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2015年10月 1日 (木)

「伊予灘ものがたり」

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 「伊予灘ものがたり」は、平成26年7月26日から予讃線の松山~伊予大洲・八幡浜間を結ぶ観光列車として運転されています。車両はキロ47形2両編成で、全車グリーン車指定席です。この2両は多度津工場で一旦廃車になっていた車両を改造して車籍復帰の上、グリーン車化したものらしいです。予讃線は伊予市から伊予大洲まで新線内子線経由で内陸を走るルートと旧来からの海岸線回り(通称:長浜線)と2つに分かれていますが、この列車は景色の良い長浜線を走ります。1日2往復で、各列車には号数ではなく、「伊予灘『ものがたり』」の列車名に相応しい、「~編」という名称がついており、ダイヤは以下の様になっています。

 大洲編  松山826→伊予大洲1031

 双海編  伊予大洲1051→松山1312

 八幡浜編 松山1328→八幡浜1552

 道後編  八幡浜1606→松山1806

 「伊予灘ものがたり」では、沿線の食材を使用した食事を味わうことが出来ます。大洲編では、軽い朝食、双海編では和食の懐石料理、八幡浜編では洋食のランチ、道後編ではアフタヌーンティー。このうち道後編のアフタヌーンティーは、運行当初設定されておらず、車内で別途単品注文することで何かしらのスイーツ等を食べられましたが、現在は20食限定で設定されました。値段は、大洲編が2500円、双海編、八幡浜編が4500円、道後編が3000円です。この「食事予約券」はJR四国、JR九州、JR西日本、JR東日本のみどりの窓口、或は管内の旅行会社で発売しています。いずれも乗車日の1ヶ月前10時の発売開始で、「伊予灘ものがたり」のグリーン券と同時購入または呈示が必要となります。
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 私は今年の3月に瀬戸内海を周遊していた時に乗りました。乗車日が3月14日のダイヤ改正日当日だったため、1ヶ月前の2月14日に最寄りの駅へ行きましたが、事前受付の人(たぶん北陸新幹線)が何人かいて、それを叩いてからになりますが、と言われ、まだ前に一人並んでいた(定期の更新)ため、10時丁度に打ってもらうというわけには行きませんでした。そんなに混んでないだろう、と勝手に思い込んでいたため、のんびり申込用紙を差し出し、「海側の席があれば」なんて暢気なことを行っていると、窓口氏は列車名検索をかけて、ちょこっと眺めた後、猛烈な勢いで叩き始めました。何してるかと思えば、「残り1席しかなかったんで、取敢えず押えたんですが、1席しかなかったんで、どこの席が出て来るかは出してみないとわかりません」と。結構人気らしい。それで、結局出て来たのは海側席であった。「あ、海側取れたみたいです」窓口氏はそう言った。グリーン券の列車名は「伊予灘双海編」、そのあとのフロア指定()欄には「海側席」とあった。
 それで1ヶ月後の3月14日の朝、私は宇和島にいた。そこから普通列車で伊予大洲へ向かう。30分程の待合せで松山行きの「伊予灘ものがたり 双海編」に乗る。1号車は「茜の章」、2号車は「黄金の章」と名付けられている。旅行社のツアーが組まれていたようで、添乗員に連れられた年配グループがいた。1号車はシックな雰囲気で、2号車は明るめ。

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 伊予大洲を出発すると、「食事予約券」の回収があった。勿論全員持っていたが。私の席は海方向の窓向きに固定されている。程無くアテンダントの方がお食事を運んで来た。2段重の懐石御膳である。箸を付ける頃には、列車は長浜線の佳境を走る。今日の瀬戸内海は薄い雲が懸かり、幻想的であった。食事も美味しく戴くと、食後の珈琲を飲んで、あとは何も無い。
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 青春18きっぷのポスターにもなった下灘や、伊予長浜等で小休止。伊予長浜では地元産の物品販売もあった。そうこうしていると、瀬戸内海と離れ、伊予市に停まり、まもなく終点の松山であった。2時間少しの旅であったが、値段的にも他のランチ列車と比べればお手頃で景色も抜群に良かった。また乗りたいと思う観光列車であった。

 なお、四国内各地からは「伊予灘ものがたりきっぷ」が発売されています。松山までの往復の特急列車と「伊予灘ものがたり」の乗車がセットになっています。

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