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2015年9月 3日 (木)

指定席券売機のIC決済乗車券

Ic

 JR東日本の指定席券売機では平成27年3月14日以降、ICカードのSF残高による決済が出来るようになりました。通常の乗車券や特急券、指定席券は無論のこと、トクトクきっぷも買えるようです。但し、SF残高が不足している場合でも、現金やクレジットカードとの併用は出来ず、あくまでも全額をSF残高で決済する場合にのみ利用可能です。ICカードには2万円までしかチャージ出来ませんので、それ以上の金額になる場合は必然的に現金、クレジットカードを使うことになりそうです。

 JR東日本管内完結の区間で、かつICカードの利用可能エリア内であれば、殆どの区間でIC運賃の方が安価ですので、こんな機能をわざわざ使う必要はありません。しかし、利用可能エリア外へ跨って利用するとき、例えば東海道線の沼津、三島等、JR東海区間へ乗り越すときであれば威力を発揮します。当該区間へICカードで乗入れた場合、着駅の窓口で発駅からの運賃を全額現金で支払った上で清算済証をもらうことになりますが、現金のみの支払いになり、手持ちが少なかったりして困り果てる人も多くいるようです。このような場合に予め指定席券売機で乗車券を買っておけばSF残高も使え、そのまま難なく改札を出られます。IC区間外への乗り越しになりますので,IC運賃も元々適用にならず、損もせずに済みます。ただ、IC区間外(特に東海道線の函南以西)への乗り越しがICカードでは出来ないことを知らない人も多く、実際精算する人数が減るかどうかは不明ですが。

 ちなみにJR東日本の指定席券売機では、購入駅以外を発駅とする乗車券も買えます。ただし、購入駅からちょっと離れた駅からの初乗り、などはキセル乗車防止のため買えません。JR他社は購入駅からの乗車券しか買えません。

 私はちょっとやってみたかったので、東京駅の大丸で買い物をした帰りにIC決済の乗車券を買ってみました。左上に大きく「IC」と書かれています。現金と同じ扱いになるのでそれ以外の表示はありません。御茶ノ水からは定期を使ってそのまま中央線に乗り続け、吉祥寺で降りました。Suica定期なので予めチャージしておけばIC運賃の適用があり、安く上がったのですが、、、

 購入した時のICカードはSuica、クレジット機能付きのアトレカードでした。クレジット機能付きのICカードを挿入すると、「クレジットカードとして利用する」「Suicaカードとして利用する」の選択画面が出てきます。チャージ等は出来ませんが、ここで「Suica…」を押すとIC決済になりました。

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