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2015年9月の6件の記事

2015年9月26日 (土)

城端→九頭竜湖

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 城端線の城端から「北陸本線」経由越美北線九頭竜湖までの連続乗車券です。2枚目は九頭竜湖→神戸市内でした。昨年2月に使用したものなので、北陸本線はまだ全線JR西日本の管轄で、高岡~金沢間も475系6両編成の普通列車で移動しました。
 現在はIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道に経営移管されていますので、経由表記が変ります。それでも、高岡~金沢間を直通する場合は、JR6社全駅との通過連絡運輸が設定されていますので、何の問題も無く同区間の乗車券が買えます。但し発売箇所には制限があるようです。
 バスで白川郷観光をしたあと城端駅に戻って来て、高岡で北陸本線で乗換えました。通勤時間帯にあたっていたので、金沢行きの475系6両編成で輸送力は丁度よかったように思います。急行型のボックスシートを1つ占領することが出来ましたが、北陸本線と言えば、475系の普通列車が当り前だった気がします。それが私の受験生活中に何時の間にか521系に代っていました。
2014_021827_0211(高岡にて)
 金沢で1泊したあと521系の福井行き、キハ120形の九頭竜湖行きに乗り、山間の九頭竜湖へ行きました。何にも無い所でしたが、のどかな山村でのんびり出来ました。九頭竜湖駅は簡易委託駅で、降りる時に運転士に「きっぷ、持って帰ってもいいですか」と訊くと、「もう使わないでくださいね」と言われました。不正使用する人がいるのでしょうか?そう言えば、昔は無効印捺すだけだったのに最近はパンチで穴を開けられます。そこまでして鉄道趣味を追及する人の気が知れませんが、、、不正乗車する鉄道マニアはちょっと(だいぶん)考え物です…

2015年9月19日 (土)

学割一葉券

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 岡山→新神戸の新幹線特急券、乗車券の一葉券です。それ自体は別に珍しくもなんとも無いのですが、この券は乗車券部分が「学割」設定になっています。大抵の場合、学割乗車券にすると、特急券指定券と乗車券は別の券になるのですが、これは何故か一葉券です。一葉券はマルスに登録することで発券出来ます。つまり、駅によって発券できる一葉券の種類は異なることになります。函館で、快速「SL函館大沼号」の指定券と乗車券が一緒になっているのを見たことがあります。このような臨時列車の一葉券は極めて珍しいです。しかし、需要の多い区間、列車等では2枚にしていると発券に時間が掛かるため、予めマルスに登録しておき、1枚で出せるようにしてあります。

 この一葉券も恐らく学割乗車券と新幹線自由席特急券の需要があるため、駅でマルスに登録してあったのだと思われます。しかし、このきっぷは岡山からになっていますが、買ったのは山陰本線の出雲市駅です。学割にするのであれば出雲市からにしませんか。どうして岡山→新神戸のような区間が一葉券登録してあったのかはよくわかりません。

 私はこのあと、木次線芸備線経由で広島に出て、広島郊外在住の友人と会って、そのまま山陽本線で岡山へ向い、新幹線に乗り換えて実家に帰りました。青春18きっぷを使用していたため、新幹線乗車用の乗車券が必要だったのでした。

2015年9月12日 (土)

快速「みすゞ潮彩」

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 快速「みすゞ潮彩」は新下関~仙崎間を運行する観光列車です。キハ47形の2両編成で、内1両が指定席となっています。指定席車両は大幅な改造が施され、座席は全て海を向いた2人掛けで、一部ボックスシートがあります。自由席車両は塗装変更だけで、車内は従来とほぼ同様です。主に土曜休日の運転で、平日には下関~仙崎間で定期普通列車が運転されています。運行開始は平成19年7月1日で、当初は、下関~仙崎間、下関~滝部間を毎日各1往復しており、午前の仙崎行きと午後の滝部始発は土曜休日に限り新下関まで延長運転され、新幹線からの乗り継ぎ客の利便性を確保していました。土曜休日には仙崎発着列車は快速として小駅は通過していました。車両が1編成しかないため検査時などは一般気動車が代走し、その際は全車自由席となります。
2013_0319220129(青海島)

 平成25年3月16日からは平日の運転並びに滝部発着列車の運転が取りやめとなり、土曜休日のみ新下関~仙崎間を往復する臨時列車となりました。新下関行きは仙崎の発車時刻が早いため、がらがらのことが多いです。
2013_0319220159(仙崎にて)

2013_0319220165(指定席車両車内)

 私は8年前に一度自由席車両に乗ったきり、山陰本線西部方面とは絶縁状態でしたが、大学入試が終った2年前の3月に広島から三江線経由で益田泊。翌日、青海島観光をしたあと、仙崎からこの列車に乗って下関へ向いました。指定席車両はがらがらで、他に5、6人いただけでした。景色の良い所では徐行停車のサービスもあり、春先の日本海をじっくり眺めることが出来ました。
2013_0319220172(紙芝居)

客室乗務員の方が、少ない乗客を相手に紙芝居を上演してくれたり、景色の解説をしてくれたり、また、乗客が少ないこともあってか、一人一人と話してくれたり、とサービスというか、マニュアルには無い乗客の「おもてなし」をしてくれました。「おもてなし」という言葉に表される最近の接客の仕方は個人的に、作為的なものを感じてしまい、嫌いなのですが、この言葉本来の持つ、温かい人情とも言うべきものを感じさせられました。本来の「おもてなし」とはこういうものをいうのだと思った次第です。

大学受験のため長らく長距離旅行とはご無沙汰しており、また4月から実家を遠く離れ、東京で生活することもあり、感慨深い旅でした。下関に着いた後は、関門海峡の人道トンネルを通り、門司港を散策し、また本州に戻って、次の日は雨のしまなみ海道を四国へ渡り、そうして西四国を数年振りに回って帰宅しました。

2015年9月 6日 (日)

快速「くびき野」

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 快速「くびき野」は、今年3月の北陸新幹線開業まで、信越本線の新井~新潟間で1日3往復運転されていた快速列車です。車両は新潟車両センターの485系6両編成で、その内1号車の半室がグリーン車指定席、1号車の残りと2号車が指定席、それ以外は自由席となっていました。新幹線開業後は115系使用の無名快速列車に置き換わっている他、ほぼ同区間の新井・上越妙高~新潟間に特急「しらゆき」が5往復運転されています。こちらは特急「北越」の代替感が強いですが。

 私は廃止前の3月1日に乗りました。別に新幹線開業で大きく変わる区間、路線に乗ろうと思って上越地方へ出掛けたわけでは無いのですが、結果的にはそうなっていました。当初は快速「越乃Shu*kura」に乗ろうと思っていたのですが、生憎冬期運休中でした。それで、北越急行の「ゆめぞら」に乗ってみようと思って、雪の十日町を散策しようか、ということで当日8時過ぎに多摩地方の中央快速線の駅から大宮へ向い、上越新幹線に乗ったのでした。

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 それで、「ゆめぞら」で雨の直江津に降り立ち、それから宿泊地の長岡へ行くために快速「くびき野5号」に乗りました。大きなカメラを持った人達がうろうろしていて、指定席に一般客はほぼ皆無でした。上越地方と県都新潟の往来にこの列車はよく利用されているようですが、その様子はちょっとわかりかねました。3月に入ったばかりで車窓は既に真っ暗。青海川付近で日本海が見える筈なのですが、防風柵の切れ目からちらっと暗い波濤がみえるくらいで、柵が切れる度に窓側の連れが「あ、海見えた」と教えてくれるのですが、私が目をやると柵しか見えず仕舞いでした。

 いつもは一人で出掛けるのですが、この時はもう一人連れがいました。その子の実家が小千谷で、帰省する序だから、と一日廻っていたのでした。長岡の駅で上越線に乗る、らしいので改札口で別れました。その次の日、私も北陸経由で実家へ帰りました。一人も良いんですが、気の合った人なら一緒に行くのも良いかな、と思った次第です。


2015年9月 3日 (木)

指定席券売機のIC決済乗車券

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 JR東日本の指定席券売機では平成27年3月14日以降、ICカードのSF残高による決済が出来るようになりました。通常の乗車券や特急券、指定席券は無論のこと、トクトクきっぷも買えるようです。但し、SF残高が不足している場合でも、現金やクレジットカードとの併用は出来ず、あくまでも全額をSF残高で決済する場合にのみ利用可能です。ICカードには2万円までしかチャージ出来ませんので、それ以上の金額になる場合は必然的に現金、クレジットカードを使うことになりそうです。

 JR東日本管内完結の区間で、かつICカードの利用可能エリア内であれば、殆どの区間でIC運賃の方が安価ですので、こんな機能をわざわざ使う必要はありません。しかし、利用可能エリア外へ跨って利用するとき、例えば東海道線の沼津、三島等、JR東海区間へ乗り越すときであれば威力を発揮します。当該区間へICカードで乗入れた場合、着駅の窓口で発駅からの運賃を全額現金で支払った上で清算済証をもらうことになりますが、現金のみの支払いになり、手持ちが少なかったりして困り果てる人も多くいるようです。このような場合に予め指定席券売機で乗車券を買っておけばSF残高も使え、そのまま難なく改札を出られます。IC区間外への乗り越しになりますので,IC運賃も元々適用にならず、損もせずに済みます。ただ、IC区間外(特に東海道線の函南以西)への乗り越しがICカードでは出来ないことを知らない人も多く、実際精算する人数が減るかどうかは不明ですが。

 ちなみにJR東日本の指定席券売機では、購入駅以外を発駅とする乗車券も買えます。ただし、購入駅からちょっと離れた駅からの初乗り、などはキセル乗車防止のため買えません。JR他社は購入駅からの乗車券しか買えません。

 私はちょっとやってみたかったので、東京駅の大丸で買い物をした帰りにIC決済の乗車券を買ってみました。左上に大きく「IC」と書かれています。現金と同じ扱いになるのでそれ以外の表示はありません。御茶ノ水からは定期を使ってそのまま中央線に乗り続け、吉祥寺で降りました。Suica定期なので予めチャージしておけばIC運賃の適用があり、安く上がったのですが、、、

 購入した時のICカードはSuica、クレジット機能付きのアトレカードでした。クレジット機能付きのICカードを挿入すると、「クレジットカードとして利用する」「Suicaカードとして利用する」の選択画面が出てきます。チャージ等は出来ませんが、ここで「Suica…」を押すとIC決済になりました。

2015年9月 2日 (水)

快速「鎌倉紅葉号」

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 快速「鎌倉紅葉号」は、毎年11月末に一日限りの単発で運転される臨時列車です。青梅線の青梅を朝9時頃出発し、立川から南武線に入り、府中本町から武蔵野貨物線経由で鎌倉まで走ります。189系6両編成の内、4両程度が青梅線沿線発着のびゅう旅行商品専用の設定で残りの2両程度とパックの売れ残り席が一般発売用の指定席となっています。同様の列車は6月中旬にも運転されており、こちらは快速「鎌倉あじさい号」と命名されています。

 私は2年前の列車に乗りました。1週間前に指定席券売機で空席状況を見てみると、窓側は既に満席で通路側が数席残っているだけでした。取敢えず通路側を押えておいて、当日は国立でちょっと用事を済ませた後、立川に向いました。ここのみどりの窓口で聞いてみると窓側の空席があったのでそれに変更してもらいました。
2013_1130_0003(立川駅南武線の発車表示)

2013_1130_0004(立川にて)
 列車は南武線ホームの7番線からの発車でした。車両は長野総合車両センターの189系国鉄色6両編成で立川からの乗客も多く見受けられました。立川から鎌倉へ行くとなると、一旦八王子に出てそこから横浜線で横浜、横須賀線経由となり、乗換えが多く結構面倒ですがこの列車なら直通です。立川発車後すぐに車掌が検札に来ましたが、その際、私にだけ「指定券をお願いします」と言ったのでそれ以外の客はびゅうパックの申込者だと思われます。パック売れ残りの放出分を購入したようでした。

 列車は府中本町から武蔵野貨物線に入ります。この路線はJR東日本が第一種鉄道事業者ですが、実態は貨物専用線で、東海道本線方面からの貨物列車ばかりが走っています。全線が多摩丘陵の下をくぐるトンネルで、地上区間は梶ヶ谷貨物ターミナル付近の少しだけです。一般客は「南武線じゃないのか。この列車一体どこ走ってんだ。こんなとこに地下鉄なんか無いだろ」と言っていました。新鶴見信号場で運転停車した後、東海道貨物線(横須賀線)に入って、横浜にも停車した後、鎌倉へ向いました。
2013_1130_0057(鎌倉大仏)

2013_1130_0058(楓の紅葉)
 鎌倉に来たのは初めてでした。鶴岡八幡宮や鎌倉大仏を見に行きましたが、何しろ物凄い人の数でした。江ノ電にも乗りましたが、4両編成は満員後免で中央線の朝ラッシュ並みに混雑していました。紅葉はまだまだで、楓が所々でほんのり色付いていたくらいでした。毎年11月末の運転ですが、紅葉を見に行くのであればもう2週間くらい遅い方がいいような気もします。

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