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2015年5月 3日 (日)

快速「碓氷」

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 快速「碓氷」は例年4月と11月の土曜日に1日限り運転される臨時快速列車です。正式名称は快速「快速碓氷」となります。なぜ列車名に種別が入っているのかはよくわかりませんが。この列車はJR東日本主催のハイキング(横川駅発着)に合せて運転されるようで、そのハイキングに参加するための「びゅうプラザ」旅行商品にはこの列車の往復利用が入っています。その他碓氷峠鉄道文化むらへの行楽客輸送も担っています。高崎支社企画の臨時列車は大宮発着となるものが多い中、この列車は上野駅地上ホームから出発します。平成25年度までは大宮総合車両センターの183系6両編成での運転でしたが、大宮から波動輸送用の183系が無くなった今は同じく波動用の185系6両編成(湘南色)で運転されています。
 前4両が指定席、後2両が自由席で、指定席は6~7割程度の乗車率でした。上野発車時点では左程乗っていませんでしたが、高崎線内もちょこちょこ停まるので、その度にちょっとずつ乗って来ました。信越本線は高崎~横川、篠ノ井~長野、直江津~新潟と細分化され、「本線」としての風格はもう見る影もありませんが、高崎からの信越本線は複線で保守もしっかりなされており、往年の本線格がまだ残っている様でした。185系は碓氷峠での協調運転が出来なかったため、電動車比率を上げた編成(7両)が単独で臨時の急行「軽井沢」として軽井沢まで乗入れたことがあるくらいのもので、信越本線とは縁の少ない車両ではありますが、横川までの平坦線であれば何の問題も無いのでしょう。
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 横川到着後はすぐに回送表示となりました。広大な横川運転区はすっかり面影をひそめており、横川駅も終端式の駅となり駅舎まで平面移動が出来るようになっていました。それでも軽井沢への線路はアスファルトに埋もれながらも細々と続いており、いつでも復活出来るようになされていました。その線路の先には「碓氷峠鉄道文化むら」があり、奇しくもEF63型の重連が汽笛を鳴らして山を登ろうとしているところでした。このEF63は体験運転も出来るそうです。
駅前にはハイキングの受付があり、リュックを背負った人達が多数集まっていました。私はそんな人達を横目に軽井沢行きのJRバス関東の路線バスに乗り込みました。

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