特急「スーパーカムイ」
(789系 旭川にて)
特急「スーパーカムイ」は、札幌~旭川間を函館本線経由で結ぶ特急列車です。元々は北海道初の電車特急「ライラック」という名称でしたが、その後、785系の登場により、一部が「スーパーホワイトアロー」となり、2007(平成19)年10月1日から両列車が統合され、「スーパーカムイ」となりました。1986(昭和61)年まで急行「かむい」という列車が同区間で運転されていました。電車化された後の「かむい」は札幌~旭川間を1時間36分という俊足で結び、その表定速度は国鉄急行列車最速で、当時の特急と比べても遜色無いものでした。
現在の「スーパーカムイ」は、早朝の列車を除き、最高時速120km/hで、同区間を1時間25分で走ります。以前は130km/hで走っていましたが、近年のJR北海道の安全輸送体制強化策で減速させられています。それでも、殆どの区間が直線の函館本線のため、所要時間は左程変っていません。札幌発は毎時00、30分と決められ、北海道第一と第二の都市間輸送に従事し、用務客から札幌へ出掛ける人達までが大勢利用し、ほぼ満席状態でいつも走っています。
一部の列車は札幌から先、進行方向を変えて、千歳線方面新千歳空港まで快速「エアポート」として乗入れていましたが、来年3月のダイヤ改正で直通運転を取りやめ、全列車が札幌~旭川間の運転となります。
列車は5両編成で、4号車が指定席「uシート」である他は全車自由席です。車両は785系と789系1000番台が共通運用されています。(785系 旭川にて)
私は、札幌~旭川間の移動でよく使います。この区間は普通列車の本数が少ない上に、時間がかなり掛かるので、大体いつもこの列車に乗ります。旭川~深川という短距離でも何回か利用しました。短距離利用者も結構います。深川から留萌線に乗り換えたり、そのまま降りたり、と様々ですが。指定席は床がカーペット敷きで、グリーン車並みの設備です。いつ乗ってもほぼ満席です、、、客層は、サラリーマンが圧倒的に多いです。
来年のダイヤ改正で、北海道内は減便に次ぐ減便が断行されるようですが、この列車は、現在1時間29分運転の列車を1時間25分運転にしたり、札幌と旭川の発車時刻を00、30分に揃える等、充実させることが発表されています。
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