50本目 出札補充券(大津→立川)
この記事で50本目になるようです。このブログを始めた当初は閲覧者数が「1」、つまり、私だけという状況でしたが、今では毎日20名前後の方にご覧頂いているようで、毎日見て下さる方がいるというのは私にとっても非常な励みになります。更新が不定期で、時には1週間どころか3週間近くも間が空くこともありましたが、継続的にチェックしてくださる方々には本当に感謝致しております。ありがとうございます。きっぷに関する知識も左程ありませんので、記事の中には間違いも多くあるかと思います。そういうものを見付けた場合、あるいはちょっと気になることがある場合などは、どうぞコメント欄をご利用ください。現時点では私が承認してからの公開となっておりますが、そこはスパム等の不正不当な利用をなるべく防ぐという趣旨からご理解下さいますようお願い申し上げます。これからもお付き合い下されば幸いです。
【出札補充券】
さて、50本目の記事は出札補充券に関するものです。マルス端末では16経路まで入力出来ますが、それ以上になるとエラーが出て機械発券が出来ず、出札補充券による対応となります。基本的にマルスのある駅ではどこでも発券してもらえますが、余程トリッキーな経路で大都市圏を動く(新幹線を組み込むなどして大回りとならないようにした上で)とかいったことをしない限り、金額もそこそこ掛かります。普通に乗るだけであれば生涯お世話にならないかも知れません。というかお世話にならないのが普通だと思います。たまにネット上ではトリッキーなことをしている人を見掛けますが。善し悪しは別として。
私はこれまで一回だけお世話になりました。昨年の秋に北海道へ行ったとき、往路は上野発の「カシオペア」、復路は大阪行きの「トワイライトエクスプレス」に乗りました。それまで帰省しており、東京での生活の拠点が中央線沿線にあるため、「カシオペア」に乗る前に、一度下宿先に行って2、3日過ごした後、北海道へ渡り、大阪に着いた後は実家に行って、また2、3日過ごし、また東京へ行くという無茶苦茶な計画を立てました。それで、これらを全て満たすように、なおかつ出来るだけ一筆書きにして運賃の長距離逓減率を活用してやろうと、頭をひねりました。結果がこのきっぷです。経路は書ききれなかったらしく、「業務連絡書」に記載してあります。
大津発立川行きの乗車券で、経路は東海道、太多、中央西、中央東、山手、赤羽線、東北、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道、奥羽、羽越、信越、北陸、湖西、東海道、大阪環状(京橋経由)、関西、東海道、南武です。
こうすることで、大阪→東京の往来に東海道線を2回使って乗車券を分割するより一万円弱安くなりました。お蔭で、大阪→東京の移動に2回とも丸一日掛かりましたが。実際は、2回目の東海道の所を、名古屋から新幹線、新横浜、横浜線、東神奈川、東海道線と乗りました。本来なら経路変更が必要なのかもしれませんが、新横浜の乗換改札でこれを見せた時、駅員氏は「東海道」の所を指差して確認したうえで、「このままどうぞ」と言ったので、経路変更はしませんでした。取り扱いが正しかったのかはよくわかりませんが。
「トワイライトエクスプレス」の車掌氏に見せると、「ホゥ、、、こんなの初めて見ました」と言われ、関西線の名古屋行き車内では、新人の研修中車掌氏がこれを見て、「ありがとうございます」とだけ言って判子を捺し、その後ろからベテランの指導車掌氏が何だこれ、みたいな顔をして覗き込んでいたり、中央快速線の某駅で途中下車しようとしたら、またコイツ、変なきっぷ持ってやがる、というような顔をされたり、と色々面白いきっぷでした。
最後に立川の改札で、「無効印下さい」と言うと、若い女性駅員氏はスタンプを右手に持ったまま「どこに捺しますか」と聴いて、ここに、と言うとポンと捺して「ハイ、どうぞ」。手書きのきっぷは回収します、とも何とも言いませんでした。
こんなきっぷを使う機会がまたあるかどうかはわかりませんが、いろいろ思い出深いきっぷではありました。
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