並んで10時打ちをしてもらいましたが、通路側しか取れませんでした。聞くところによると、発売開始後10秒程度で瞬殺されたそうです。
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静岡駅では、静岡の「茶っきり娘」「甲冑隊」、ゆるキャラの「竹千代くん」「今川さん」の見送りがありました。発車してしばらくすると、車掌の放送に続いて、静岡市長による挨拶がありました。(私は全く聞いていませんでしたが…)当日は快晴で、東海道線を制限速度一杯で走っており、臨時列車にありがちな徐行運転等はありませんでした。東海道本線というキャパシティの大きい大幹線であったが故のことかもしれませんが。運転停車も無く、浜松に到着すると、ゆるキャラの「出世大名家康くん」が車内に乗り込んできました。
Dscf5108

浜松を出ると、浜名湖湖畔を走ります。丁度その頃、浜松市長による挨拶がありました。そのあとは豊橋で乗務員交代の運転停車をしたぐらいで、またも東海道線を軽快に走って行きました。豊橋を出たあたりで、乗車記念品として、JR東海特製の「373系カレンダー」が一人一冊配布されました。CDカバーサイズのもので、373系の臨時列車の写真が収められているものでした。その他車内配布物として、紙袋一杯の観光冊子、静岡名産の茶飴等がありました。この中には「定価400円」と書かれた観光ガイドブックも含まれていました。また、座席の枕カバーは紙製のこの列車限定仕様で、「どうぞ記念にお持ち帰りください」ということだったので、剥がして持って帰りました。一部の座席はJR東海の添乗社員用だったので、そこのものを剥がして2枚持って帰る強者もいましたが…

Dscf5118(岡崎にて。家康くんと。)
 岡崎に到着した後は駅前で何かしらのイベントを行なっていたようですが、すごい人なのがホームからも見て取れたので、めんどくさくなって駅から出ることなく、後続の快速電車で名古屋方面に向かいました。岡崎城址でもイベントがあったようです。
 この列車の運転を最後に「徳川家康公顕彰四百年祭」に関連した臨時列車の運転は終了しました。

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